[過去ログ] 【医療】国立がん研究センターの「がん5年生存率データ」から年齢・進行度などの影響を取り除いたリアルなデータを作成[02/02] (9レス)
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(1): しじみ ★ 2018/02/03(土)04:56 ID:CAP_USER(1/2) AAS
国立がん研究センターが2017年8月9日に全国188の病院を対象にした、がん患者の5年後生存率データを初めて公表しました。
しかし、生存率データは単に各施設の生存率のみを表示しており、
年齢や進行度(ステージ)などがんの5年後生存率に大きく関わる要素によって分類されていないため、
単純な比較ができない状態でした。この不便を解消するために、
統計モデリングを用いることで年齢やステージなどの影響を取り除いた調整済みデータをStatModelingさんが公開してます。

統計モデリングで癌の5年生存率データから良い病院を探す - StatModeling Memorandum
外部リンク:statmodeling.hatenablog.com

国立がん研究センターが公開した、全国のがん診療連携拠点病院におけるがん患者の5年後生存率に関する報告書
「がん診療連携拠点病院院内がん登録生存率集計」は、以下のページで公開されています。

がん診療連携拠点病院院内がん登録生存率集計:[国立がん研究センター がん登録・統計]
外部リンク[html]:ganjoho.jp

ただし、データはあくまで単純な生存率のみを算出したもので、がんの生存率は年齢や進行度など様々な因子に影響されるため、
生存率だけで単純に施設の治療の善し悪しを判断できないのは注釈にあるとおり。
画像リンク[png]:i.gzn.jp

それならば、統計モデリングを用いて各因子の影響度を排除した状態での5年後生存率を調べて
病院の善し悪しを論じようというのがStatModelingさんの狙いです。
なお、StatModelingさんの出した結果も仮定に基づく推定結果であり、
真実と断定しているわけではない点には注意が必要です。

最初に影響度を取り除く前の各がん別の5年生存率をヒストグラムにすると以下の通り。調整なしの状態では、
大きな病院ほど生存率が高いのですが、これは患者の平均年齢や進行度が低い可能性をStatModelingは指摘しています。
画像リンク[png]:i.gzn.jp

そこで、病院ごとの生存率や手術率を平均年齢や平均進行度を固定して生存率の推定値をヒストグラムにすると以下のようになるとのこと。
胃がん、大腸がん、肺がんではほとんどばらつきがなく、病院による差はほぼなし。
他方で肝がん、乳がんはわずかに病院による差が見られます。
画像リンク[png]:i.gzn.jp

ややばらつきが出た2種類のがんについては、成績の優秀な病院トップ10が発表されています。

肝がんは以下の通り。黒点は中央値、横に延びる線はベイズ信頼区間です。
なお、トップだった大垣市民病院は、データに「4.肝(C22)は切除症例に限る。」との注釈があり、
切除していない患者が除外されているのでフェアではなく正しい結果とは言えないとのこと。
画像リンク[png]:i.gzn.jp
乳がんは以下の通り。1位の愛知県がんセンター中央病院は手術率、手術以外の影響(病院による効果)も1位と非常に優秀な成績だとのこと。
画像リンク[png]:i.gzn.jp

GIGAZINE
外部リンク:gigazine.net

続く)
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