大会専用スレ (255レス)
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181(1): ◆zqsKQfmTy2 2019/01/20(日)18:12 ID:6IlD6zzI0(10/11) AAS
>>177
【先ほどまで劣勢に立たされていた白色の儚い少女を応援する声はピタリと止んだ】
【劣勢を覆したにも関わらず声援が止まるのは、白桜の内に潜むものの獰猛さと剣呑さから】
【それらは白桜の儚げな印象から大きく乖離して―――改めて認識させられる、人ならざる能力者であると】
かはっ、どうしたよ?弾丸掠めた程度で膝付いてんじゃねえよ。
アタイのリードじゃ荒々しすぎて振り回されるってか、――もうちょい気張れ、ToughBoy!
(―――……フェイ、この戦いは私のものだから、必要以上に出しゃばらないで。
――――――………貴女におんぶにだっこじゃ大会に出ている意味が、…ないから)
(『Ha、さっきまで窮地に陥ってたやつの言う言葉じゃねえな。おめえだけの力なんぞたかが知れてる。
それによう、もう"手遅れ"だ。アタイとおめえの境目が曖昧になるほど混じったから、無理に出れば弊害が生じる』)
省16
182(1): ギア・ボックス◆ZJHYHqfRdU 2019/01/22(火)03:32 ID:h7nAXcQg0(11/15) AAS
>>179
【真剣勝負の最中だというのに、自然ギアからも微かな共感への喜びがあふれる】
【今この瞬間のみの、一期一会。だからこそ、思いのたけを互いに全力でぶつけ合える。何物にも代えがたい】
【岩盤の一撃で宙を舞っている間、ギアの感覚は一瞬スローモーションになった】
【レグルスが左目を庇っている。苦し紛れのカウンターは、想像以上の効果をもたらした】
【同時に、『フリーズ・ミニカー』による攻撃も。地形変化に対する反撃としては。確かに有用だった】
【しかし、レグルスには小細工を打ち砕くだけのパワーがある】
【フィールドに強かに身を打ち付け、呻きながら必死に立ち上がった人形の瞳に、その雄姿が飛び込んだ】
な――――!!? あの冷気を受けて、瞬間的に……!!
【人形の顔が驚愕に歪む。己自身を炎と化し、突き進む。接近戦をこなす魔術師。ここまでの脅威となるのか】
省19
183(1): 剛田 剛太郎◆UYdM4POjBM 2019/01/25(金)00:43 ID:XqQAhkbc0(25/35) AAS
>>181
【膝をつき、よろける剛太郎だが―――よろけながら彼は右手の親指でこめかみを強く押す】
【そして左手で右手のひらの中央、人差し指の付け根、親指の横を押しながら―――】
「よし、それでええ……そのまま発動せい」
――――葉隠流……奥、義……『明鏡止水』……!!
【―――体調を安定させる経穴をいくつか押しながら、己の精神を平静に保ち斬るべきモノを捉える奥義、『明鏡止水』を発動】
【この奥義は使い方によっては気付けにも使える事を習得の鍛錬の際に気付いていた―――これを持ってとりあえずは戦闘続行可能な状態に持ち直す】
【腹の中の嫌悪感までは消えてないし目の前も揺れて見えていたが―――筋肉の感覚は限りなくフラットまで戻すことが出来た】
省13
184(1): ◆zqsKQfmTy2 [sage] 2019/01/27(日)22:00 ID:6IlD6zzI0(11/11) AAS
>>183
その物言いはごもっとも。でも、あれは……私じゃなくて相棒のお陰だから。
だから彼女が作ってくれたあなたの大きな隙を突かなかったのは、私なりの筋の通し方。
この戦いは私のもの。剛田剛太郎、手を抜いたら……絶対にゆるさない。
【命の遣り取りならば絶対にフェイは体の主導権を明け渡さず隙を突いて殺しにかかっていただろう】
【でもこの大会中は白桜が主体で戦うと強く主張していたから、意にそぐわない行動で生まれた結果を是としない】
【例え平衡感覚の乱れを克服するに十分な時間を剛太郎に与えたとしても、それはそれで構わなかった】
――――――……!?、やっぱり、あなたは強い。
文月お姉はんと同じくらい強い―――――だったら、私はあなたを倒さなきゃいけない。
省11
185(1): サリードの中身◆auPC5auEAk 2019/01/29(火)16:39 ID:ZCHlt7mo0(24/32) AAS
>>180
(……そういう、タイプか……――――苦手だなんて、言ってられないけど……ッ!)
【口にされる、正直な感想――――そこにサリードは、対戦相手であるドラの、戦い方の根底を見出した気がした】
【恐らくは、自分のペースに持ち込む事を最優先に立ち回るタイプ。それも、相手への挑発などを込みで、立ち回りの計算を立てるタイプだ】
【――――人と何らかのやり取りをする時、相手をわざと怒らせる、というのもやり方の1つだ】
【彼は恐らく、その辺の機微を戦いに取り入れているのだろう。無視をするのが得策だろうが、完全に無視できるものでもなく、無視に徹してもそれ前提で対策を立てられる】
(つまり……『奇』をてらう事だ……曲げた戦い方になるし、そんなに得意じゃない。それに、もし滑ればこのままズルズルだけども……
――――少なくとも、格上の可能性が高い相手に、初手のペースを握られてしまったのだから……どこかで無理をして、取り戻さなきゃならない……!)
【なら、やるべき事は、正攻法ではない。奇策――――自分なりに、相手の虚を突くために、曲げた戦い方を考える】
【それに頼るのは、やはり得策ではないが、少なくとも現状の流れを変えるためには、一時的にもそうした戦いに身を置かなければならない】
省24
186(1): レグルス=バーナルド◆auPC5auEAk 2019/01/29(火)21:58 ID:ZCHlt7mo0(25/32) AAS
>>182
……殴り合うだけのでくの坊でも、魔術に頼りきりになる頭でっかちでもないんでなぁッ!
これくらいよぉ……これくらいなきゃ、俺は勝てねぇんだよ、『本番の敵』に!!
【恐らくは、半ば自らを鼓舞するためなのだろう。レグルスの啖呵は、空の上から威勢良く響く】
【瞬時に対応して適切な魔術を行使するというのは、勿論魔術師としてのスキルではあるが、臨機応変ぶりは、むしろ格闘家のそれに近い】
【まさしく、棒術と魔術を双方高いレベルで成立させているレグルスの、面目躍如という奴だろう】
(……流石に、少し無茶ったがな……ッ)
【とは言え、諸々の条件の中、無理をしているのは事実だろう。どこか、ウォーミングアップの不十分なままに使ってしまった筋肉のような痛みを抱えて】
【一旋回の間隔を置いて、ギアへと突進しながら、焦りが胸の中にあった事を、レグルスは自覚していた】
省19
187(1): ギア・ボックス◆ZJHYHqfRdU 2019/01/31(木)03:59 ID:h7nAXcQg0(12/15) AAS
>>186
……よっぽどの強敵みたいですね、その『本番の敵』は……!!
【空中を舞いながら、自然と言葉は返せた。レグルスがどれほど大きな敵に挑んでいるのか、事情は知らなくても魂が感じている】
【魔術師、というより魔術を身に着けた武闘家。変幻自在の戦士。彼ほどの男ですら、これほどの執念で挑まねばならない】
【この世界の抱える闇の深さを想わずにはいられなかった】
【そんな彼に対するからこそ、全身全霊で。自分なりの戦いを、すべて出し切る】
【ギアは自らの意志で跳んだ。ギアもまた、彼に挑む心の強いあまりに、魂にかけている負担から目を逸らしたまま】
【小細工。目くらまし。前回の大会でも一回戦でも、そうした戦法を見せたのはこの時の為】
【肝心なところから意識を逸らさせる術は、マジックを習っていた頃に教わったものだった】
【それが功を奏したか、突撃に対して強烈なカウンターをもらう、といった失態まではなく】
省15
188(1): レグルス=バーナルド◆auPC5auEAk 2019/02/02(土)19:43 ID:ZCHlt7mo0(26/32) AAS
>>187
――――恐らく、人生最大の『敵』だ……ッ!
【余計な言葉を交わしている時間はない。戦いは、そろそろ佳境へと差し掛かりつつある。その中で、ごく短い言葉にレグルスは万感の想いを滲ませた】
【どんな『敵』なのか、どうして戦わなければならないのか、どんな想いで臨んでいるのか――――そこはもう、この戦いの中には不要なファクターだ】
【だが、少なくとも――――そんな何かを抱えてレグルスはここに立ち、そして今のこの戦いの、その『元手』になっているのは、間違いないのだろう】
(っく、くそ……不味った!!
この手の『搦め手』は、一番警戒しなきゃならないところじゃねぇのかよ、畜生……ッ!!)
【サーベルの痛みに、思考がてんでバラバラに散らばりそうになりながら、レグルスは残された脳の領域で、己の不覚を呪う】
【――――自分の望む『本番の敵』との戦いでは、正にこうした状況対応力が一番大事なものだと、ちゃんと理解していたはずなのに】
【気負いが、本来見抜けただろう作意を自ら覆い隠してしまったのだ。そんな己のふがいなさを、レグルスは悔やむ】
省18
189(1): 剛田 剛太郎◆UYdM4POjBM 2019/02/03(日)22:27 ID:XqQAhkbc0(26/35) AAS
>>184
……確かに、実戦だったら今の所はムクに守ってもらってたかもしれないな
お互い、相棒に庇ってもらう頻度が減るくらいには地力を底上げしたいからこの大会に出たって所だろ
いっぺんぐらい多めに見るよ―――……でもそっちこそ、『お前』が手を抜いたらマジで怒るからな
【目の前の白桜は自分と似通った理由での戦いの動機を持っていることを剛太郎は理解した】
【理解したからこそ今の点を手抜かりとは責めない。この一度きりでこの話はおしまいだ】
【後はどちらかが倒れるまで戦い続けるのみ。右手を顔の斜め前に、左手を腰の下に伸ばし「天地上下の構え」で対峙する】
【右手狙いを堂々と公言されても彼は不敵に構え、近づいてくるだけだった】
文月ってのにはあったことないけどお前の憧れな奴なくらいだ、真剣勝負の場なら
俺が今からいう事と同じことを言うだろうな―――……望むところだかかってこい、と
省10
190(1): キャットⅢ◆UYdM4POjBM 2019/02/05(火)02:07 ID:XqQAhkbc0(27/35) AAS
>>185
【手応えは扇子の方から。多彩な技をこそ持ち味とするドラにしてみれば一度の攻撃に二重の動作を組み込むのは造作もない事】
【このまま翻弄できるか、と狙いに行くが―――そこでサリードの攻撃のリズムが変化する】
【扇子をあえて受け、拳の一撃は剣の腹で受ける―――バチンッ!と火花が鳴り、クリンヒットまでは通らなかったのは確認した】
【だが『捌き』で終わらず、虚を付いた反撃の一手も盛り込む行動にキャットⅢも仮面の下で目を見開いた】
【氷の片手剣が腹部へと命中し、バキィン!!と耳に響く金属音と共に火花が鳴ると―――うめき声が漏れた】
ぐ、うッ!!
(―――"合わせて"きたか。ぼくの手数に……やや無茶をしてぼくの攻撃を迎え入れてでも
反撃を盛り込むとは……なんだい、けっこうやれる奴じゃないの……!!
省8
191(1): サリード=ヴァルマンウェ◆auPC5auEAk 2019/02/06(水)22:21 ID:ZCHlt7mo0(27/32) AAS
>>190
ッッ!!
(通った……けど、そこまで強くは行ってない……ッ)
【腹部への一撃に呼気が締め上げられ、痛みと吐き気が込み上げてくる。そんな中、左手の感覚は、奇策として放った攻撃の成功を伝えてくる】
【ある意味、自らの身を顧みない一撃だった訳だが、相応の成果を上げる事は出来た様だった】
【――――ただ、結果に満足するかと言えば、それはまた別問題である】
【相手に寄せられてしまったペースを、仕切り直すための無茶として、この攻撃を放ったのだが、その狙いまでは、達成できていないようなのだ】
【アタリは、そこまで強いものではない。それはサリード自身の感覚で分かる事だし、引き換えにしたダメージも、中々に深刻だ】
【相手の掴んだペースをかき乱してやる事は出来たかもしれないが、あまり消耗しすぎると、結局取り戻す事は難しくなる】
【――――やはり、曲げた戦いというのは、100%の結果を返してくれるものではないのだ】
省17
192(1): ◆zqsKQfmTy2 2019/02/06(水)23:35 ID:JPOKnE/c0(1) AAS
>>189
――――――……!?
(待ってた……だって?くはっ、おもしれえ野郎だな!
なあ、白桜。お前があいつのリードに振り回されてどうすんだよ)
(あいつのロデオはこれからだ―――一瞬たりとも目ェ切るんじゃねえぜェ!)
【最初の四発。貫通特化と威力特化の合わさった弾丸は虚しく空を切る】
【攻防の火蓋を切ったのは白桜。しかして戦いの流れは、今、剛太郎に傾きつつあった】
【白桜の放つ弾丸は全てはずれ。一方、剛太郎の技は一つだけではなく続きがあって】
【それ即ち――白桜は無防備を曝し、反撃の芽を摘まれそうだという事】
―――――……くっ、!?
省9
193(1): ギア・ボックス◆ZJHYHqfRdU 2019/02/09(土)23:38 ID:h7nAXcQg0(13/15) AAS
>>188
――――!!!
【ギアもまた、それ以上は言葉を返さなかった。彼の歩んできた道、その重みなど知る由もないことだが】
【だからこそ、その言葉に込められた言い尽くせぬ感情を人形の中の魂が感じ取った】
【それが、今この時も彼をこの場に立たせる筋金となっていることも。ならば、それに全力をもって応じることが自分に出来る最大の敬意の払い方だ】
(クソッ……!! 搦め手が通ったはいいけど、後に続けるだけの余裕がない!!)
(サーベルの刺さった腕を狙うのは無理だ!! とにかく、今は追撃を――――)
【本来であれば畳みかけるべきところ。だが、小細工に頼るのはギアが元々生粋の戦士ではないがゆえだ】
【戦士であるならば、より効果的な二の矢、三の矢をつがえていたことだろう。それだけの余裕は、人形の玩具屋にはなかった】
【ギアもまた、己の未熟を恥じる。幾度か修羅場を生き延びたとはいえ、自分はこの世界の巨大さの前ではちっぽけな存在なのだと】
省16
194(1): レグルス=バーナルド◆auPC5auEAk 2019/02/12(火)13:25 ID:ZCHlt7mo0(28/32) AAS
>>193
……ッッ
(届いた……さあ、どうだよ……これで、そっちも……安くは、ねぇぞ……!)
【血みどろの左腕をだらりと投げ出しながら、レグルスは殴り飛ばしたギアを見据える】
【左腕はもうボロボロで、関節を叩きつけられた右腕も十全とはいかない中、それでもカウンターとして有効打を叩き込めた】
【全身の神経の悲鳴が、ガンガンと頭痛となって意識を叩きつける中、右手1本で棍を構えながらレグルスは呼吸を整える】
っ、剣を――――なるほど、これが、最後か……ッ!!
【無論、拳の一撃だけで無力化などと、甘い事を考えていた訳ではないが、武器をアスポートで確保されたというのは、流石に予想外だった】
【再び得物を――――というよりも、彼の場合は道具全般を武器として用立てられるのだろう――――確保された事で、レグルスに嫌な予感が走る】
【このまま、別の暗器に頼るというのなら、まだやりやすい方かもしれない。正体は分からなくても、サーベルほどに取り回しのやりやすいものでもないだろうからだ】
省18
195(1): ドラ◆UYdM4POjBM 2019/02/13(水)18:00 ID:XqQAhkbc0(28/35) AAS
>>191
【手応えは浅い、攻撃と同時に距離を取るのが目的だったため当然ではあるが】
【予定以上に"入ら"なかったとなると―――目視でも確認できた、向こうも距離を取るのが目的だったようだ】
浅いなと思ったら……向こうも引いたか
両者同時に離れたとなると……間違いないね、次は遠距離攻撃を使ってくるに違いない
魔術を使うようだしね……ぼくの得意とする距離の外から、撃ってくるに違いない
……うふふ、じゃあこちらも迎え撃とうか!!
【ベルトの横ホルスターから、クナイのシルエットが刻印された小型のディスクを抜き取ると、ベルトの鈴部分を横にスライド】
【斜め上からぐ、と押し込んで鈴部分をかちゃりと戻し、鈴を鳴らすと―――電子音声が響くだろう】
省9
196(2): 剛田 剛太郎◆UYdM4POjBM 2019/02/13(水)23:16 ID:XqQAhkbc0(29/35) AAS
>>192
【手技の際は挟み切る動作、足技の際は二連撃となる奥義―――『快刀乱麻』】
【手技ではうまい切れ味を出すことが出来ないと考え、足技で放ったのだ】
【……だが、当然足技で放つにしても自分の体重を支える手には自ずと負担はかかる、左手に重心を傾けているとはいえ―――】
(……ああそうだよ、ぶっちゃけちょっと無理してやりました!正直痛いな!!)
だが、いいのが入ったな!!ちょっと頑張った甲斐があったぜ!
さて、倒れてていいのか―――俺は手を抜かないと言っただろう!
「(……気を抜くなよ剛の字―――追い詰める時こそ細心の注意を払って無駄なく仕留めるんじゃあ
奴は今や窮鼠、とどめを刺される前に何かやってくるかもしれん)」
省7
197(1): サリード=ヴァルマンウェ◆auPC5auEAk 2019/02/16(土)22:48 ID:ZCHlt7mo0(29/32) AAS
>>195
「(さてね…………――――なるほど、考えてる事は分かったけど、そこまでどう持っていくつもりなのかな、サリー君……)」
【じっと戦いを見守る白の少女は、どうやらサリードの魂胆を把握したらしく、口元に苦笑を浮かべながら、繰り返し頷いていた】
【そこは、やはり相棒という事なのだろうか――――どこか、通じるものがあったのかもしれない】
(新しい武器……やっぱり、向こうもクロスレンジ以遠の対応はできるか……!)
【当のサリードも、フィールド上でぐっと力を込めて、ドラの姿を見据えていた】
【無論、楽観視をしていた訳ではないが、もし遠距離に対応できなければ儲けもの、程度に考えていたのだ】
【相手の手の内を知る事は出来たのだが、それでも――――大事なのは、自分の理想とする流れに、戦いを誘導する事だろう】
省20
198(1): ◆zqsKQfmTy2 2019/02/17(日)00:01 ID:6zG8y.P.0(1) AAS
AA省
199(1): ギア・ボックス◆ZJHYHqfRdU 2019/02/17(日)02:49 ID:h7nAXcQg0(14/15) AAS
>>194
(ク、ソッ……ダメだ、魂を揺らされた……!! もう長くはもたない、後一撃……!!)
【まさしく、安くはなかった。生身の身体を持つレグルスと違って、人形であるギアの身体は痛みを感じることはない】
【だが、そのうちに内蔵された魂は、人形の身体に受けたダメージを、実際の肉体さながらに苦痛として受け取る】
【精神そのものを直に責め立てる痛みは、時として肉体への苦痛以上に、その戦意を削る】
ええ――――これが、最後の一合です……!!
【得物をしっかりと握りしめる。能力によって、柄の部分に施された鮫肌による痛みは感じないが】
【仮に能力がなかったとしても、今は鮫肌の痛みなど感じる余裕すらないだろう】
【歴戦の戦士を相手に、これ以上の小細工を弄する余裕もない。玩具武器よりも、サーベルだ】
【忌々しい一族の武器。それが、今のギアにとっては悔しいほどに頼もしい相棒だった】
省18
200(1): レグルス=バーナルド◆auPC5auEAk 2019/02/19(火)14:54 ID:ZCHlt7mo0(30/32) AAS
>>199
(――――全力、出し切るなら、『今』だ……!)
【身体の内側から引き絞られるような、痛みと苦しさとが、正常な意識を侵していく中で、レグルスは最後の道筋を見出した】
【棍を構える腕、前へと体を運ぶ足、そして敵を捉える目、リズムを調節する口――――それ以外、何もいらないと言い張っても良い】
(よし、流石にこの火の雨、凌げる方法はないみたいだな……!)
【前へ前へと進みながら、レグルスはまず、自分の図が当たった事を確認する】
【この前提が成立しなければ、この勝負、その時点で負けていただろう。真っ向から向き合う姿勢のギアに、まずは安堵する】
【後はこのまま、最後の一撃に至るだけだ】
省19
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