[過去ログ] LCHFケトジェニック・カーボサイクリング実践者専用スレreturns [無断転載禁止]©2ch.net (927レス)
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719: 2016/07/11(月)19:35 ID:Tkz/IbJB(7/11) AAS
(承前)
また、精神的な影響もありました。

「しばらく食事をしていないと、感覚がなくなります」とサットンは言います。
「痛みはまったくありませんでした。ただとても弱っていました。性欲も消えました」

若者たちは不安で憂鬱になりました。

「何か良いことがあると喜びを爆発させ、悲観的になるとひどく落ちこみました」とサットンは思い出しながら話します。
「とても仲良くなった友だちがいたのですが、よく彼にきついことを言ってしまって、毎晩のように彼のところに謝りに行っていました」

若者たちの対処方法はそれぞれでした。
頑張って法律の学位を取る勉強をした人もいました。
サットンは哲学や神学の本を読み、クエーカー教徒の友人や教会に慰められました。
他の者たちは苦闘し、時には禁止されている食べ物を口にして、後になって罪悪感で落ちこむ人もいました。
木を切っているときに指を切り落とし、なぜ、どのようにそうなったのか説明できない人もいました。

実験は現在でも、栄養と摂食障害を研究している学者によって、参考資料として引用されています。 
そして対象者が飢え続けた場合、心理学的な問題にどこまで対処できるかという多くの疑問も提示しました。
しかしある意味では、プロジェクトは手遅れでした。

実験が続いている間に、ナチスの強制収容所がひとつ、またひとつと解放されていったのです。そして飢餓の恐怖の全容が明らかになりました。
1945年4月、BBCの特派員エドワード・ウォードが、解放7日後のブーヘンヴァルトの強制収容所に入りました。

「痩せ衰え、虚ろな目をしたひとりのドイツ系ユダヤ人が、ふらふらとわたしに歩み寄ってきた」と彼は記事に書いています。

その男性は、大きな戸棚の扉を開けました。中には20人の遺体が積み上げられていました。
「『昨晩の収穫だ』男性は、さりげない口調で言った。 『明日も同じだろう。その次の日も、そのまた次の日も』
 不幸な被収容者たちはナチスの拷問からは自由になったが、飢餓からはまだ自由になっていないのだ」
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