大会専用スレ (255レス)
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137(1): 真諦院◆rZ1XhuyZ7I 2018/12/01(土)23:21 ID:smh2z7gk0(15/16) AAS
>>136
【降り注ぐ大剣、それが床に突き刺さり引き起こす破壊的な暴風が過ぎ去れば】
【胸倉を掴んでいた夕月は気絶している、そして正義も】
【大剣の落下によって発生した瓦礫が幾つも体に当たり、学生服は破れ、全身が傷だらけになっている。】
【そしてフラりと身体が傾けば、正義も夕月の隣へと横たわる。頭部からは一筋の血が流れる。】
【横に眼をやれば床に突き刺さった大剣、もしこれが〝大会〟でなかったら―――そう思うと血が引いていく。】
【そして薄れていく意識をなんとか繋ぎとめて夕月へと手を伸ばす。】
―――なんて、攻撃。人の事は言えませんが無茶しすぎですよ夕月さん。
起きて………ください。
【自身の額を打ち付けた夕月の額をゆっくりと撫でて意識を戻そうとするだろう。】
省1
138(1): ◆S6ROLCWdjI 2018/12/02(日)00:04 ID:WMHqDivw0(15/15) AAS
>>137
【数度うにゃうにゃ、寝惚けたみたいに口をまごつかせてから――彼女はようやく目を覚ます】
【しかしまだ頭がぐらぐらするらしい。眼をかるーく回しながら、だるそうな横目をずらして】
【地面に深々と突き刺さった剣を見る。そして正義に視線を戻して――はあ、と溜息を吐けば】
もお、…………あんなの攻撃じゃないもん、ただのバクチ。
あたしはあんたがアレにビビって逃げるほうに賭けた、んで、あんたはそうしなかった――
――――――だからあんたの勝ち。ネ、弾も残ってないし、まぁだ頭クラクラするし……
………………。帽子まっぷたつにしちゃった、ごめーんネ。
あたしに勝てたご褒美に新しいの買ったげようか、……それか、
そのキレイな髪に似合うアクセでもいいよ。あーいうカッタいデザインのヤツじゃなくってさ――
省4
139: 真諦院◆rZ1XhuyZ7I 2018/12/02(日)00:19 ID:smh2z7gk0(16/16) AAS
>>138
【夕月が眼を覚ませばどこかホッとした様子をして、それから苦笑する。】
【先程とは打って変わって、こうして見れば二人とも年相応の少女のようであった。】
【観客がいることを忘れるように二人は笑いあうのだろう。】
博打はお互い様ですよ、それに実戦ならばきっとこんな決着にはならなかった。
貴女は強いですね夕月さん。本当は俺よりもずっと―――だからまた戦いましょう。
―――ちゃ、茶化さないでくださいよっ!でも、今度一緒に………買い物でもいきましょう。
【戦いの中で生まれる感情は様々だ、それは友情もある。】
【二人は笑いあう、会場にはどこか暖かい拍手が広がっていった―――。】
省1
140(1): 綵◆zO7JlnSovk [saga] 2018/12/03(月)22:28 ID:arusqhls0(21/23) AAS
AA省
141(1): ソン◆zO7JlnSovk [saga] 2018/12/03(月)22:30 ID:arusqhls0(22/23) AAS
AA省
142(1): キャットⅢ◆UYdM4POjBM 2018/12/05(水)02:11 ID:XqQAhkbc0(11/35) AAS
>>135
【ふいに上半身に不審な"重圧"を感じ、息をのみそうになるキャットⅢ―――同時に襲い掛かる異様な冷たさ】
【体を調べれば冷気に包まれ体の表面が凍結している!そして凍結している位置にだけ妙な重みを感じ取っていることを察した】
(―――おっ……『重い』ッ!これは……!さっき組み合った時に氷の能力までは読んでいたけど
これはこれは……!コイツ凍らせたところの重さまで操ることが出来るのか!!二重効果とはじつに羨ましい!痒い所に手が届く
便利な能力じゃないの!!手ごわい能力者だねえ!)
【先のスタンロッドでの電撃で片足から素早さを封じ、凍結+重圧で徹底的に身動きを封じてくる一手】
【ここまで畳みかけて動きを封じてきた時点でミレーユの狙いは大体わかっていた―――やはりだ、次の一手で決めてきた】
【手に握ったのは特大サイズな氷の戦鎚!それを手に一直線に走ってくる!】
【キャットⅢは重圧を受けながら残り数メートルの所で、ぽつりと呟きながら―――す、とベルトの上部にクナイガンを持たない左手を伸ばす】
省35
143(2): 剛田 剛太郎◆UYdM4POjBM 2018/12/06(木)00:50 ID:XqQAhkbc0(12/35) AAS
>>140
【「おい大丈夫なのかこの試合は?」「殺傷禁止のクリーンな戦いじゃなかったの?」「このままじゃ男の方が死ぬんじゃねえの!?」】
【"花魁"のあまりにも殺傷禁止のルールを見るからに逸脱した攻撃の数々に皆青ざめ、歓声の一つも上げられなくなっていた】
【「止めたほうがいいんじゃないのか!?」という声も上がる中―――ムクはこの局面になってタオルを投げる事をしなかった】
【ただ、目の前の戦いの内容に関し、全脳細胞を働かせ答えを導き出そうとしていた】
……!!
【全方位へと放った剛太郎による決死の≪血のソナー≫が地面へと落ちていくのを見届ける】
【"花魁"を探るビーコンとするべく振りまいた血は一滴もかかることなく、地面へと落ちて行った】
【まるで、そう―――本当にその場に存在していないかのように……そうだ。剛太郎は、この一手で『いない』という事実を見抜いた】
……ああ、そうか……
省18
144(1): 剛田 剛太郎◆UYdM4POjBM 2018/12/06(木)00:51 ID:XqQAhkbc0(13/35) AAS
>>143続き
(……もう、体力が残り少ない。後一撃貰えば今度こそ俺の体力は限界を超え『勝機』は完全に消える
だから、次の『一撃』で確実に決める。ゆえに次の一撃は俺の最高の一手でなければならない。
心を燃やせ。"刃"を研ぎ澄ませ――――……俺の、全部をくれてやる)
「(奴はおまえの肉を欲している―――だから必ず今一度おまえの肉を喰らうべくお前に近づくじゃろう
お前の体のどこかを食いちぎるために。攻撃を行うその瞬間やられるよりも先に奴の居場所を察知し一撃で叩くほかあるまい
一瞬の勝負になる。ギリギリの戦いになる。じゃが―――お前ならば切り抜けられるはずじゃあ)」
【観客すら言葉を止めた。大観衆の大舞台にあるまじき静寂がこの瞬間に訪れていた】
【戦場にただ一人佇む剛太郎は身動き一つしない。女がこの場に現れるその瞬間まで続く静寂が―――まるで永遠に続くかのように感じられた】
省16
145(3): グレートマスク・ザ・ウロタ◆3inMmyYQUs 2018/12/07(金)21:45 ID:1GCYdEU60(1/3) AAS
>>132 (1/3)
【ずン】
【それは人間が歩む音にしてはあまりに重々しかった】
【まるで巨人の進撃するような衝撃音を一歩毎に轟かせて】
【ウロタはその超常的な重力下を、前へ、前へと、駆けた】
ううヲォオオおおおおおおおあああっッ!!
【距離は無い詠唱放棄とどめにかかる】
【拳を大きく振りかぶりぶつける総て】
省24
146(3): グレートマスク・ザ・ウロタ◆3inMmyYQUs 2018/12/07(金)21:46 ID:1GCYdEU60(2/3) AAS
(続>>145)
【ごうん……、と】
【その短い生命を終えて、墜落していく『太陽』のミニチュア】
【しかしその輝き、熱、重みは、衰えていくどころかむしろ、】
【終焉の一瞬にこそ全てを懸けるかのように、急激に強まって(そして)】
【 “ 轟 ” 】
【全てが弾けた】
省13
147(2): グレートマスク・ザ・ウロタ◆3inMmyYQUs 2018/12/07(金)21:48 ID:1GCYdEU60(3/3) AAS
(続>>146)
【“相打ち”か】
【観客の誰かが、固唾を呑んでそう思惑したとき】
【ぴくり、と】
【ウロタの指先がかすかに動いた】
――――――…………っ、…………っッ…………
省25
148: 145-147◆3inMmyYQUs 2018/12/08(土)06:42 ID:9eT66r4.0(1) AAS
/>>145-147について
/一部反映されてない表示がありましたので、
/文意には何も変わりありませんが一応以下に修正版としてあげておきます。
外部リンク:www.evernote.com
149(1): ◆1miRGmvwjU 2018/12/08(土)16:44 ID:xeKO/IEg0(1) AAS
>>142
【 ─── 振るった戦鎚への手応えがないことを知性の理解より先に本能が察知していた。ならばミレーユは三たび驚嘆する】
【彼が修めるのは所謂マーシャル・アーツである。その基本的な戦術は、何らかの手段で体勢を崩した対手へと本命たる致命打を叩き込むもの】
【無論ながら彼は対能力者の戦闘に於いてもスペシャリストではあった。 ─── だが、それでも弾指、反応と諒解が遅れていた。然らば】
「 ──── マジかよ。」
【脳天に叩き込まれる強打。 ─── 咄嗟に氷壁の防護を創り出そうとするも、やはり一手が遅かった。鈍く鋭い一閃に、揺らめく。】
【それでも驚くべき事に彼は未だ膝をついていなかった。慄える意識を歯噛みの胆力に堪えて、俯いた顎を持ち上げるのだろう。炯々たる青い双眸の闘志が消えぬのは、如何なる執念だろうか】
「 ……… 屁理屈野郎ォ。だが、 ……… まあ」「結構やるじゃん、 ─── か。」
省5
150(1): レグルス=バーナルド◆auPC5auEAk 2018/12/08(土)17:38 ID:ZCHlt7mo0(15/32) AAS
>>145-147
っ決まっ――――――――
【最後の瞬間、レグルスの目に映った光景はそれだった。往生際の悪いと、自分でもそう思う投擲が、ウロタを確かに捉えた光景】
【だが、そこに何某かの感慨を抱く余裕などない。それだけの刹那な出来事に過ぎなかったのだ】
【身を庇う。身を固める。身を守る――――次に訪れるであろう、『炸裂』の瞬間から身を守るために】
【――――そして光と熱とは、彼らの世界を蹂躙した】
――――――――……………………
省17
151: カニバディール中身◆q0a1oKbey. 2018/12/11(火)00:37 ID:h7nAXcQg0(7/15) AAS
>>141
/ご挨拶忘れてました、申し訳ありません
/こちらこそ、長期のお付き合いありがとうございました!
152(1): 綵◆zO7JlnSovk [saga] 2018/12/13(木)22:44 ID:arusqhls0(23/23) AAS
AA省
153: ドラ◆UYdM4POjBM 2018/12/13(木)23:34 ID:XqQAhkbc0(14/35) AAS
>>149
【完璧な手応えを確信し、着地と同時に彼はすらりと姿勢正しく立ち上がり、崩れ落ちゆく前にこちらを睨むミレーユの視界に堂々と立つ】
【奇しくも、角度的に日の光が彼の背から照りつけていた。彼は最後まで闘志を消さぬミレーユに敬意を示すかのように、こちらも堂々と己の存在を示す】
【右手の人差し指を上へと高々と上げ―――”天の道を行く者”であると言わんばかりに己の存在を誇示していた】
おばあちゃんが言っていた……『戦いはへそでするものだ』ってな
女の子みたいな恰好が好きなくせにへその辺りには負けん気たんまり詰め込んでる奴だったな
一回戦から実にヘビィな戦いだった……ハラハラ気分に嫌な汗までかかせてきちゃってさぁ
……けど、困難な戦いだからこそみごと切り抜けて勝ち上がったぼく自身を褒めてあげたい所だ
【やがて、意識を失い倒れこんだミレーユを確認するとともに試合終了のゴングが鳴る】
【キャットⅢはそこでようやくベルトから鈴を外すと、四角い光が彼の体を通り過ぎ―――元のドラの姿へと戻すだろう】
省10
154(2): グレードマスク・ザ・ウロタ◆3inMmyYQUs 2018/12/15(土)00:33 ID:8FM5F.mE0(1/2) AAS
>>150
【一体何が男たちをそうさせるのか――】
――――――――…………、……――――
【ウロタもまた、レグルスと同じように】
【震える片腕で地を押し、がたつく膝を立て――】
【垂れていた頭を起こして、前を見ようとしていた】
【が、途中、力が抜けて崩れ、蹲ってしまう】
【――声援の一部が落胆するように低くどよめく】
省23
155(1): グレードマスク・ザ・ウロタ◆3inMmyYQUs 2018/12/15(土)00:37 ID:8FM5F.mE0(2/2) AAS
(続>>154)
【――それが、最後だった】
【その振るった拳の勢いのまま、】
【全ての糸が切れたように――どう、と】
【武舞台に倒れ伏した。どこまでも前のめりに】
―――――――――――――――――――――――
【――その身が強かに床を打った音は】
【清澄な泉へ落ちた一滴の雫に似て】
【騒擾の中をさえ、隅々まで響いた】
省16
156: ◆FqeGHxodS2 2018/12/17(月)02:40 ID:XqQAhkbc0(15/35) AAS
>>152
【手応えあり、一撃が入ったことを確信する炎牙―――いや、もうすでに剛太郎に戻っていた】
【わずか0.7秒の変身が限界だった。自分でも変身していたのを近く出来てさえいない―――しかしムクは見ていた】
【これまで自分の魔力を与えて変身させていた剛太郎が、初めて自分の魔力で変身するところを確かに見た】
「……一撃を放つ際のほんの一瞬じゃったが、ついに自力で……基礎魔力を上げ、練り方を長年教え続け……
ついに実戦の中で発揮できるだけの技を獲得しおった……『完成』が近い。それがわかっただけでもこの催し物は価値があったのう……」
……?あれ、出てこないな!確かに手応えはあったのに……?
【疑問から振り抜いた手刀を見てしばらく動かない剛太郎、セコンド席からムクが『嗅ぎ取って』見るも―――今度こそ気配はない、まぎれさせる気配などもない】
【この場から離れたという事を感知し、ムクは審判に目くばせし確認を取ると、向こうも頷いてきた。双方の「この場にいない」という意見は一致した】
【その瞬間、剛太郎の勝ち名乗りが上がり静まり返っていた観客がようやく歓声を絞り出していた】
省30
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