他板に投稿された、興味深い格言の転載スレ 17 (404レス)
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107: 2019/06/11(火)20:25 ID:sQEBcB1Q(18/71) AAS
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真似は尋常な行為である。
子供は、理解する前に、まず真似をしなければ、大人にはなれないし、
私達の生活の大部分は人真似で成り立っている。
真似をするには、他人の存在が必要であるのみならず、他人への信頼が必要である。
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人間は、憎悪し拒絶するものの為には苦しまない。
本当の苦しみは愛するものからやってくる。
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君が口にする社会不安という言葉さえ、
君のみじめな生活を隠す様に働いていると思った事はないか。
君の生活が混乱している様に君の精神は混乱しているか。
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善良な不平家というのがいちばん嫌いだ。いちばん救われないような印象を常に受ける。
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考えるとは、合理的に考える事だ。
どうしてそんな馬鹿気た事が言いたいかというと、
現代の合理主義的風潮に乗じて、物を考える人々の考え方を観察していると、
どうやら、能率的に考える事が、合理的に考える事だと思い違いしているように思えるからだ。
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一体自分を語るのと他人を語るのと、どちらが難しい事であろうか。
いずれにしても、人間は、決して追い付けないもう一人の人間を追う様に見える。
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ドストエフスキイは矛盾のなかにじっと坐って円熟して行った人であり、
トルストイは合理的と信ずる道を果てまで歩かねば気の済まなかった人だ。
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見る事と生きる事との丁度中間に、いつも精神を保持する事、
どちらの側に精神が屈服しても、批評というものはない。
これは理智の上の仕事というより、寧ろ意志の仕事である。
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「自分の嗜好に従って人を評するのは容易な事だ」と、人は言う。
然し、尺度に従って人を評する事も等しく苦もない業である。
常に生き生きとした嗜好を有し、
常に溌剌たる尺度を持つという事だけが容易ではないのである。
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社会のあらゆる表現は決して捕らえる事の出来ぬ錯乱の証左である。
だがこの証左を悟る精神はまた愚劣に満ちている
小林秀雄
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