富野由悠季の名言 その2 (341レス)
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327(1): 2023/01/02(月)13:11 ID:2mm2ADh3(21/30) AAS
【斧谷稔】大富野教信者の会part185【井荻麟】
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440 名前:通常の名無しさんの3倍[sage] 投稿日:2014/11/12(水) 21:57:58.35 ID:B5VTU2ey0 [1/2]
菅野よう子インタビュー
外部リンク:www.redbullmusicacademy.jp
―監督で言うと、『∀ガンダム』でご一緒された富野由悠季監督は
オリジナルな哲学を持った演出家だと思うのですが、お仕事を振り返っていかがでしたか?
富野さんの、難解な言葉を費やして自分のロジックを弾幕のように
張り巡らしているあの感じのところに、どうやって音楽を届けようかなぁ? と。
音楽って右脳で作るものだから。左脳で生まれた言葉を重ねれば重ねるほど、
クリエイティヴは萎えていくというか。
言語的に同じ思いを共有しようと思っても無理で、
このままだとどんどんクリエイティヴから遠のいていっちゃう気がしたんですよね。
だからある時からはそういう言語化されたものを「ばーん!」と
ブッ飛ばそうと思ったんですけど、その心境に到るまで半年くらいは対話を続けていました。
―その結果、富野さんは菅野さんの生み出した音楽の幅に感動されていたと聞きました。
私は富野さんに、”本物の音楽”をお渡ししたかったんですよね。
つまり半年かけて富野さんが仰っていたことは、「俺に本物をくれ」ということだったのかな?って。
私は日本のアニメ音楽とハリウッド映画の音楽の違いってすごくあると思っていて、
ハリウッドってシーンを盛り上げるための、まさにバッグ・グラウンド・ミュージックを求めますけど、
私の考えるアニメの音楽はそのシーンの情景や人物の心情を音楽でどう付加するかなんですよね。
盛り上がるかどうかは、あくまでも結果でしかないというか。
富野さんの場合も、作品と同じ哲学を持った音楽をシーンの横に並べたい演出家だと思いました。
哲学が共有されず、音楽が勝手に盛り上がるようなことは避けたいと思った。
とにかく富野さんの求める音楽を、せっせと作った感じですね。
「∀ガンダム」の深みを表現するのに必要なのは“盛り上がる音楽”じゃなくて、
“同じ哲学を鳴らす音楽”なので。
―確かにHans Zimmer的なハリウッド映画のBGMって、
「この音楽は他の作品 にも流用できそうだな」というものが多いように感じます。
菅野さんの音楽の場合、他の作品への流用は絶対にできないなと。
作り方は毎回全然違います。もちろん、ハリウッド的なものを求められれば
喜んで作りますけど、毎回監督がいろいろな違う要望を下さるので、
同じ作り方で作った音楽とか、同じ方法で辿りついた音楽にはなり得ないです。
―監督や演出家との対話は、お好きですか?
好きですね。一筋縄でいかない方が多いから(笑)。すごく刺激になります。
たまたまハリウッドの話になりましたけど、日本のアニメって、
ハリウッド映画のように合議制で作られたものって少ないと思うんですよ。
たった数人の突き抜けた才能が引っ張っていくからおもしろい作品ができるのだと思っていて、
その突き抜けたところが日本のアニメの素晴らしさだと思うんです。
「合議制にした結果、平均的にポジティヴな作品になりました」
というような作品には、私はあまり面白さを感じません。
民主主義的ではないかもしれませんけど、とんでもない人のとんでもない意見と演出があって、
そこに音楽を求められる方が、私は好きです。
深層心理のどす黒さがそのまま表現されていたり、演出家の思想とかクセがそのまま出ていたり。
そういうのが日本のアニメの特徴でもある気がしますね。
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