[過去ログ] MOTHER3のダスターとクマトラはラブい (892レス)
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457: 2008/03/08(土)07:44 ID:cMbsE9kn(1/8) AAS
うわあああああグッジョブすぎる!!!!
可愛すぎる!クマ→ダスいいですね〜。
そしてリュカがアウトオブ眼中!
コミカルなの思いつけないから羨ましい…っ

四人が楽しそうに旅してるSSはほんと癒されますねー
460: 2008/03/08(土)18:26 ID:cMbsE9kn(2/8) AAS
ハミングバードのタマゴとみんなの記憶にもよるだろうなー
旅の途中なら
「鈍感なムスコで申し訳ありませんヒメ…!」
とか思っててくれるといいな。
461: 2008/03/08(土)20:44 ID:cMbsE9kn(3/8) AAS
ごめんまだほとぼりさめてないのに
459さんのせいで…妄想が止まりませんでした。
文章を書きなれていない自分がちょっと投下。
甘いです。前の続きじゃないです。
紆余曲折あったあと、こうなるといいなあ、という話し。
462: きみのために(1/5) 2008/03/08(土)20:46 ID:cMbsE9kn(4/8) AAS
「このあほダスター!!お前は本当にあほだ!!」
 平和なタツマイリの村に、ウエスの怒号が響き渡った。
怒鳴られた張本人は、きょとんとして、怒りでぷるぷる震えるウエスを見た。

久しぶりに怒鳴りつけたせいか、もう若くないウエスははあはあと肩を大きく弾ませている。
その顔は、まっかだ。

「親父…」
 しばらくの間、2人の間には無言が続いたけれど、ようやくダスターが口を開いた。
「血圧あが」
「黙れ黙れこのあほダスター!お前はなーんにもわかっとらん!!」
 ツバを飛ばしながらウエスがダスターの、何度も洗濯して伸びきったシャツをがばっとめくり上げた。
省10
463: きみのために(2/5) 2008/03/08(土)20:47 ID:cMbsE9kn(5/8) AAS
 もともと余りウエスに逆らうつもりのないダスターは、脱がされるよりは、と自分で脱いだズボンをたたむ。
これまたいかにも使い込みました、といった風体の
よれよれなトランクス姿になって困ったようにウエスを眺めるダスター。

「なんてことだ!下着までボロだなんて、お前は全身ゴミクズかっ!!
そんな下着でヒメに会いにいくつもりかあほう!!」
 そう。
ウエスが先ほどから血圧を上げ、顔を真っ赤にして怒鳴っているのは、
折角のクマトラとのデートなのに、いつも着ている普段着でダスターが出かけようとしているからだった。

「この勝負下着を履いていけ!!……ああいや、しかし、勝負下着が必要になるような
 不健全な男女交際をダスターなんぞとさせるわけには、いやしかしエチケットとして、」
省12
464: きみのために(3/5) 2008/03/08(土)20:47 ID:cMbsE9kn(6/8) AAS
 あまり時間にルーズな方じゃないダスターが、珍しく待ち合わせに遅刻したため、
クマトラはどうにもそわそわとしていた。
待ち合わせのイノリバの前で、クマトラは野に咲く花を一輪つんだ。
「ダスターはもうすぐ来る…来ない…来る…来ない…」
 イオニアが教えてくれた乙女のたしなみ、花占い。
そんなのバカげていると一笑にふしたけれど、ダスターへの気持ちを自覚してから、
クマトラはたまにこっそり花に望みを託してみたりしていた。
「来る…」
 花占いの結果は、クマトラの表情に安心と笑みを与える。
ベーシストとしての活動が忙しいダスターは、休日は家でだらだらしていたがるから、
省11
465: きみのために(4/5) 2008/03/08(土)20:49 ID:cMbsE9kn(7/8) AAS
「クマトラ」
 突然かけられた声にクマトラは慌てて花を放り投げて振り返る。
恋人への思いで胸がいっぱいになっていたクマトラは、背後に近づいたダスターに気付くのが遅れていた。
「ダダダダスター!遅いじゃないか!あと10秒遅れたら帰っちまうつもりだったんだぞ!」
 ぎろりときつい目で睨むようにダスターを見上げて、そこで、ぱっとクマトラの表情が変わる。
いつもだらけた格好をしていたダスター。
それなのに今日はしゃんとした黒いシャツ、少し光沢のあるグレイのスラックス。
革靴なんてピカピカしている。
喉仏の目立つ首元に巻かれた男物のスカーフなんて、なんかいかにも伊達男を演出していた。
 普段は普通に歩いているだけで周囲の人間に「びんぼくさい」と称されるダスターが、
省14
466: きみのために(5/5) 2008/03/08(土)20:49 ID:cMbsE9kn(8/8) AAS
「それでは行きましょうか、ヒメ」
「お、おう!はやくいくぞ!」
 差し出されたダスターの腕に、一瞬ためらってからクマトラが飛びついた。
歩き出す2人は、誰が見てもこう答えるだろう。
 お似合いだね、と。

 そんな2人の後姿を、木陰に隠れて見詰めている人物がいた。
「ヒメ…!不肖ながらこのウエスじい、ヒメのためなら努力と協力は惜しみませんぞ…!」
 ヒメの喜びが自分のあほ息子と直結していることを嘆きながらも、
あのあほを違う意味で鍛えなおしてやろうと、ウエスは決意を新たにしたのだった。

おしまい。
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