[過去ログ] 一生観ないと思う邦画を挙げるスレ (950レス)
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8(1): 2018/06/14(木)00:41 ID:px/5Cjdm(1/4) AAS
>>1
「会社物語」は見る価値あるよ。
クレージーキャッツの同世代の人たちにとっては胸詰まると思う。
ちゃんと‘庶民の戦後史’の映画になってる。
12: 2018/06/14(木)14:27 ID:px/5Cjdm(2/4) AAS
>>9
和泉聖治と滝田洋二郎は、現代の日本映画界における「若い頃のココロザシを捨ててしまった二大巨頭」だな。
実際に‘巨頭’になってしまってるし、当人らも自覚してるんだろうからタチが悪い。
末期の野村芳太郎もそうだった。
個人的には、塚本晋也なんかは逆に、
「ココロザシにこだわらず、もっとオープンになって、ホラー劇画の映画化とかも手掛けてみれば良いのに」
と思う。
「デスノート」など、塚本が監督していたら傑作になったに違いないよ。
17: 2018/06/14(木)20:21 ID:px/5Cjdm(3/4) AAS
>>13
「式部物語」「天守物語」は、騙されたと思って見てみろ。
両方とも、なかなかのカルト映画だ。
前者は杉本哲太の狂いっぷりが見ごたえあるし、後者は映画全体が狂ってる。
監督としての坂東玉三郎は‘日本のビスコンティ’を目指してたんだと思うが、
思いばかりが先走っていて、どうにも硬さが抜け切れていない。
ビスコンティのような突き抜けた清々しさがない。
だからこそ、見てる方も緊張せざるを得なくなって、それが結果的には‘一種のサスペンス’になっている。
「キタキツネ物語」は、俺は大好き。
監督の蔵原惟繕は、日活アクション時代の「憎いあンちくしょう」の頃から‘壮大な大自然の中を駆け抜ける主人公’を描き続けていて、
省4
18: 2018/06/14(木)20:36 ID:px/5Cjdm(4/4) AAS
>>13
「アフリカ物語」も、それ以前からアフリカに執着していた羽仁進監督の作品だから、
‘筋’は通っている。
元々は、アフリカ現地を一度も取材しないままに空想だけで書き上げた寺山修司の脚本を映画化するはずだったんだけど、
羽仁の方は現実のアフリカを撮りたかったんで、撮りながら脚本をどんどん改変していって、
結果、どうにも収集のつかない凡作になってしまった。
確かに「見る価値」はないが、それは凡作だからであって、大自然賛歌のお説教映画だからではない。
月刊シナリオに掲載された寺山のオリジナル脚本の方は、いかにも寺山らしくて、それはそれで面白い。
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