[過去ログ] 第36章 悟前(ごぜん) 未悟(みご)は求めましょう、大悟を (15レス)
上下前次1-新
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
次スレ検索 歴削→次スレ 栞削→次スレ 過去ログメニュー
5: 2021/03/24(水)00:07 ID:/GDUHzQe(1/3) AAS
碧巌録(へきがんろく)(碧あおい巌いわお の記録)]
第27則
雲門(うんもん)体露金風(たいろ きんぷう、ごんぷう)
本則
修行僧、雲門文偃(うんもん ぶんえん)禅師(ぜんじ) に問う、
「樹(き)凋(しぼ)み葉(は)落(お)ちる時(とき)如何(いかん)?」。
雲門云く、
「体露金風(たいろ きんぷう)」。
注
雲門:(うんもん ぶんえん)禅師(ぜんじ)(864〜949)。雲門宗の開祖。
法系:六祖慧能→青原行思→石頭希遷→天皇道悟→龍潭崇信→徳山宣鑑 →雪峯義存→ 雲門文偃
樹凋み葉落ちる時:ブッダが沙羅双樹(さら そうじゅ)の下で涅槃(ねはん)に入った(入滅)時、沙羅双樹(さら そうじゅ)の1本が枯れ、樹皮も枝葉も抜け落ち、唯(ただ)真実のみが残った、
という「大乗涅槃経(だいじょうねはんきょう)」に見える喩(たと)えを踏まえている。
ここで樹の葉は煩悩妄想を象徴している。
体露:真実ありのままに打ち出す。
金風:秋風。陰陽五行説より来ている。
木(春)火(夏)金(秋)水(冬)の対応関係で金は秋に対応している。
本則
秋が深まって冬に入ろうとするある日、一人の僧が雲門に聞いた、「樹木の葉が紅葉した後、凋み落ちつくした冬景色の時はどうですか?」。
雲門は云った、「体露金風」。
六祖(ろくそ)慧能(えのう)には「葉落帰根(ようらく きこん)」と言う言葉がある。
六祖慧能は晩年になって弟子達に別れを告げ、故郷(ふるさと)に帰ろうとした。
その時、弟子達が「何時(いつ)戻って来られるのですか?」と聞いた。
これに対し慧能は「葉は落ち根に帰る(「葉落帰根」(ようらく きこん))。何時戻るか 言えない」と言ったと伝えられる(六祖壇経)。
→ 諸行は無常である。
この体は、宇宙を吹き渡る風である。
この体を、宇宙を吹き渡る風が吹き抜けていく、である。色即是空は空即是色へと還(かえ)る、である。
上下前次1-新書関写板覧索設栞歴
あと 10 レスあります
スレ情報 赤レス抽出 画像レス抽出 歴の未読スレ AAサムネイル
ぬこの手 ぬこTOP 0.004s