【能力者学園も】能力者スレ外伝【その他本スレで出来ないネタも】 (520ﾚｽ)
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41(1): 2013/02/10(日)21:49 ID:an3gC6tM0(1/5) AAS
【人もまばらな放課後の教室、部活動に精を出す生徒達の声】
【その声を尻目に一人黙々と作業をする少女の姿が、教室内にあるだろう】
【机の上に一杯の紙を広げて、何やら四苦八苦しているよう】
Валентина（バレンタイン）……近いと、大変……
一杯、作らなきゃ……
【少女の折っているのは包み紙、小さなそれを折って何やら袋のように仕上げていく】
【小さなそれを作ったなら、気に入らないのかくしゃくしゃにして、また新しく作る】
【そんな動作を、もう何回か繰り返しているのだろう】
【声を零すのは仄かに金色の混じったプラチナブロンドの長い髪、大きなマリンブルーの瞳】
【透き通るような素肌に女性としてはやや小柄で華奢な体躯、それでいて膨らんだ大きな胸】
省2
43(1): 2013/02/10(日)22:01 ID:an3gC6tM0(2/5) AAS
>>42
【扉が開く音に小さな背中がビクッと跳ねた、慌てて紙袋を隠そうとその手を揺らす】
【けれども焦っては成功なんかしない、くしゃってなって、地面へと落ちて、バツが悪そうな表情を浮かべた】
【貴方へと振り向く彼女の横顔が、今にも解けそうな糸の束のように】
月彗……先生……怒って、る……
ソニア、ね……えっとね、悪い事、してないよ……
要るの、これ、一杯、使うの……
【怯えるような色合いがそのマリンブルーの瞳に浮かんだのなら】
【見つめるその彩が淡く蕩けるような旋律を刻むのだろう】
【震える言葉のその音律が踏破されるように奏でられた】
省3
45(1): 2013/02/10(日)22:16 ID:an3gC6tM0(3/5) AAS
>>44
【ほっと胸を撫で下ろしたなら、その表情に落ち着いた色が混じるのだろう】
【窓から差し込む夕陽に溶けそうな、染まってしまいそうな、それほどまでに白い素肌】
【雪国生まれの雪国育ち、まだ此方に来て日が浅い彼女は、色んなことが手探りで】
Спасибо（ありがとう）先生……ソニアね、来たとき、没収されたの
銃、ソニアの大切にしてたの……だからね、没収、やなの……
【日本へと来る際愛用のSVD（スナイパーライフル）が税関に引っかかり国に没収されたみたいで】
【むしろ良く編入できたものだと、事情を知っていたなら思うかもしれない】
【ドコと無く常識が欠如した彼女は一人だと何をしでかすか分からない】
【そのため、普段は介護と称して何人かの生徒が取り巻きのようにいるのだろう】
省10
47(1): 2013/02/10(日)22:31 ID:an3gC6tM0(4/5) AAS
>>46
【包み紙はどこか異国情緒溢れる不思議な色合いをしていて】
【恐らく彼女の祖国のものなのであろう、どこか淡い香りが漂ってくる筈だ】
【祖国の両親から送ってもらってきたものなのであろうか】
ぅー……好きじゃないの、好きじゃなくて……憧れ
なりたいな、ってあんな人に、なりたいなって思うの
【その感覚がイマイチ分からなかった、人を好きになるって感覚が】
【彼女の言う〝本命〟とはそういう意味では貴方の興味を引かないかもしれない】
【何故ならそれは憧れであって、好きとはまた違う平行線上の思い】
【くしゃって重なる小さな両手、顔の近くで重なったなら、その淡い色合いを強く表現した】
省10
49(1): 2013/02/10(日)22:47 ID:an3gC6tM0(5/5) AAS
>>48
【根本的なところで少し抜けているよう、没収されるなんてことも分かっていないみたい】
【ただ純粋に喜んでくれるかな、なんて思ってしまって、それがはじけた帰結】
【そこにたどり着けるのなら、別に良いかななんて思ったり】
ホント！先生、だったらね……色々、手伝って欲しいの
先生に頼んで、家庭科室、借りるの
【そう言って家庭科室の鍵を取り出すだろう、どうやら先に言って借りたみたい】
【椅子から降りたなら、小柄な身長が貴方の前で揺らめく、幼い姿であるものの服装は少し派手】
【大きく開いた胸元のカッターシャツ、ベスト越しでもその豊満な胸が覗けるのだろう】
【そうして貴方の手を取ろうとするだろう、華奢な素肌がしみこむみたいに】
省7
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