信長は過大評価という学者の言のレベルはこんなもの (936レス)
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(5): 2021/01/01(金)15:06 ID:8qFsIYoH(1/10) AAS
「織田信長」(人物叢書)を出した池上裕子という学者。

成蹊大学名誉教授だというが、この大学って大したことないの?

以下に池上の「織田信長」論を記す
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(1): 2021/01/01(金)15:08 ID:8qFsIYoH(2/10) AAS
池上裕子「信長の全国統一の評価はおかしい」(池上裕子成蹊大名誉教授 2013/07/28(東京新聞)

池上裕子 いけがみひろこ 成蹊大学文学部教授を長く務め、現在は名誉教授。2000年、著書「戦国時代社会構造の研究」で、第22回角川源義賞を受賞した。

専門は戦国時代、中近世移行期の社会経済史。2012年12月に出版した吉川弘文館の人物叢書シリーズの「織田信長」で、構成の英雄視を再考し、等身大の姿を提示したとして話題を呼んだ。

主な著書に「戦国の群像」(集英社)「織豊政権と江戸幕府」(講談社)がある。学習漫画「日本の歴史」(集英社)の監修も手掛けている。

天下統一に邁進した織田信長を革命家のごとく英雄視する後世の評価を再考、織田信長 (人物叢書)
 
乱世に平和をもたらすため、全国統一に邁進した英雄。歴史学者・池上裕子さん(65)は近著「織田信長」(吉川弘文館)でそんな信長像を覆した。
省1
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(1): 2021/01/01(金)15:09 ID:8qFsIYoH(3/10) AAS
信長に抵抗する側にも、抵抗するだけのちゃんとした論理があった

記者:池上さんが見る信長とはどんな人物でしょう。
池上:支配領域である分国を広げ、全国を分国として支配するためにの戦争に明け暮れた。その戦いは、武士や領主階級を統合するためのものだったとも言えません。各地の地域権力を基本的には滅ぼし、絶対服従するものだけを編成していった。

それを平和をもたらす統一のための戦争だったと特別に評価するのはおかしい。関所廃止や楽市令など流通政策は信長の特徴です。でも農民をどう支配するか、武士全体をどうしていくかという全国区の政策は信長にはない。だから統一政権とは言えないと思う。
4: 2021/01/01(金)15:09 ID:8qFsIYoH(4/10) AAS
記者:あの著書への学界からの反応は。
池上:やはり「もっと信長を評価すべきだ」という意見が多くありましたね。

教科書を書くような人、歴史学界の権威者からは「信長は統一政権として評価すべきだ」と。でも若い人は「割といいんじゃない」と言ってくれてる。

歴史学者って案外、権力者が好きなんです。統一政権を打ち立てたことを評価する。戦国時代は乱れた時代で、統一が正しいように言う。戦国の世は確かに戦争が頻発し、安定しなかった。でも統一を実現する軍事力を持つ権力者こそが素晴らしい、という評価はおかしい。
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(1): 2021/01/01(金)15:10 ID:8qFsIYoH(5/10) AAS
記者:信長に抵抗した人はたくさんいました。

池上:たくさんいた。戦国大名、一向一揆とか。なぜそれほど抵抗が大きかったのか。

室町幕府の全国支配がうまくいかなくなって戦国大名が成立してくる。各地に地域権力が生まれ、農村では村という共同体が成立
していった。

いろんなレベルで地域社会ができ始めていた。信長は外から、それをどんどん壊そうとした。

だから地域の人たちは強く抵抗した。信長に抵抗する側にも、抵抗するだけのちゃんとした論理があった。そう考えないといけない。「抵抗した側には歴史の先を見る目がなかった」
省3
6: 2021/01/01(金)15:10 ID:8qFsIYoH(6/10) AAS
記者:支配する側、される側。双方を見るべきだというのが池上さんの持論です。
池上:戦後の歴史学は抵抗した側、民衆をきちんと見ようとしました。今は歴史学者が全体的に保守化したんですかね。「権力者は民衆の支持を受けたから支配できたのだ」と、抵抗した側を切り捨てるところがある。

特に最近三十年はそういう傾向が強まったように思える。研究が細分化し、大きくモノを見る目が弱まったのかしれません。

私みたいに戦後間もなく生まれ、まだ貧しかった社会を生きた世代と、なんとなく豊かな社会に生まれ育った世代との差なのかもしれません。
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(2): 2021/01/01(金)15:10 ID:8qFsIYoH(7/10) AAS
記者:著書で、信長は、百姓・村とは正面から正面から向き合わなかったと指摘しました。
池上:信長以外の戦国大名には「武士は農民を勝手にこき使ってはいけない」とか、農民に対する政策があった。信長後の秀吉、家康にもあった。信長にはない。

農民が生活できなくなれば社会は成り立たない。ですから農民全体がどんどん疲弊していく政策は、あってはならない。秀吉は太閤検地や石高制と、一応その仕組みづくりをした。

信長は各地の支配を重臣に任せ、その重臣たちが各地でいろんな政策を試みました。信長自身がやったことはありません。
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(1): 2021/01/01(金)15:10 ID:8qFsIYoH(8/10) AAS
記者:池上さんが農民とか、支配される側に目を向ける原点はどこに。
池上:実家は新潟県佐渡市の農家で、田植え、稲刈りも手伝いました。

農民の生活はある程度わかっているし、村という共同体の状況も大体わかります。

どのくらい田畑を持っていれば、どんな生活が成り立つか。あんまり成り立たないんですけど。村のみんなで水路をいくつも造り、その先をそれぞれの田んぼに分けていく。

そういう共同作業がありながら、みんなが仲良く暮らしているわけではなく、それなりに大変だということも知っています。

村人が生産にどう携わり、家や家族をどう成り立たせていたか。地域はどうつながっていたのか。
省1
9: 2021/01/01(金)15:11 ID:8qFsIYoH(9/10) AAS
記者:「歴女」ブームをどう見られていますか。
池上:歴史も結構調べていて、いろんなところに足を運んでいる。それはいい。

でも割と簡単に、素敵でカッコイイ武将のイメージをつくっちゃいますよね。歴史学者として「ちょっと違うんじゃないの」と言わなくちゃいけない。

戦国武将に憧れるのに危うさは感じるから。本当にその武将が考えたことや実際に取った行動と、随分違うイメージを抱いてしまいかねない。

未来が見え、強いリーダーシップで民衆を引っ張っていったとか。そんあヒーローみたいな人間って、実際はいないんじゃないでしょうか。

家康だって信長、秀吉の二人を見ながら政策を作った。試行錯誤するのが生身の人間です。
省1
10: 2021/01/01(金)15:11 ID:8qFsIYoH(10/10) AAS
記者:今の権力者といえば、参院選で圧勝した安倍さんですね。
池上:一回失敗しているから何を言えば支持を得られるか、非常に考えたのでしょう。景気が良くなりそうだという期待を多くの人が持ち、安倍さんが自信たっぷりに「良くなる」と夢を持たせた。

参院選で勝てばしめたものと。でもこれから、怖いことがいろいろ待っていると思います。

信長は自分の家臣、特に尾張、美濃出身の武士と商人にはどんどん恩恵を授け、明るい未来を提供した。それ以外の地域の人に期待はないし、信長と戦わなければならない立場に追い込んでいったんですよね。

似たようなところがあるかもしれない。安倍さんもお金持ち、保守層には、明るい未来を語りかけていますから。

でも批判的立場から発せられた声、意見に安倍さんはどう対応しているでしょう。今だって東日本大震災の被災者にきちんと政権が対応できているとはいえない。
省2
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