エレン「この長い髪を切る頃には」2 (962レス)
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952: 2014/09/08(月)14:46 ID:SCUi3c.60(19/21) AAS
ミカサ「車を奪って、襲われた男達をひき殺した。私もあの時、加勢してあいつらを殺してやった。あの時のエレンの指示がなかったら、私はここに生きていない!」

エレン「じゃあ、本当に………?」

あの時の、あの女の子は、ミカサなのか?

本当に、本当に、そうなのか?

するとミカサはひとつ強く頷いて、泣きじゃくったんだ。

ミカサ「エレンで間違いない! このマフラーと手袋がその証拠! 見覚えがあるのよね? エレンのくれたマフラーと手袋で間違いないのであれば……!」

その瞬間、オレ、もうなんか、頭の中が訳わかんなくなっちまって。

雷に打たれるような感覚、なんてもんじゃねえ。

頭の中、真っ白で、やばい。

震えて、何も言えなくて。涙が、自然と溢れてきて……。

弱弱しく、ミカサを抱き留める事しか出来なかったんだ。

ミカサ「こんなに、こんなに近くにいたなんて……!」

エレン「ああ……オレも気づかなかった。まさか、こんなに近くに……」

リヴァイ先生とハンジ先生の劇のアレの比じゃねえよな。コレ。

お互いに気づかないまま、恋愛していたそれの比じゃねえよ。コレ。

オレ達の方が酷いじゃねえか! こんなに、近くに、近くに、居たのに…。

その直後、オレ達は自然と見つめ合って、もう、何も考えられなくなった。

キスして、キスして、ミカサがオレの上に覆い被さってきて。

頭の中が焼けつくような感覚を味わいながら、オレは服を脱いで、ミカサも脱がせて。

理性が吹っ飛ぶって、こういう事を言うんだな。前戯も碌に出来ないような、激しい繋がりを求めてしまったのに。

ミカサも全く嫌がらないでオレを受け入れてくれた。きっと、痛かっただろうに。

身体を解しきれていない段階で挿入をやっちまって。

というか、もっと大事な事を、オレはこの時、忘れてしまって。

気がついたら、その………。

オレは「避妊具」を使わないまま、ミカサの中に「出して」いたんだ。

我に返って青ざめた。

オレ、何をした。

何をしでかした。

やるべき事、ちゃんとやらずに、やってしまった。

っていうか。

何だ。コレ。

ゴムが「ある」状態でのセックスと、「無し」の状態でやるのじゃ、雲泥の差があった。

まるで今までのセックスが遊びのような。疑似的というか。

「本物」のセックスの気持ち良さを知ってしまって、オレは頭の中がおかしくなりそうだった。

そうか。

リヴァイ先生が「懸念」していた事って、もしかして……。
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