月に歌うだけ (109レス)
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49: 白兎 02/06(火)07:57 ID:pBTvF0x5(1) AAS
舞い落ちる雪の花びら
静寂が白闇を包む
ましろいセーターに
ましろいロングスカート
舞い散って雪の花びら
佇む白銀の世界に
ましろいブーツに
ましろいニット帽子
いつか雪の精霊になるため
こんな夜は月を探している
省2
50(1): 02/06(火)14:43 ID:Q6PRZUIK(1/2) AAS
貴方はとてつもなく表現力が豊かですね
どうやってそこまでたどり着いたのですか?
ご気分が乗られたらでいいので、教えてください
後、最近AIも詩を書きだしましたよね
どう思われますか?
51(1): 白兎 02/06(火)15:04 ID:G3x9jaXD(1/2) AAS
>>50
お褒めの言葉を頂き、ありがとうございます。
自然と物語や場景が浮かんでくるもので
私は、それを適切な言葉に置き換えるだけ。
しかしそれには語彙の豊富さや、言葉の配列
バランスが大切になります。ゆえに、読書が
大切な栄養になったり、山登りや神社参拝
などの経験が作風に影響を与えてくれています。
あとは、霊的なもの。記憶を拠り所にしており
前世記憶が詩作する際には大きな役割を担って
省7
52(1): 02/06(火)15:33 ID:Q6PRZUIK(2/2) AAS
>>51
答えてくださりありがとうございます
真似してみます
これからも自分自身であってください
53: 白兎 02/06(火)16:12 ID:G3x9jaXD(2/2) AAS
>>52
お役に立てましたら幸いです。
これからも自分自身…意味深長ですね。
ありがとうございます。
色々辛いことがあったから、励まして
いただいてるみたい。
54(1): 02/06(火)18:21 ID:9v0X00PZ(1/2) AAS
さよなら一貫性のない異端者
地球の水は合わないことでしょう
どこへでも私のいないところ
月の裏側を超えて消え去る人だわ
人の心を弄び悋気で煮える心
地球の水は合わないことでしょう
私を憎んで虐め抜くあたわぬ
反省に月も落胆の鐘鳴らし響かす
心から美しい想いを捧げたけれど
踏みにじられてエゴイズムの餌食
省1
55: 02/06(火)18:23 ID:9v0X00PZ(2/2) AAS
>>54
名前を入れ忘れましたが白兎です。
56: 白兎 02/07(水)15:08 ID:ZWjOid7B(1/2) AAS
身体が衰弱してゆくけれど
日が暮れて茜色が濃紺に変わるとき
一番星が輝き人の心を捉え
愈々わたしの月が昇るころ
凍る空気を全身に浴びる事で苦悶し
痛ましい身体の傷痕から発する痛み
凍る空気に晒されて遠慮なく苛むよ
身体が衰弱してゆくときに
手術の傷痕が存在感を増してゆくの
月が白い輪郭を此方に向け
省6
57: 白兎 02/07(水)15:40 ID:ZWjOid7B(2/2) AAS
海波が凪いでいたら嵐の余韻が必要
轟く雷鳴に稲光が黒波を刹那染める
雲に隠れし三日月のおぼろ私を観る
月と稲妻それに時化
私の恋の歌
月と来迎それに朝凪
私が恋の歌
浜辺に夥しい星の砂が散らばり笑う
天空に本来あるべきものが地にあり
恋という正体不明な魔物の贄になる
省3
58: 白兎 02/09(金)11:25 ID:A089rlWc(1/3) AAS
三日月は貴人の爪跡
白粉ぬるのは本心を強かに隠す為
紅をさすのは花弁に色を与える為
化粧が整えば香を焚いて
私こそが後宮の桃花だと
誇りを誇示し頼りない心に鞭打つ
嫉妬に羨望は称賛の内だと笑えば
痛みは快楽に変わるのか
悔しさは諦めに繋がるか
三日月は貴人の爪跡
省3
59: 白兎 02/09(金)11:49 ID:A089rlWc(2/3) AAS
いつだって誰の手にも届かない処
掴まれても眉間にしわを寄せてね
肩で息をしながら逃げるだけだよ
いつだって私は暗渠に棲む者たち
彼らに腕ごと強く掴まれているの
身体を捩り声にもならない呻きを
心潰れ月に歌えなくなってもいい
ひとりきりになっても流せる涙が
ひとしずく残っていれば瞳は真実
それだけを拾いあげて空を見上げ
省2
60: 白兎 02/09(金)12:14 ID:A089rlWc(3/3) AAS
たすけて
悲しい言葉が胸につかえて
吐き出したくてたまらない
たすけて
大粒の涙が真珠さながらに
連なり浴槽にたまっていく
シャワーを激しく流しても
嗚咽は止まらなくなって
幼子のように泣きながら
冷えた裸の身体を痛み貫き
省5
61: 白兎 02/11(日)08:16 ID:7OAo+rKD(1) AAS
ひんやりとした月の姿に
在りし日のだれかを重ねた
日常は休むことなく進み
記憶は積み重なり溜まる
やんわりとした口調でも
かつて愛した人を語るのは
日常を生きる誰かを害し
記憶を封じるを求められ
私の行き場のない記憶は
浮遊して月に帰ってゆく
省3
62: 白兎 02/12(月)03:06 ID:lkHn+h1m(1) AAS
はじめて森ノ宮に迷い込んだとき
月は朔であったかしら?はだしに
コットンネグリジェ姿のわたしは
ちくちく夜露に濡れた笹の葉から
無邪気な好奇心を持って足を傷付
られていたのよ
真っ暗い森ノ宮で好きな人を探す
この前きたばかりだけど会えたの
だから今夜も会えると思うわ
ホタルブクロの手持ち提灯は綺麗
省15
63: 白兎 02/13(火)22:44 ID:lWHSBMhz(1/2) AAS
蜘蛛の糸するりと伸びて地獄に墜ちた
真夜中の慟哭には甘美な余韻が儚げに
まさかこんな地下にも月があるなんて
濁った大気に負けないように朧に耀く
芥川の吐息が地獄に零れたのだと思う
真夜中の逡巡には胸に忍ばせた懐剣で
断ち切る刹那に生きる羞恥も幻になる
ぬかるんだ沼の上に立っているのだと
泥だらけになりながら両手を暗雲にと
真夜中しかない地獄にいるのだからと
省1
64: 白兎 02/13(火)23:04 ID:lWHSBMhz(2/2) AAS
あるとき、とても気持ちが押さえられなくて
誰かに肯定して貰いたくなって
私に親切にしてくれる作家に、手紙で私の
恋話を書いた。とても好きだけど私はこんな
病気だし、私はこういう状況だから恋愛なんて
できない身の上です。軽蔑されたらもう
お返事はいりません…と書いた。
いつもは2ヶ月後くらいに返事がくるのに
数日のうちに分厚い封筒で、しかもほかの
人が見ないように何重にも封筒が重ねられて
省13
65: 白兎 02/14(水)03:08 ID:Sb+T3Qko(1) AAS
朱い鳥居が怖いからと足早な君に
そこにほら足元にいますのは白狐のコドモ
恐がらないで懼れないで逃げ足に
そこにほら傍らにいますのは黒狐のじいや
朱い鳥居が怖いからと足早な君に
あそこにも木枝にいますのは赤狐の女御様
彷徨わないで隠れても無駄だから
輝くように古よりいますのは金の九尾の狐
楽しくも月夜の煌く御前会議
人間の醜悪さを肴に
省1
66: 白兎 02/14(水)05:17 ID:Vi0a6TUD(1) AAS
どんなに苦しい恋をしていても
この辛くて痛いだけの恋が潰え
なかったことにされてしまって
心が搾り上げられてしまっても
私の恋は浮世に並ぶことのない
尊い蒼光を帯びたる不吉の箒星
届くことのない歌を口ずさむの
幾らでも紡ぐことができるのよ
私の恋は月の光で照らされてる
踏まれても淡い光の中で蘇ると
省8
67: 白兎 02/14(水)22:33 ID:BbKQwdje(1) AAS
私の脇差は飾りではないのよ
ちゃらついた大店お嬢たちの
綺羅がものとは違うのだから
そんな浮ついて見られてはさ
困るというわけなのよ?
生意気な小娘だった頃に生き
怖いものなど何一つなかった
後で思い返せば父上や兄様が
風よけになってくれていたの
馬鹿だね今では笑えるのだが
省35
68: 白兎 02/16(金)18:38 ID:q+0Kpj6G(1) AAS
これはどういうものか?
おっとりと言葉足らずの君上に
これはこういうものと
付き添う年上のお手付きが笑む
子供心に感じた違和感
菊の簪を耳の横から抜き取って
中庭の池に投げ捨てた
慌てる乳母に微笑み惚けてみて
やり過ごす退屈と鬱屈の黄昏時
重たげな髪を垂らして月を眺る
省23
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