ひまわり (406レス)
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: 2012/04/29(日)06:02
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317: [sage] 2012/04/29(日) 06:02:18.04 ID:25qvbkVr 形の上では法治国家になった近代以降も、日本は法律や権力より人的な長期関係の強い「大きな部族社会」のままで、 実質的な権力の中心は山県有朋のような非公式の(法律にも書かれていない)元老にあった。 彼の権力の源泉は法律でも武力でもなく、有力者にはりめぐらされた人脈(長期的関係)であり、それを利用した合意形成の調整力だった。 小沢氏は、そういう非公式の権力をもつ最後の政治家だろう。 法治国家の守護神を自認する検察にとっては、こうした「元老」的な政治家は許せないので、それを排除するために総力を挙げてきた。 小沢的手法が不透明な利益誘導による古いタイプの政治だという批判はその通りだが、 本当の「巨悪」はそれを必要とする古い政治システムである。 日本の法律は大陸法を輸入してさらに複雑化し、スパゲティ状に相互依存して、関係省庁が全員一致しないと改正できないため、 一つの官庁でも反対すれば容易に止めることができる。 民主党政権の歳出削減が失敗した原因は特定の「抵抗勢力」ではなく、「それは**省の合意が得られません」という官僚のサボタージュである。 日本の国会は立法機能を失っているため、政治家が実質的な決定権をもっていないのだ。 この「コンセンサスの壁」を突破するには、非公式の合意を形成して官僚に法律を変えるインセンティブを与えるしかなく、 それぐらいの力をもつ「元老」は10年に1人ぐらいしか出ない。 田中のつくった高度成長レジームを変えることは、小沢氏ぐらいの腕力がないと無理だろう。 彼の政治的主張は変遷しているが、過剰なコンセンサスを断ち切ることが政治の再生に必要だという点は一貫している。 小沢氏を拒否して政治を「近代化」しようという検察との闘いは、とりあえず小沢氏の勝利に終わったが、彼にも往年のような力はない。 非公式の力で官僚をコントロールする「元老」がいなくなると、霞ヶ関の巨悪は眠り続けるだろう。 http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20120428-00000304-agora-pol http://mao.5ch.net/test/read.cgi/rsports/1151584448/317
形の上では法治国家になった近代以降も日本は法律や権力より人的な長期関係の強い大きな部族社会のままで 実質的な権力の中心は山県有朋のような非公式の法律にも書かれていない元老にあった 彼の権力の源泉は法律でも武力でもなく有力者にはりめぐらされた人脈長期的関係でありそれを利用した合意形成の調整力だった 小沢氏はそういう非公式の権力をもつ最後の政治家だろう 法治国家の守護神を自認する検察にとってはこうした元老的な政治家は許せないのでそれを排除するために総力を挙げてきた 小沢的手法が不透明な利益誘導による古いタイプの政治だという批判はその通りだが 本当の巨悪はそれを必要とする古い政治システムである 日本の法律は大陸法を輸入してさらに複雑化しスパゲティ状に相互依存して関係省庁が全員一致しないと改正できないため 一つの官庁でも反対すれば容易に止めることができる 民主党政権の歳出削減が失敗した原因は特定の抵抗勢力ではなくそれは省の合意が得られませんという官僚のサボタージュである 日本の国会は立法機能を失っているため政治家が実質的な決定権をもっていないのだ このコンセンサスの壁を突破するには非公式の合意を形成して官僚に法律を変えるインセンティブを与えるしかなく それぐらいの力をもつ元老は10年に1人ぐらいしか出ない 田中のつくった高度成長レジームを変えることは小沢氏ぐらいの腕力がないと無理だろう 彼の政治的主張は変遷しているが過剰なコンセンサスを断ち切ることが政治の再生に必要だという点は一貫している 小沢氏を拒否して政治を近代化しようという検察との闘いはとりあえず小沢氏の勝利に終わったが彼にも往年のような力はない 非公式の力で官僚をコントロールする元老がいなくなると霞ヶ関の巨悪は眠り続けるだろう
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