ここだけファンタジー世界汎用スレPart33 (1000ﾚｽ)
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109: ナスカンディア@翼人 2013/05/04(土)00:10 ID:U.EVTbe2(1/7) AAS
>>107
港から猫の目までは、少し距離がある。
飛んで行こうかな、とも考えたけれど、町中をよく見たいから歩いて行くことにした。
久しぶりのこの町なのだから、やはり歩かないと損だと思う。
猫の目の扉に手を添えて、押し開ける。
その途端に、笑い声というか、奇声というか、ともかく声が聞こえた。
扉の前で一瞬だけ硬直し、声のした方を見る。厨房の方で、その声がしているみたいだけれど。
近寄ってみると、ロイさんが盛大に笑いながら何かを作っていた。
なにか、油で揚げているみたいだけれど。
「……なにをしてるのですか、ロイさん……」
省4
110(1): ナスカンディア@翼人 2013/05/04(土)00:14 ID:U.EVTbe2(2/7) AAS
>>108
「あっ！」
その声がしてから、その人の存在に気がついた。
入って、まず最初には盛大に高笑いしているロイさんに、気をとられたのだもの。
ともかく、いつものように大きく手を振って。
「リヒトさん！ お久しぶりです！」
厨房の方にではなく、リヒトさんに駆け寄る。
少し成長したのだけれど、気付いて貰えるかなとワクワクしながら。
成長したと言っても、背が5ｃｍほどのだけなのだけれど。成長期真っ盛り。
省5
113(2): ナスカンディア@翼人 2013/05/04(土)00:31 ID:U.EVTbe2(3/7) AAS
>>111
ワクワクしながらロイさんの言葉を待って、ドチラサマと言われたなら明らかに落胆して。
ポケットに忍ばしておいた、タクティカルペンを取り出す。
「……これを見ても、忘れたというおつもりですか？」
右手で、ペンの柄の部分をギュッと掴み。
「それとも少し痛い目に会わないとダメですか！？」
省19
116(2): ナスカンディア@翼人 2013/05/04(土)00:54 ID:U.EVTbe2(4/7) AAS
>>114
「まったく、もう！」
腕を組み、強く息を吐く。そう言う、ちょっと怖くなる冗談はあまり好きじゃない。
海賊さんたちもそんな冗談をしてくるし……ほんとに、もう。
「にしても、ゴメンなさいね……頂きます」
席に座って、スティックサラダの一つをつまみ、ポリポリと何もつけずに生のまま食べながら。
省21
119(2): ナスカンディア@翼人 2013/05/04(土)01:16 ID:U.EVTbe2(5/7) AAS
>>117
「何を見てるのですか？」
対して、こちらはギロリと。まったく成長していないからこそ、少しばかり憎しみの目。
そりゃあ、他の女性らしさは飛ぶときに邪魔になるのだもの。しょうがない。
「えっと、ロロファナ海賊団……ですね？」
口元に立てた右指を添え。
省19
122(1): ナスカンディア@翼人 2013/05/04(土)01:36 ID:U.EVTbe2(6/7) AAS
>>120
「おさけ……」
コップに入れられる液体を見て、身体を硬直させる。
お酒は、最近は飲めないこともなくなってきた。きっと、海賊さんたちのせい。
なんだかんだで、お酒を勧められるのだもの。参ってしまう。
「えっと、頂きますね！」
一口だけ、その液体を口の中に流し入れて。
省6
124(1): ナスカンディア@翼人 2013/05/04(土)02:06 ID:U.EVTbe2(7/7) AAS
>>123
「成長はするものです！ 特に、翼人は成長が早いのですよ！」
二十年しか寿命がないのだから、それなりに成長は早い。
成長すること自体は嬉しいのだけれど、飛びにくくなるのが少し難点。
訓練しないと、常に。
瓶を二つ手にとって、代金をロイさんに手渡しする。
ホントはマスターに手渡ししなければならないのだけれど、そこはほら。
チップの形で、ロイさんにもいくらかも渡さないとダメなのだし。
でも直接は言い出しにくいから、代金の中に忍ばせる形。気付けば良いのだけれど。
「港ですね！？ ……じゃあ、今から！」
省4
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