ここだけファンタジー世界汎用スレPart33 (1000レス)
1-

このスレッドは1000を超えました。
次スレ検索 歴削→次スレ 栞削→次スレ
447
(1): フォルカー@童話作家 2013/05/22(水)22:25 ID:RwrRvCwY(1/8) AAS
――レパブリア国内 某地域 某所 ”下の世界” 「蛙の墓所」

古代レーティクシア人が建築したという、水と闇の魔力に溢れるこの遺跡は下の世界から流れ着いたものだ。
すでにギルド発効の大規模探索クエストが成された後であり、めぼしいものは無い――と思われて入るが。
ことこの手の遺跡に関しては、数百の有象無象より一人の専門家だ。
謎に包まれている古代レーティクシア人に関する知識は非常に制限されているので、大規模探索後も何かあるのでは、との噂も根強い。
しかし、古代レーティクシア人の専門家というものは非常に限られるため、真相は不明のまま……というのが噂のオチである。

「……まだ何かあるとは思うんだよねぇ」

そんなわけで。
国内では恐らく一番古レーティクシア人に関する知識を蒐集していると思われるダークエルフの青年が一人、遺跡の前に立っている。
散歩がてらふらふらとここまで引き寄せられるようにきたのだが、思ったより蛙が騒がしい。
省4
448
(1): ライカ@バーグラー 2013/05/22(水)22:33 ID:v.1M/ITo(1/7) AAS
>>447

「大人しく捕まるんや〜!おとなしゅうウチにくわれるんや!」

バタバタとした足音と甲高い声が響いてはフォルカーの方へ近づいてくる。
フォルカーの視界に先に入ったのは、人の両手で包みきれない程度の大きさの蛙。
ゲコゲコ鳴きながら、ぴょこぴょことフォルカーの方へ飛んでくる。

その後ろを、革鎧を着て大小の細剣を帯びた
犬人の女が追いかける。フォルカーが退かないとナマズガエルが胸目掛けて飛んでくるゾ
449
(1): フォルカー@童話作家 2013/05/22(水)22:36 ID:RwrRvCwY(2/8) AAS
>>448

「うわっ!?」

胸に飛び込んでくるカエルを咄嗟に避ける。
ここは蛙の園と化している程の蛙の国。蛙さんを大切にした古代人が眠る墓だ。
そんなところで露骨な蛙の殺生を認めるというわけにもいかない。

「えーと。久しぶりだね。ええと、いきなり言うのもなんだけど、ここの蛙さんは大切にしてあげてほしいなぁ……」

どうどう、と走ってくるライカを止めようとしてみますが、どうでしょう。
450
(1): ライカ@バーグラー 2013/05/22(水)22:43 ID:v.1M/ITo(2/7) AAS
>>449

そういえば前に会ってますが、
最初からそういう口調だと思ってくれれば良いと思います。

胸めがけて飛んだのに、避けられた蛙は地面に着地。
次の行動に少し開きが出来て、その蛙に向かってライカが頭から突っ込み両手で抑えにかかる。
呻き声じみた鳴き声を上げながら、あばれる蛙だがそれをライカは何とか抑えつけていて。

「無理やむり!ウチえらい腹減ってるねん
代わりの飯があれば、話は別やがな」

両手にしっかりと胴体掴んだ蛙を見せながら、
ライカはしれっと答える。
省1
451
(1): フォルカー@童話作家 2013/05/22(水)22:47 ID:RwrRvCwY(3/8) AAS
>>450

「食用の蛙さんもいるしねぇ……ただ、ここはお墓なんだ」

蛙を愛し、尊敬していた人たちの眠る場所。
そんなところで、食べるためとはいえ蛙を殺めてはいけないよ、と彼は諭す。

「おなかがへってる……か。そうだねぇ、いいよ。実は用意があるんだ」

少なくとも、蛙よりは上等だと思うものを持ってきているつもりだ。
そんなわけで、蛙さんを離してあげて、と交渉。
452
(1): ライカ@バーグラー 2013/05/22(水)22:57 ID:v.1M/ITo(3/7) AAS
>>451

「お墓といわれても、腹は背に変えられんで
もうペコペコで尻尾を振る元気もないんや」

そんなこと知ったことない、と言わんばかりの態度。
そもそも彼女も死人なんだが、死人に死人を尊重しろ、というのも酷なんだろうか。

「おおっ!それなら話は別やで、ほな、はよおしえい!」

あっさりと蛙を離して、スカートの穴から飛び出た
白いほっそりとした尻尾をパタパタと降りだした。
「味も良うて腹が膨れれば文句なしや!」
453
(1): フォルカー@童話作家 2013/05/22(水)23:04 ID:RwrRvCwY(4/8) AAS
>>452

「気に入ってくれるといいけど……」

さて、と彼が手持ちのザックから取り出したるは干し肉である。
ただの干し肉と侮ることなかれ、彼の奥さん秘伝の漬け汁を用いたこだわりの一品。
ぴりっとくる辛みが憎い味となっている。

「これだけだと塩辛いからね、パンと、あ、そうそう。良ければタマネギなんてのもあるけど」

パンはともかく、犬にタマネギは厳禁です。
454
(1): ライカ@バーグラー 2013/05/22(水)23:11 ID:v.1M/ITo(4/7) AAS
>>453

パタパタと尻尾振りながらちゅうもーく。
つぶらな黒い瞳が、フォルカーの一挙一動に注目。

「もう我慢できへん!」

見せられたとなって、そちらを押し倒す勢いで
突撃! 目的は肉だけです。奪えればガツガツと食い始める。

「パン!しやし、気が利くとちゃう。もっと食べもんあるやろ?もっと頂戴やぁ」
省3
455
(1): フォルカー@童話作家 2013/05/22(水)23:15 ID:RwrRvCwY(5/8) AAS
>>454

「おお、おおおっ……!?」

気づけば手持ちの食べ物が奪われていたでござるの巻。
あげるつもりだったんだから異存はないが、迫力に気圧されている模様。

「にんにくとかならあるけど……」

そもそもそんなに食べ物を持ち歩いていない。
干し肉もパンも奪われたら残るはタマネギとニンニクぐらいなもので、後は水だ。
456
(1): ライカ@バーグラー 2013/05/22(水)23:21 ID:v.1M/ITo(5/7) AAS
>>455

「タマネギはのぅ、食べてもしなへんけど、つかウチもう死人やしな!ウヒャヒャヒ」

久しぶりに生肉じゃない肉を食べた気がして、
ちょっとテンションマシマシである。

ついでにニンニクも奪うようにもっていき、
フォルカーからようやく離れて。

「ほほう、ニンニクやるやったらええな。
これがあれば蛙が生やけどちびっと美味しくおっただけちうわけや」
省2
457
(1): フォルカー@童話作家 2013/05/22(水)23:25 ID:RwrRvCwY(6/8) AAS
>>456

「ストップ。約束はまもろう」

蛙さんは食べない決まりだよね、とライカの手を取って言う。
前回会った時よりもアホの子っぷりが加速しているような気がする。時の流れは残酷だ。
それにしてもくいしんぼうさんだ。

「……なんというか、随分おなかすかせてるんだね?」

こめかみの辺りを押さえながら言う。
これはもうこの娘を連れて戻った方がいいのではないかと思ったからだ。
458
(1): ライカ@バーグラー 2013/05/22(水)23:33 ID:v.1M/ITo(6/7) AAS
>>457

「へっ? 約束はあの蛙を離すことやったで?」

どうも死んでたら精神は死んだままで固定されるというが、
どうやら上がるだけは無いが、下がることはあるらしい。

「我慢でけへんわけとちゃうねんけど、
毎度毎度お腹空おっておるからなんか食べたいなぁ、ってな」

ニコニコ、と。
459
(1): フォルカー@童話作家 2013/05/22(水)23:38 ID:RwrRvCwY(7/8) AAS
>>458

「……いいかい? このお墓で蛙さんを捕まえるようなことをしたらね」

「大変なことになるんだよ」

手段を変えよう。脅す方向で行くことにした。
取って食うという思考ルーチンの生物は、その逆があることを本能的に知っている。
そして、そのような存在を恐れるはずだ。

「この場所は魔力的に水の属性が非常に強く発達していてね。その影響もあってここの湧き水は非常に澄んでいる」
省5
460
(1): ライカ@バーグラー 2013/05/22(水)23:46 ID:v.1M/ITo(7/7) AAS
>>459

「むぅ?」

語り出したフォルカーに対して静かに話を聞き始めるライカ。
最初こそ、ふ〜ん、といった態度が途中から耳が垂れ下がったり、
しまいには細い尻尾が、股の間に隠れたり。

「ほ、ほんまか!? それならさっさと出なあかん
ほな、さっさとこんな場所から出やうやないか!」

う〜、とフォルカーを引っ張ってまで
ここから逃げるように出ようと。
461: フォルカー@童話作家 2013/05/22(水)23:52 ID:RwrRvCwY(8/8) AAS
>>460

「え? あ、じゃあこの先に車があるから改めてご飯ぐらいなら……って、力強いって!」

腕を引っ張られて遺跡から逃げ出すことに。
この先には魔術師ギルド所有の”戦牛”と名づけられた輸送車両がある。
心得がないと動かせないものなので、泥棒の心配も無くあんなところにいたというわけだ。
とりあえず、町までは居眠りでもして過ごせます。

――

(何があるのかの調査でもしようと思ったら変なことになったなぁ)
省6
462
(1): アンジェリカ@薬師 2013/05/23(木)20:20 ID:p04vuA1w(1/4) AAS
【波打ち際の絶壁】
 崖の上にも野草は茂っていて季節の花が蕾を作っていたり花を咲かせていたり。
 普段着のスカート姿で蛍火色の髪の女性はめぼしい植物を採取していた。

 と、そこに珍しい羽虫が飛んでくる。
 見た目からしてバッタかコオロギの仲間。
 薬用としては黒焼きにして風邪、脚気等に処方する。

「網を持ってきたら良かったかもしれませんね。」

 息を殺してそっと捕まえようとする。
463
(1): リシャール@うぃっち 2013/05/23(木)20:34 ID:nv77.aOc(1/3) AAS
>>462

その場所へ現れるのは、胴着の上に厚手のケープを羽織り、
ズボンを穿いた金髪のハーフエルフ。
少し曖昧な、人を小馬鹿にしたような笑みを浮かべながら、
しとしととアンジェリカの方へ近づいていき。

「いやぁ、風が強いもんですね、ここ」

海側から吹いてくる強い風にケープをはためかせながら
リシャールは言う。つい昨日人を殺めたというのに、なんにもなかったかのようなこの態度だ
464
(1): アンジェリカ@薬師 2013/05/23(木)20:40 ID:p04vuA1w(2/4) AAS
>>463
 その手を逃れてぴょーんと羽虫が跳ねた。
 取り逃がしてため息一つ。
 まあ通りすがりの人を責める理由もないし
 立ち上がってその声の主に振り返り挨拶を。

「あらリシャールさん、お久しぶりです。
 お元気されていました?」

 片手に花籠、但し中身は草花がごちゃごちゃと。
 自然に振舞っているので何も疑いはしない。
 久々の再開に微笑みさえ返す。
465
(1): リシャール@うぃっち 2013/05/23(木)20:48 ID:nv77.aOc(2/3) AAS
>>464

しってかしらずか、一歩踏み出しそこにいた虫に
硬そうな靴をのせていて。

「ええ、元気でしたとも。そちらも息災のようでなによりです」

軽く頭を下げて会釈。
街から抜けだして、さあどうしようと進んでいたら、たまたまここにたどり着いた。
追手が来ていたら、まずかったが幸いにしてここにはおらず。

「薬草詰みでしたか? いっぱい採れたようで」
省2
466
(1): アンジェリカ@薬師 2013/05/23(木)21:02 ID:p04vuA1w(3/4) AAS
>>465
「あ!」
 せっかくの虫を潰されて残念そうに
「…まあ仕方ないですね。」とだけ呟く。

 籠の中を尋ねられてそれとなく答える。
「薬草と普段食事につかう野草ですね。
 あと、大声では言い難いのですが芥子もありまして。
 阿片に化けますが、治療にも使えるので見つけたら
 幾らかはこっそり採って置く事にしているのですよ。

 あとは水虫に困っている人がいましたのでミツマタ等を。」
省1
1-
あと 534 レスあります
スレ情報 赤レス抽出 画像レス抽出 歴の未読スレ AAサムネイル

ぬこの手 ぬこTOP 0.230s*