ここだけファンタジー世界汎用スレPart33 (1000レス)
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884(2): イグニス@魔刃使い 2013/06/11(火)22:16 ID:LU0sh.6A(2/6) AAS
>>883
「……ん、ここで喧嘩はやめたほうが良いと思うけどなぁ
親父さんに怒られるのは、ちょっとさ」
貴方を掴まれたまま、視線だけは男へと向かう
絡まれていることよりも、この場で喧嘩が起きると言う事に本当に心配しているそんな表情だ
「皆で仲良く飯を食う、それが一番じゃないか?
俺はそう思うんだけど、君はどう思う?」
ふと、その男イグニスは我関せずとしている金髪の少女へと頃をかける
巻き込もうと、そう思っているわけではなく
単に意見を聞きたいと思っているだけだろう
885(1): ザ・ストレングス@放浪者 2013/06/11(火)22:20 ID:peXz6bk.(3/7) AAS
>>884
話しかけられてからようやく、彼女はイグニスの存在を認めたように一瞬だけ身体を強張らせた。
無論、表情には出ておらず、平然としているように見せているが。
「私はもう済ませたから、なんとも」
少しの間を置き、平坦な声色で彼女は答える。若干ハスキーな声だ。
「おい。やらないとタカくくってるのか? 舐めた真似するじゃねぇか……」
省2
886(2): ホロ@郵便局員 2013/06/11(火)22:24 ID:R2ajRr0M(1/5) AAS
少年は街道を走る。
軽快な足取りで人々をするする避けては走り、やがて雑踏を走り抜けた。
「お邪魔しますっ!!!」
韋駄天走りそのままの勢いで特攻するは、目的地、猫の目の店内。
ズザッ、と脚を突っ張って急停止。
>>882
「お、あんちゃん。前にも会った。
イグニスって名前だった、ナ」
店内を見回して、知った顔が居ると分かるや楽しそうににかにかと笑い出す。
「今日は金が有る。
省6
887(2): イグニス@魔刃使い 2013/06/11(火)22:31 ID:LU0sh.6A(3/6) AAS
>>885
「……そっか、だったら」
ギリギリ、と自身の頭蓋が軋むような感覚がイグニスを襲う
痛みからか、目を瞑り歯を噛み締める
「やるなら、外で……そうしよう」
添えるように男の腕に自身の手を向けた
片手で巨大な大剣を振り回す腕力、その力を使い男の腕に掴みかかり
それに成功したのなら自身の頭からその腕を引き離すだろう
>>886
「ああ、郵便屋さん
省4
888(2): ザ・ストレングス@放浪者 2013/06/11(火)22:37 ID:peXz6bk.(4/7) AAS
>>886-887
イグニスとガラの悪い男たちとの険悪な雰囲気だが、ホロが来たことによってどうも風向きが変わった。
もとよりこの男たちは騒ぎが大きくなるのを嫌う。目立つのは良いことばかりではないのを知っているからだ。
イグニスを少し脅して萎縮するようなら出て行かせようという考えの上だったのだ。
イグニスが反撃の意思を見せる上、新たに人が興味を示してきたとなると、これ以上は危険だ。
「……やらねぇよ。ムカつく野郎だ」
そう判断すれば、たとえ外聞が悪くても撤収すべし。
どうせ顔も名も売れていない。華々しい勝利もしなければ悲惨な敗北もしない。
それが彼らの処世術だ。立場が悪いとなれば判断も早い。
男はイグニスの頭を離すと、取り巻きを引き連れて猫の目を去った。
省3
889(2): ホロ@郵便局員 2013/06/11(火)22:45 ID:R2ajRr0M(2/5) AAS
>>887
「それは楽しみ。
ここに来ても大抵、依頼掲示板か他人の飯を眺めるだけ。料理を頼むのは初めて。おお、楽しみ、ナ」
一際楽しそうに笑いながら、イグニスの頼んだであろう料理が置かれてる、テーブル席に座る。
>>888
「アナタは誰?」
そう問いかけるのは、恐らく自分よりは年上に見える、金髪の女性。先程出て行った男共に絡まれていたっぽい。
「イグニスの知り合いか、ナ?」
先程、ホロには二人が親しげに話しているように見えた。
尤も、親しげだったのは、イグニスだけかもしれないが。
890(2): イグニス@魔刃使い 2013/06/11(火)22:51 ID:LU0sh.6A(4/6) AAS
>>888
「……やれやれ、もっと上手くできたらな」
はぁ、と大げさに肩を落とし少年は嘆息した
もっと上手く収める方法はあったはずだ、と
「どうも、ありがとう
いや、ごめんかな?勝手に首突っ込んでこれじゃ、ね」
小さく手を叩く少女に、バツの悪そうに髪を掻き毟る
「……お手柄はあっちかな?」
省10
891(2): ザ・ストレングス@放浪者 2013/06/11(火)22:59 ID:peXz6bk.(5/7) AAS
>>889
「……名前も知らない」
初対面だ、と手をぱたぱた振る。
こんなに大勢の人間(先ほどの集団も含め)に興味を持たれた経験がないので、多少面食らっている様子。
微弱な表情の変化に気づければ、驚いているらしいことがわかるだろう。
>>890
「私はもっと下手だから。ありがとう……?」
省5
892(2): ホロ@郵便局員 2013/06/11(火)23:09 ID:R2ajRr0M(3/5) AAS
>>890
「おおお、良いな、イグニス。
それはとても嬉しい。ありがとう、ナ。この借りは、いつか返す」
久々に配達が成功して高給が入って、居ても立ってもいられず飯場に突っ込んだら、よく分からんが何と知り合いのお兄さんが奢ってくれるという。
ホロ少年は有頂天。
先の韋駄天走りで被ったフードが脱げていたので、真っ当な体温を持たないホロの冷たい頭を、イグニスは撫でる事になる。
「うん?何のこと?」
頭をワシワシ撫でられながら、狐に摘まれたような表情をするホロ少年。
>>891
「…ん、どうした?痒いのか、ナ?」
省5
893(2): イグニス@魔刃使い 2013/06/11(火)23:12 ID:LU0sh.6A(5/6) AAS
>>891
「そっか、なら良かった
そういう風になっちゃうのは、少し悲しいからさ」
うんうん、と何度も頷きながら本当に嬉しそうに微笑んだ
あの男たちも、目の前の少女も無事に終えられたなら、この男としては一番の結果だ
「うん、この前に一緒にお茶したんだ
その時にあって、今回は二回目かな」
>>892
「借りじゃないさ
俺がしたくてやるんだからさ」
省5
894(1): ザ・ストレングス@放浪者 2013/06/11(火)23:19 ID:peXz6bk.(6/7) AAS
>>892
「……いぐにす?」
彼の名前か、とイグニスに視線を移す。
少し反芻するようにして心中で数回名前を繰り返す。
「友達。そう。なかよし……?」
会って数回目とのことらしいが……。
友達と言えるほど仲が良いのか、と何だかこくこく頷く。
省7
895(2): ホロ@郵便局員 2013/06/11(火)23:27 ID:R2ajRr0M(4/5) AAS
>>893
「なるほどナ。そんじゃ、オレもやりたいようにやる。
イグニスの奢る飯、感謝してありがたくばんばん食い尽くす」
それがホロ少年なりの礼儀のよう。
「イグニスが食べてたソレ、美味そう。オレもシチューとパンが欲しい。
あ、あと、鶏肉の串焼き、沢山。肉を食うと、暫くは速く長く走れるから、仕事に役立つ」
普段から散々な食事情だけあって、食べた物の影響がすぐに体に出るようだ。
>>894
「そう、このあんちゃんがイグニス。オレはホロ」
そう言ってイグニスを指さした後、自分を指さす。
省1
896(2): イグニス@魔刃使い 2013/06/11(火)23:31 ID:LU0sh.6A(6/6) AAS
>>884
「いやいや、邪魔じゃないよ
さっきも言ったけど皆でテーブル囲んだほうが美味しいだろ?」
そっか、飯終わってたか……、などと困ったように笑う
「親父さんもそこまで気にしないよ
注文もせずに陣取ってると時々怒るけどさ
今は俺達が注文してるし」
>>895
「パンとシチューと串焼き、ね
俺も追加で串焼き食べよう
省6
897(1): ザ・ストレングス@放浪者 2013/06/11(火)23:36 ID:peXz6bk.(7/7) AAS
>>895
「……ん。私はストレングス。よろしく」
ストレングス。つまり、力と言う意味だ。
彼女の細い体とは到底似つかわしくない名前であるが、それを気にしている素振りはない。
名前を一々気にしていられないということだろうか。
>>896
「ん。……じゃあ、これからもうしばらくもしたら、もう一人、怖いお姉さんがくる」
ぴ、と人差し指を立てて。
どうも彼女の連れ……というかは、この様子だと保護者という表現がしっくりくるか。
省5
898(1): ホロ@郵便局員 2013/06/11(火)23:50 ID:R2ajRr0M(5/5) AAS
>>896
「あぁ、うん。ここって裏に井戸があるから、水が飲み放題。ソレのお陰で、ここが離れ難くって、ナ。
水欲しさに半日居座ってたら、怒鳴られた」
その時のことを思い出したのか、ちょっと愉快そうに
「親父、顔赤くして激昂してた、ナ」
くつくつと、イタズラ坊主のしたり顔に似た笑顔を浮かべた。
>>897
「ストレングス、物々しい名前。オレのホロ・ディアブロとお揃いナ、物々しい」
「驚かない。
ストレングスはコレ見て、嫌な顔しなかったから、ナ」
省4
899(1): イグニス@魔刃使い 2013/06/12(水)00:00 ID:uxL1Ad5g(1/4) AAS
>>867
「怖いお姉さん?
じゃ、その人の分の飲み物でも注文しておこう」
顔に傷とストレングスは指を動かすが冒険者内では珍しくはない
実際この男の右腕もコートの中には存在していないのだから
「怖いお姉さん、か
……いや、やっぱりやめておこう」
なにか言い出しそうになり、急に口を閉じた
//お疲れ様です
省9
900: ホロ@郵便局員 2013/06/12(水)00:11 ID:lr3FHb/I(1) AAS
>>899
「ん、今度から気を付ける。ここは安くて良いから、出禁をくらったら堪らない」
うんうんと頷くホロの前に、ほかほかと湯気を湛える温かい料理の数々が運ばれてきた。
ホロはそれらを見て、目を輝かせる。
「いただきますっ!!!」
ホロ少年の大声が、猫の目に響き渡った。
//承知、ではこれにて〆で。乙でしたー
901(1): くすんだ白髪の少女 2013/06/12(水)23:06 ID:PT49e8Xs(1/4) AAS
共和国。あまりにも一生懸命走っているからか、何人かは訝かしげに私を見るけれど、とかく走る。
全力疾走で、まるで何かから逃げるように。
ううん、実際に逃げている。その子は私の双子の妹だけれど、とにかく逃げている。
一生懸命に走っていると、酒場を見つけた。酒場ならば人も多く、隠れるには最適だと思う。
それに、息も切れ始めてきた。だから、休憩もする必要がある。
迷わずに、その酒場の方へと足を向け、走りより、酒場の入り口のドアを、思いっきり開く。
思った以上に、大きな音が店内に鳴り響いた。
「はぁ……っ、はぁっ!」
息を切らしながら、酒場の中を見渡す。期待していたよりも、人の数は少なかった。
それに私のような長い白髪の女性は少なく、同じく白色のヒラヒラとした衣装を着ている私は、すぐにばれてしまいそう。
省7
902(1): イグニス@魔刃使い 2013/06/12(水)23:19 ID:uxL1Ad5g(2/4) AAS
>>901
適当な仕事を探しに猫の目の掲示板を覗きこむが
どうやら今日は日が悪いらしい
あるのは本当に子供のお使い程度の仕事しか無く、小さなため息を零していた矢先
「―――ッ!」
突然現れた少女は慌ただしくこの酒場へと飛び込むと迷いなく自分の目の前へと近寄った
「……とりあえず、これ
その服よりは身を守ってくれるよ」
少女が声をかけた男
イグニス、という冒険者はその身に纏った紅いコートを少女に向かって差し出した
省5
903(1): くすんだ白髪の少女 「」 / 鮮やかな黄髪の少女 『』 2013/06/12(水)23:26 ID:PT49e8Xs(2/4) AAS
>>902
「ありがとう!」
有無も言わず、真っ赤なコートを受け取り、サッと身に包む。
今のままの白い衣服ならば、机の下に隠れていても、きっと簡単に見つかってしまう。
だから、衣服を貸してくれるのは、素直に嬉しかった。
コートで身を包み、指差された方を見る。
奥を使わしてくれるのか。確かに、あそこならば身を隠すには最適だけれど。
「あっ……窓!」
省9
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