【嵐とともに】ここだけ昭和46年【帰ってきたぞ】 [無断転載禁止]©2ch.net (455レス)
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414: 7期さん背中おっぱい 2021/10/22(金)18:56 ID:JV0SS+8K(2/5) AAS
第29話次郎くん怪獣に乗る50周年!
ウルトラシリーズのファンの間では昔から、僕にも書けるタロウの脚本問題と云うのが囁かれていて、最近ではその言葉の意味すらよくわかっていないひとでも何となしにイメージ先行で口にしてしまうところがあるため「情けはひとのためにあらず」「果報は寝て待て」的な慣用句の如く言葉がひとり歩きし過ぎの感もある
実はこの問題の槍玉に挙げられているのが今回の脚本家田口成光氏であるのは明白で、二期シリーズへの脚本投下量は相当数あることも相まって粗製乱造の代名詞的な扱われかたもされたものだ
いや、多少はその節もあるがw
田口脚本の特徴として、メインとなるモチーフの描写を保留したまま、リアリティ補完のための描写に引きずられて尺を消化してしまうアンバランスな脚本構造と云うものがある
たとえば
大戸島近海で漁船が相次いで遭難する事件が起き、現地へ調査団が赴くことになったのだが、好きな女とそれをひそかにねらっているコマシ男もその調査団メンバーに加わっていることを知ったインテリが、何とか女にメンバー参加を思いとどまるよう遠回しに忠言するも、生来のおっとり型なお嬢様には真意が伝わらず、今度はコマシ男に嫌がらせをすることにした…けどコマシ男も悪意を善意に解釈してしまう生来の爽やかさで、やはり真意は伝わらない、キィィィ!となったインテリの元へ女とコマシ男が訪ねて来る
「オキシジェンデストロイヤーを使わせてください」
のような…何かが、と云うか、何もかも足りないし足りないものがおそらくこの作品の主題となるものなのは明らかなんだけど、河内桃子のお嬢様演技や宝田明の好青年演技は素晴らしいし、平田昭彦の空回りも楽しくて、実に「本多猪四郎監督らしい」爽やかな青春コメディであることもあり、これはこれでいいや、となるのが、そう、田口マジックなのである

今回はステーション5の造型が素晴らしいが、もしかしたら南海の大怪獣で使われた人工衛星をそのまま借りてきたのだろうか
たまたまアポロ計画の大気圏突入カプセルに酷似したデザインでしたとの云い訳は通用しないと思いつつ、スペースアローの新規撮影カットや、ちょっと遠出の生田ロケなど、見どころも多数あるため(そう云う部分を見どころと考える時点で特撮バカなわけだが)いろいろなものが置き去りにされたまま、何故か結構笑える話だった印象で終わる本エピソードは、やはり中期帰マンの安定感が生み出す魔力を秘めているのだ
あと、ヨシコちゃんの強力なキャラと次郎くんを始めとした間の悪い人々の生み出すツイスト展開と云う田口脚本の素晴らしさも忘れてはいけない(何やかんや評価してしまうw)

次回はお待たせしました、みんな大好き大泉滉さん登場の民俗ホラーだ
みんなで観よう!
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