古本屋のつぶやき2 (398レス)
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8: 栖雲居士 ◆dqam8SqGUPdm 03/21(木)12:24 ID:CvvkiNw2(1/22) AAS
メモ
全ての事物(vastu)は言語表現し得ない(『瑜伽師地論「真実義品」』)。
事物を捉える心のはたらき〜「分別(vikalpa)」
4つに分類できる真実(tattva)
世間極成真実(世間で承認された真実)
道理極成真実(通りによって承認された真実)
煩悩障浄智所行真実(煩悩という障害からの浄化のための知の活動領域としての真実)
所知障浄智所行真実(認識対象に対する障害からの浄化のための知の活動領域としての真実)
9: 栖雲居士 ◆dqam8SqGUPdm 03/21(木)12:42 ID:CvvkiNw2(2/22) AAS
有 〜 言語表象(prajn̄apti)の語を自性として定立されたもの。
10: 栖雲居士 ◆dqam8SqGUPdm 03/21(木)12:49 ID:CvvkiNw2(3/22) AAS
事物は不二(非有非無)
増益(有) 〜 存在しないもの(言語表現によって成り立つ存在)を実在として誤認している状態
損減(無) 〜 実在(言語表現し得ない本質を持ちながら、言語表現の基体となっている事物)を非存在として否定すること。
訂正
有 〜 言語表象(prajñapti)の語を自性として定立されたもの。
11: 栖雲居士 ◆dqam8SqGUPdm 03/21(木)16:51 ID:CvvkiNw2(4/22) AAS
八種類の分別(『瑜伽師地論「真実義品」』)より
自性分別
差別分別(価値判断的、属性の付加)
総執分別(部分の集まりを一つのものとして捉える分別)
我分別(私は〜である)
我所分別(私には〜がある)
愛分別(好ましい)
非愛分別(好ましくない)
彼倶相違分別(好きでも嫌いでもない)
12: 栖雲居士 ◆dqam8SqGUPdm 03/21(木)20:33 ID:CvvkiNw2(5/22) AAS
八種類の分別(『瑜伽師地論「真実義品」』)が生み出す三種の事物。
色等の名称を持つ事物
有見身、我慢
三毒(貪・瞋・癡)
13: 栖雲居士 ◆dqam8SqGUPdm 03/21(木)20:35 ID:CvvkiNw2(6/22) AAS
凡夫達には三つの事物を生み出し、世間を作り出す八種の誤った分別がある。
その分別は四種の如実知(ありのままの理解)を欠いているために起こる。
さらにまたこの誤った分別から汚れが起こり、汚れから輪廻の流転が起こり、輪廻の流転から輪廻に随伴する生老病死などの苦が起こる。
14: 栖雲居士 ◆dqam8SqGUPdm 03/21(木)20:43 ID:CvvkiNw2(7/22) AAS
①名称に関わる考察(名尋思)
②事物に関わる考察 (事尋思)
③本質の言語表象に関わる考察(自性仮立尋思)
④属性の言語表象に関わる考察(差別仮立尋思)
15: 栖雲居士 ◆dqam8SqGUPdm 03/21(木)20:45 ID:CvvkiNw2(8/22) AAS
?名称に関わる考察に基づく如実知(名尋思所引如実知)
?事物に関わる考察 に基づく如実知(事尋思所引如実知)
?本質の言語表象に関わる考察に基づく如実知(自性仮立尋思所引如実知)
?属性の言語表象に関わる考察に基づく如実知(差別仮立尋思所引如実知)
16(1): 栖雲居士 ◆dqam8SqGUPdm 03/21(木)21:04 ID:CvvkiNw2(9/22) AAS
「五事」とは、相(nimitta)、名(naman)、分別(vikalpa)、真如(tathata)、正智(samyagjnana)という五つの概念のことである。
17: 栖雲居士 ◆dqam8SqGUPdm 03/21(木)21:07 ID:CvvkiNw2(10/22) AAS
「五事」とは、相(nimitta)、名(nāman)、分別(vikalpa)、真如(tathatā)、正智(samyagjñāna)という五つの概念のことである。
18: 栖雲居士 ◆dqam8SqGUPdm 03/21(木)21:54 ID:CvvkiNw2(11/22) AAS
相(nimitta) 〜 分別の活動領域
名(nāman) 〜 日常的言語の活動領域
分別(vikalpa) 〜 相を活動領域
真如(tathatā) 〜 正知の活動領域
正智(samyagjñāna) 〜 真如を活動領域
19(1): 栖雲居士 ◆dqam8SqGUPdm 03/21(木)21:57 ID:CvvkiNw2(12/22) AAS
相(nimitta) ←世俗帯 ・ 勝義諦→ 真如(tathatā)
20: 栖雲居士 ◆dqam8SqGUPdm 03/21(木)22:00 ID:CvvkiNw2(13/22) AAS
作意=思惟
観=直観
21(1): 栖雲居士 ◆dqam8SqGUPdm 03/21(木)22:03 ID:CvvkiNw2(14/22) AAS
①真如を作意することが、真如を観ることにならないこともある。すなわち、分別に包摂される作意によって真知を作意する場合、通達しない限り、真如の相のみを観ることになり、真如そのものを観ることにならない。また通達したとしても、その通達の後に、言葉によって設定された真如を作意するのである。
②真如を観るようになったとき、真如を作意しないこともある。すなわち、真如に通達するとき、勝義として、相がないことを作意する(=相を作意しな
い)。
③真如を観ながら、同じ真如を作意することもある。通達後、言葉によって設定されたのではない真如を継続的に作意するのである。
④真知を観ず、真如を作意しないこともある。すなわち、道理に適合しない作意によって、相を作意する。
22: 栖雲居士 ◆dqam8SqGUPdm 03/21(木)22:04 ID:CvvkiNw2(15/22) AAS
?
真如を作意することが、真如を観ることにならないこともある。
すなわち、分別に包摂される作意によって真知を作意する場合、通達しない限り、真如の相のみを観ることになり、真如そのものを観ることにならない。
また通達したとしても、その通達の後に、言葉によって設定された真如を作意するのである。
?
真如を観るようになったとき、真如を作意しないこともある。
すなわち、真如に通達するとき、勝義として、相がないことを作意する(=相を作意しない)。
?
真如を観ながら、同じ真如を作意することもある。
通達後、言葉によって設定されたのではない真如を継続的に作意するのである。
省3
23: 栖雲居士 ◆dqam8SqGUPdm 03/21(木)22:10 ID:CvvkiNw2(16/22) AAS
作意
? →(通達=見性)→ 質的変化?→?→?
観
24(1): 栖雲居士 ◆dqam8SqGUPdm 03/21(木)22:15 ID:CvvkiNw2(17/22) AAS
①真如には区別がないが、相には区別がある、
②相を知覚しても、真如を知覚したことにはならない
③真如を知覚することによって清浄になるが、相を知覚しても清浄とはならない。
25: 栖雲居士 ◆dqam8SqGUPdm 03/21(木)22:18 ID:CvvkiNw2(18/22) AAS
相と真如は異ならない。
しかし、相と真如は異ならないと云うべきではない。
26(1): 栖雲居士 ◆dqam8SqGUPdm 03/21(木)22:21 ID:CvvkiNw2(19/22) AAS
相は分別と相・名が互いに影響し合って、多様な行相を持った姿を顕すが、真如は言語表現による差異化を離れているので区別がない。
27: 栖雲居士 ◆dqam8SqGUPdm 03/21(木)22:55 ID:CvvkiNw2(20/22) AAS
①本性相
①先行する分別によって生じた相
②相によって生じ、周知のものとして成立した相
②影像相
①遍計所執のもの(parikalpita)は、勝解によって現れたものなのだが、本性として存在するものではない
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