【能力者学園も】能力者スレ外伝【その他本スレで出来ないネタも】

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327: 名無しさん [sage]

>>324-326
【――――少女の最後の言葉には、小さく笑って見せた】
【頷いたり言葉として返されたりなんて事は無いのだが……其れが何を示しているのか、彼女ならば分かる事だろう】

【抱きしめてやるのならば拒む事も無く、そのまま頭を撫でてやれば何処か擽ったそうにしながらも嬉しそうに尾を振って見せて】
【平穏な日々の一コマ、として表すには特別な時間。或いは少女の考えでも見通したかの様に微笑みかけて】

｢キミが来たい、と言えばボクは何時でも此処に連れてくるよ
柊はボクにとって大切な友達だし――――此処を知ってるのは、ボクとキミだけだもんね｣

【秘密を共有する仲間、だけでは無い。大切な友達だからこそ、何時でも良いと】
【何時もの様に赤面して慌てる風でも無く、代わりとして覗かせるのはただただ純粋に嬉しそうな其れだ】

【――――どれ程の時間が経ったかは分からないが、やがては時間も過ぎ】
【名残惜しさは残れども、この場を去らねばいけない時】
【ただ、何時でも訪れる事が出来る場所。共有された秘密の地。たった二人だけが知っている事が、また嬉しくもあって】

｢――――それじゃあ、そろそろ戻ろっか。あんまり遅くなって心配掛けさせると……ほら、後が怖いしさ｣

【別れは名残惜しい、けれど。友達だからこそ、何時でも会える事】
【手を引けばやがては元の階段へと戻ってくる事となろうか。気付けば夜、と言い表しても問題無い時間】
【少しばかりの迷いを見せたのは――――この後の事。このまま共に道を戻るか、それとも何か理由を作って寄り道をしてしまうか】

【結局導き出したのは、丁度その真ん中くらいに位置する答え。｢ボクの家でご飯でも食べていかない？｣なんて事だ】
【頷くも頷かないも少女次第。然れど、仮に頷いたのだとしたら――――その先では一緒に料理を作ったり、なんてまた別な話が紡がれる事となるのだろう】

【何であれ、其処から先は未確定。決して悪い話にならなかった事だけは確かであり】
【――――翌日になり、少女が学校に登校してみれば。後ろから驚かすようにして狼の少女が抱き付いてきて｢おはよう｣なんて言葉からまたその日の話が紡がれた事だろう】
【或いは変化が訪れたのかは……二人のみの秘密か】

/気付くのに遅れてしまい非情に申し訳無いです……！
/余り長引かせてしまうのもアレかなと思いまして、この辺りで……！
/とても楽しく絡ませて頂きましたっ！有り難う御座いましたですよー！

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