音大出てピアノ講師、婚活と貧困を語る その2 (975レス)
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593: 08/01(木)00:17 ID:tuGBJ3nd(11/13) AAS
大雨で遊園地に行く予定がなしになったので、県内の有名な幽霊の出るトンネルに行こうという話になった。
そのトンネルは県内の端っこで車で一時間程度の場所に位置する。
この話にのってくれたのはAとBで、トンネルに向かう途中友達のCも拾い計四人で行った。
その日はジメジメと熱く、車のエアコンをガンガンに効かせていた。
車はトンネルの前に着き、そのトンネルを見るとただならぬ雰囲気を醸し出していた。
「異様にヤバい雰囲気出てんな」とサイドウィンドウ開け直に語るA。
「いや、どうせ幽霊なんて出ないでしょ」とB。
「出たら出たで面白いじゃん。あとエアコン逃げるから閉めろ」とC。
僕は「じゃあ…行くよ?」と3人に告げ、アクセルを踏みトンネルへと入って行く。
ついてんのかよく分からない照明の元、サイドウィンドウをAが閉めつつ、車は薄暗いトンネルの中を進んでいった。
そうして走ってたところで
無数の赤い手形がバタバタバタバタバタバタバタバタバタバタバタバタバタバタバタバタ
窓ガラスに張り付く
4人とも声にならない悲鳴をあげ、猛アクセルを踏みこんだ
トンネルを出た後、人けあるコンビニに駆け込め、濡れながら車を離れる僕たち。
「こわいこわいこわいなんやこれwwww…」とA。
「なにこれ、いやいや…だ、誰かがいたずら仕掛けたんでは??」とB。
「え、てかあっぶな窓閉めててよかったんじゃね」とC。
あ、たしかに開けっ放しで走ってたらやばかったかもなと僕。
コンビニの屋根の下で3分ほど話してた僕たちだが、
もっとあのトンネルから離れようという結論になり、赤い手形だらけの車にいそいそと戻る。
あのトンネルマジでやばいやついたんだなーと言葉交わしながらAとCは後部座席に、Bは否定しつつ助手席に乗る、
「早く乗れよ」と一同。
でもパリパリに乾いた窓ガラスの手形を見て僕は車に乗れなかった
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