[過去ログ] 阿含宗という宗教 328 (1002レス)
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657: ユビキタス ◆Pwwkr6/7qicR 2022/05/17(火)00:04 ID:4xA9G5Im(1/4) AAS
そう、「心を向ける」です。
ここで沙門果経の構成を考えてみましょう。
四禅を終えた比丘がどのような状態になっていたかと言うと、
心が安定しており、よごれ、けがれから離れており、小さな煩悩も離れており、
柔軟にして不動であったとこういう状態だったわけです。
つまりこれが解脱している状態なわけです。
そこで解脱した比丘は神通に心を向ける。
すると刀を鞘から抜くように身体から心が離れ
身体が巨大になったり微細になったり壁をすり抜けたりという神通を体験することができた。
心を向けただけでそうなったわけです。
なんでそんな神通力が出るんだと言うとそんなことはわかりません。
言えることは神通力を得るための特別な修行なんてしてないんです。心を向けるだけなんです。
それから他人の心に心を向けると他人の心が読めるわけだし、過去に心を向けると自分の過去世、人の過去世などがわかるわけです。
輪廻の諸相が見えるわけです。
そして四諦の真理に心を向けて観察するとと、もう自分は煩悩から離れて来世に生じることがないと知ったわけです。
だからこれは解脱したアラカンだから神通も得ていたし、他心通も得ていたし、宿明通も得ていたし、
煩悩が尽きて無くなったなったと知る漏尽智も得ることもできたということです。
つまり解脱していたからこそ解脱したとわかったわけです。
これを解脱知見と言います。
一連のお話は釈尊自らの修行体験から記されていると思われます。
だから菩提樹下でこういう観察を行ったわけです。
しかし繰り返して言うけれども、解脱していたからこそ、解脱したと悟ったのです。
これを成道、悟りと言います。
解脱するにはどうしたらよいかということを考えて実践してそれを証明した。
それが正しいと分かったわけで、まさに真理を悟った訳なんだが、真理だと悟る前提として自らはちゃんと解脱していたのです。
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