◆三島由紀夫の遺訓◆ (511レス)
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421: 2011/07/04(月)11:49 ID:BjX55snA(5/5) AAS
石原:そんなことはない。守るというのは「在らしめる」ということ。そのためには自ら死ぬ場合もある。
献身、奉仕だってある。自分に対する献身もあるでしょう。
三島:それは自己矛盾じゃアないか。自分に対する奉仕のために自己放棄するなんてばかなやつは世のなかで
聞いたことがない。
石原:いや、そうですよ。はっきりありますよ。他者というのはぼくの内にしかないんだもの。
(中略)ぼくのうちに在るもの、つまり友人があったり、家族があったり、民族があったり、国家があるわけ
でしょう。(中略)
三島:それじゃ君、同じことを言っているじゃないか。つまり君の内部にそういう他者を信じるか、外部に他者を
信じるかの差にすぎないでしょう。
石原:(中略)大体ぼくは人間が他人を信じるなんて信じられないな。
三島:君は絶対、単独行動以外できないでしょう。
石原:そう思います。だから派閥をつくれって言われても人間を信じては派閥なんかつくれない。
三島:絶対の単独行動でどうして政治をやるんですか。
(中略)
もうすでに君は何かの形で(中略)意識しないディボーションをやっているんだ。
三島由紀夫
石原慎太郎との対談「守るべきものの価値」より
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