[過去ログ] ■□■天皇制は百害あって一利なし 6■□■ (587レス)
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132: 迷信の「国民主権」、反人民の「人民主権」 2014/08/03(日)19:53 ID:S8ZQCTwj(5/5) AAS
 
 (>>130の続き)

・・・「理性教」は昆虫が脱皮するごとくに変身して悪性のウィルスのように生き続けたのである。変身した「第二の理性教」、それが「社会主義思想」である。

すなわち、「平等」と「人民」という「神」だけは、フランス革命期のままに、秘めやかに崇拝され続け、これが「社会主義教」の「神」となった。

「社会主義教」とは、雑多な「神々」からなる「理性教」より生まれたが、これをより純粋化したものであった。なお、この頃より「デモクラシー」なる用語が、にわかに宗教性を帯びてきて、この「平等」と「人民」の、二つの「神」の戦列に、新たに加わったようである。

本質において宗教である社会主義思想は、毎日のように「ルソーよ、ルソーよ」と念仏を唱えるほどに「ルソー教」を狂信的に信仰するバブーフの行動によって、後代において絶大な力と影響をもつ世界的宗教へと発展していくのである。

「社会主義教」の開祖フランソワ・ノエル・バブーフ(1760〜97年)とは、
「五人の子供を産まれると同時にすべて捨てたルソー」に似て「三人の実子を餓死させても」なお自分の信じる革命のための宣伝扇動活動をやめない、フランス革命が生んだ数々の狂人の一人であった。

「ルソー教」の信徒としては先輩であり、その「殉教者」でもあるロベスピエールとサン=ジュストの「遺業」の後継者たらんと欲して、「貧困の平等」「私有財産の否定」「労働の強制」などをもって完全社会だと夢想し、
いわゆる「社会主義」の絶対的な政治権力を樹立するために武装蜂起〈反乱〉せんとした。そして、事前に発覚して処刑された。

この「処刑」のために、逆にバブーフはイエス・キリスト的な「聖者」となった。ここにバブーフ主義の信仰が生まれたのである。バブーフの高弟(使徒)ブォナロッティの才と熱烈な布教によって、このバブーフ主義は次第に信者の勢力を大きくしていった。

マルクスとエンゲルスが執筆した『共産党宣言』はこのバブーフ主義の継承であり、バブーフ主義は レーニンとトロッキーの共産主義理論やその革命戦略へと直線的につながっていった。

「平等」を神格化した宗教革命運動であり、また「理性」への信仰が支配する国家への改造運動が1789〜94年の五年間のフランス革命であった。
 
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