民進党議員「いかに政権の支持率を下げるかが大事だ」「加計理事長の証人喚問が実現しなくても攻めの姿勢をアピールできて都合がいい」 [無断転載禁止]©2ch.net

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https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20170725-00000059-nnn-pol

国会で２５日、焦点となっている加計学園の問題をめぐる集中審議が参議院予算委員会で行われ、安倍首相も出席した。政治部・小栗泉部長が解説する。

――２日間の集中審議が終わったが、加計学園などをめぐる疑問は払拭されたと言えるか

真相の解明には、ほど遠いと言わざるを得ない。確かに安倍首相は２日間とも、低姿勢に徹した。これまでの突き放したような答弁や、「印象操作だ」という言葉なども封印し、丁寧に答えるんだと自らに課していることは伝わってきた。

しかし、加計学園の獣医学部新設問題では「首相官邸の関与はあったのか」「加計学園ありきだったのか」について、結局は「言った」「言わない」の水掛け論や、「記憶」や「記録」がないというやり取りに終始した。

つまり、与野党ともに決定的な証拠がないまま、それぞれが組み立てた理屈を述べるだけで、これでは「悪魔がいるのか、いないのか」という議論と同じで、真実は見えてこない。

今回、新たに出てきた点としては、安倍首相が加計学園による獣医学部新設の申請を知ったのは、今年１月２０日だということがあった。

安倍首相としては「加計学園に決定した１月２０日に初めて知ったのだから、友人が理事長を務める加計学園に手心を加えるよう言うはずがない」という決定打として、この話を出してきたのかもしれない。

でも、それならば、２５日に自民党の青山議員が聞いていたように「なぜ、今までそういう説明をしなかったのか」「最初からそう説明していればよかったじゃないか」という疑問は残る。

また、過去の答弁との矛盾を突かれると、「過去の答弁は整理が不十分だった」とおわびする場面もあり、本当に安倍首相の言葉を信じていいのか、後付けで言っているのではないかと更なる不信感を招きかねない結果となった。

これでは安倍首相の話の筋は通っていても、「それを全て信じろ」と言われても、なかなか難しい。集中審議の前の、最新のＮＮＮ世論調査（７月）でも、安倍内閣の支持率は第２次安倍政権発足以来最低の３１．９％で、支持しないと答えた人の３割以上が「安倍首相の人柄が信頼できないから」を挙げている。

いったんこうなってしまうと、自民党のベテラン議員からも「安倍首相の信頼は、そう簡単には回復しない」という声が上がっている。

――集中審議は終わったが、これで幕引きとなるのか

野党などは引き続き、加計学園の獣医学部新設に向けた経緯を最もよく知る加計孝太郎理事長の証人喚問を求めていて、安倍首相も「国会で決めれば従う」という姿勢を見せている。

ただ、ある民進党議員は「いかに政権の支持率を下げるかが大事だ」と話していて、実は加計理事長の証人喚問が仮に実現しなくても、「なぜ喚問に応じないのか」と求め続ける今の状態は野党として、「攻めの姿勢をアピールできて都合がいい」という見方もある。

それだけに、与野党ともにどこまで真剣に真相解明に取り組むかということが問われている。

今後の政治スケジュールを見ると、２８日にも、南スーダンに派遣されていた自衛隊の日報が非公開になった経緯などを調査している特別監察の結果が公表される見通し。

また、来月３日には内閣改造が予定されている。

「政治で何を信じたらいいのか」―東京都議会議員選挙の結果にも見られるように、いま「行き場がなくなった」と多くの人が感じている。この現状に対する安倍内閣の責任は重く、今後の対応一つ一つが問われている。

http://fate.5ch.net/test/read.cgi/seijinewsplus/1500987606/1