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ロクな詩を見たことがない (122ﾚｽ)
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74
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co
03/05/07 00:34
ID:eefq4SZH(1)
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74: co [] 03/05/07 00:34 ID:eefq4SZH 爪を眺めていた 終日の事だ 格子障子の手前には 表情を変えない木目込みの夫婦が こちらを眺めている どちらの表情に対して 気持ちのなかで返答をすれば良いのか 迷う間もなく 障子をこじ開ける 太陽の高く微笑むのに ささくれた爪の周りの甘皮を照らし 照らしながら ただ 私もほくそえむ にやり と 苦く 新芽のかほりを やっと 無意識の領域の感覚で掴めるほど落ち着いて あとはただ ふぅ と 気ままに 気を使わず 息を吐くだけです やっとここまで ようやくに 一歩一歩 走らずに随分と急ぎ足 テクテクテク 明日からもまた そんな日々 少しずつ ちょび ずつながらも 進歩できればよいのではないかと 照らしたささくれが 渋く 淡く ひかっておりました co http://mevius.5ch.net/test/read.cgi/poem/1048099437/74
爪を眺めていた 終日の事だ 格子障子の手前には 表情を変えない木目込みの夫婦が こちらを眺めている どちらの表情に対して 気持ちのなかで返答をすれば良いのか 迷う間もなく 障子をこじ開ける 太陽の高く微笑むのに ささくれた爪の周りの甘皮を照らし 照らしながら ただ 私もほくそえむ にやり と 苦く 新芽のかほりを やっと 無意識の領域の感覚で掴めるほど落ち着いて あとはただ ふぅ と 気ままに 気を使わず 息を吐くだけです やっとここまで ようやくに 一歩一歩 走らずに随分と急ぎ足 テクテクテク 明日からもまた そんな日 少しずつ ちょび ずつながらも 進歩できればよいのではないかと 照らしたささくれが 渋く 淡く ひかっておりました
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