フリーミッション『前略、』 (803レス)
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722(1): 『神の不在証明』 [開始] 2008/12/29(月)01:27 AAS
「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ………ッ!」
数秒後、響き渡る悲鳴に、皆驚愕し、
そちらを見やる。
奇妙な『形』だった。奇妙な『怪物』だった。
体長30cmほどの大きな二本の『刃』を持つ『怪物』。
まるで『ハサミ』と『虫』を掛け合わせたような『怪物』が、
『朝日』の前にいつのまにか『発現』し、
バッサリと彼女を切り刻んでいた。
『朝日』は咄嗟に避けたものの…、
その『刃』はそれこそ『ハサミ』のように
省6
723(1): 相良靖 2008/12/29(月)01:46 AAS
>>722
「み……皆さん見えましたよね? 今の!
ハッキリと見えたぞッ! こんなにも強力に現実に作用して来るものなのかッ!?
と、とにかく誰か救急車を!」
慌てつつも、周囲を観察する。
「この中の誰かが犯人なんじゃあないか?」と疑っているからだ。
大外からの攻撃だから、一番怪しいのは向いに座っている岸見さんか……その様子を特に見てみる。
724(1): 『神の不在証明』 2008/12/29(月)01:53 AAS
>>723
相良はやや平静を失いつつも周囲の状況を確認する。
と。
「きゃぁぁぁぁアぁぁぁアアぁぁぁぁッ!!!」
またしても悲鳴。
省6
725(1): 相良靖 2008/12/29(月)02:05 AAS
>>724
「ギャッ……! ま、まさか俺自身も……!?
クッソォ、一体何者……」
肩を押さえて蹲りながら、残りの三人の様子を確認する。
痛みは前と後ろ、どちらからやって来たのだろうか?
前からの場合、痛みを感じる直前に何も見えなかったのか?
実際はどれほどの傷を負っているのか、肩を露出させて確認したい。
726(1): 『神の不在証明』 [今夜のレスはここまで] 2008/12/29(月)02:18 AAS
>>725
自らの傷を確認する『相良』。
肩を露出させると、前から大きな『ハサミ』で
はさまれたような『切り傷』が存在している。
けして浅くはなく、血が湧き出てしまっているのが見える。
応急処置をしておいた方がいいように思われた。
痛みは…強いて言えば前から来たように感じた。
痛みを感じる直前には全く何も見えなかった。
残りの三人…、まずは『藤間』、彼は、
慌てながらも、まずは『朝日』の様態を確認しているようだ。
省9
727(2): 相良靖 2008/12/30(火)10:04 AAS
>>726
「見えました? さっき『朝日』さんをぶった切った小さい奴……
あれがきっと『超能力』に関係しているんでは!?
向かいに座ってた『岸見』さんと、咄嗟に騒ぎ立てた俺がダメージを受けてるって事は、
何らかの条件でダメージを『伝播』させているのかも……
いや、それより……どなたか、包帯か何か無いですか!? みな出血がひどい!」
とりあえずジャケットを脱ぎ、一時的な包帯代わりに肩口を縛るのに使う。
『財部』の怪我については口に出して問題にしないでおき、残る二人の左肩を見てみる。
そうしながら、バッグから『超能力入門』を取り出す……どんな事が書かれていたか?
こういった『超能力』の類型や対処法について、何か参考になる記述は無いだろうか。
728(1): 『神の不在証明』 2008/12/30(火)12:23 AAS
>>727
ジャケットを脱ぎ肩口を縛る『相良』。
その場に留まる限りでは二人の左肩の詳細は見えなかったが…、
なんとなくだが、直接切られたはずの『朝日』より、
なぜか傷を負っているらしい『岸見』の方が、重傷のように思えた。
『朝日』の意識はハッキリしているようだが、
『岸見』はグッタリしている事からもそれは窺える。
「『包帯』は、あるよ」
そう言ったのは『岸見』の傷を包帯で巻いている途中の『川畑』だ。
サッと、『包帯』を一巻きずつ、『相良』と、そして『藤間』の方へ投げた。
省8
729: 『神の不在証明』 2008/12/30(火)12:24 AAS
>>727
『傷』の対応をしながらも『相良』は『超能力入門』に目を通す。
・『序章』の項より抜粋
…さて近年、『超能力』について研究が進み、
単純な『テレパシー』『サイコキネシス』などといった
古典的な能力だけでなく、極論すれば、
一人につき『一つ』の特別な能力が備わっている事が明らかになりました。
その能力は極めて多種多様にわたるのですが、
まったくの無軌道ではなく大抵なんらかの『法則』に
基づいて能力は制限されているようです…。
省15
730(2): 相良靖 2008/12/30(火)23:47 AAS
>>728
「どうも……」
ジャケットを解き、すばやく包帯を巻き直す。
「『超能力入門』によると……我々『半人前』にも何か特別な能力が秘められてはいるが、
充分に操作出来ていないため、予想外の結果を引き起こしてしまうことがあるらしい。
『断罪する』と言って現れた、ハサミの化け物……あれは明確な悪意を持って操作された『ヴィジョン』でしょう。
みんなに同じ傷を負わせているのは、暴走状態にある『朝日』さんの『能力』なのでは?」
『藤間』と『川畑』の肩に傷は無いかどうか、観察したい。
そして周囲の異変に神経を尖らせつつも、『超能力入門』を読み進める。
(二人の怪我の重さの違い……これは単純に体力の差によるものなのか?
省2
731(1): 『神の不在証明』 2008/12/31(水)02:08 AAS
>>730
『藤間』と『川畑』の様子を観察するが、
特に『左肩』に異変があるようには見えない。
「…なるほどね。じゃあどうする?
『朝日』を縄ででもふんじばればいいのか?
こういう場合」
以上は『財部』の言。
「…そういうわけにもいかないんじゃあない?」
こう口を挟むのは『川畑』。
『川畑』はすでに『岸見』の治療を終えているらしい。
省11
732(1): 『神の不在証明』 2008/12/31(水)02:09 AAS
>>730
『超能力入門』の『一人前』について書かれている項を
パラパラと探してみると、以下の文が見つかった。
・『超能力発現方法』の項より抜粋
…そもそも『超能力』は『本体』の『精神力』の発露です。
ひとり一つの独自な『能力』…、これには『本体』の『精神』の形が
大きく左右されます。もちろん『先天的』な部分が多いのも事実ですが、
『後天的』な部分も大いに関係する場合があります。
『一人前』の『超能力者』…。これ自体には大きなきっかけ(生命の危機や、
人生の危機、大切な誰かを守りたいなど)があれば自然となれる事も多いようですが、
省9
733(1): 相良靖 2008/12/31(水)02:49 AAS
>>731-732
「圏外? 備え付けの電話なんかはありませんか?」
(今まさに、生命の危機のような気もするが……攻撃はもう終わったのか?
『推測』と言ってもねえ、それらしい『趣味』と言えば『トランプタワー』か……
『トランプタワーが上手く作れる能力』なんて今更目覚めても微妙だっつーのッ!
まあ、トランプタワー世界大会とか目指せるなら良いかも知れないが……って、
今はそんな事を考えてる場合じゃあない。この中で『ハサミ』に思い入れがあるのは誰だ?)
ホワイトボードを確認したい。何か今までの話し合いの経緯が記録されてたりはしないだろうか。
「いや、『朝日』さんのことより肝心なのは……
『ハサミのヴィジョン』の使い手は誰か?ってことじゃないですか?
省1
734(1): 『神の不在証明』 2008/12/31(水)03:20 AAS
>>733
備え付けの電話も、ホワイトボードへの記録も『ない』。
『相良』の『容疑者』という発言…その響きに皆顔を見合わせる。
「…ていうか外出ればいいんじゃねえか?」
そう言って『財部』がドアの方へ行き、ノブを捻る。
『・・・・・・・・・・・』
省17
735(1): 相良靖 2008/12/31(水)03:45 AAS
>>734
「どうするか……それは二番目に喋ってる貴方にこそ聞きたいところだ。
貴方さっきこう仰いましたよね?
本体が『死んだ』って動くスタンドがいるらしいよ。
『スタンド』っていうのが『超能力』の名前ですか?
さっきから『超能力入門』を読んでいますが、『スタンド』なんて呼称は一言も出て来ないんですよ。
『不可思議体験』も、貴方のものが一番具体的に思えるし……実は俺なんかより多くを知ってるんじゃないですか?
別に、即貴方が犯人だとか言うわけじゃあない……例えばさっきの『敵』が一先ず矛を収めたのは、
貴方のような人に『対処』される恐れを感じ取ったからかも知れない。
そういう意味では、何かを話す事により手の内を明かすリスクはあるが……膠着するよりマシと考える」
省2
736(1): 『神の不在証明』 2008/12/31(水)04:02 AAS
>>735
「ああ…『スタンド』ね。『超能力』の事をそういうみたいだよ。
『講義』で教える人によっては、そういう呼称を多用する人もいる」
『川畑』はこともなげにそう答える。
「まあ、ワタシはこの『教室』、『長い』からね…。
多分ここにいる中でも一番の先輩なんじゃあないかな。
逆にいつまで経っても半人前の『落ちこぼれ』ともいえるけどね。
だから多くを知ってるといえばそうかもしれないけど…。
『敵』………確かに『暴走』じゃあなく『意図的』な攻撃とも考えられるわけか。
話をした方がいいとワタシも思うけど……、何を話すか。
省5
737(1): 相良靖 2008/12/31(水)04:13 AAS
>>736
「ええ、俺も皆さんと初対面です」
話の先を促す。
(だから殺し合う動機は無いと……まあ、推理小説とかだと疑わしいパターンだけどね。
当人同士に面識が無くても、その家族と関わってて恨みを買ってるとか……
んなこと言い出しても始まらないけど)
ドアはどんな材質で出来ているのだろうか?
この部屋に窓はある?
738(2): 『神の不在証明』 2008/12/31(水)04:34 AAS
>>737
『ドア』は鉄製の一般的なもの。窓はない。
「そうなると『意図的』に攻撃する『動機』は薄いのかな…。
まあ疑いだしたらキリがないけど」
『川畑』が考え込むように顎に手を当てる。
「……あの、ちょっといいですか」
と、ここで声を上げたのは『藤間』だ。
「とりあえず話を聞く限り『超能力』は『暴走』しているって
可能性が高いとは思うんですよ。『意図的』にしては
無差別すぎると思うんです。『朝日』さんを狙ったのはいいんですけど、
省12
739(1): 相良靖 2008/12/31(水)05:24 AAS
>>738
(最初に俺は『断罪する』と聞いたんだ……単なる暴走で片付けるにしちゃあ臭すぎだぜ。
尤も、『人間はみな罪人だ』と常に心の中で罵ってるような奴なら、そういう暴走があるかもわからないが……)
「テキストには、『その人の関心事、または苦手な事』が『超能力』に影響しやすい、とあります。
この中で『ハサミ』に対する造詣が深いのは、生け花を嗜まれていたという『朝日』さん本人でしょう。
もしも『他人を巻き込んで自爆する能力』なんてものが暴走してるなら、悲惨極まりないですが……」
『朝日』の様子を見ながら、『超能力入門』を更に読み進めてみる。
740(1): :『神の不在証明』 2008/12/31(水)05:43 AAS
>>739
「まあ、『ハサミ』自体は具体的な何かってわけでなく、
『凶暴性』とかそういうのを表現してるのかもしれないからな」
『財部』がそう言葉を挟む。
「…私の暴走…なんですかねえ?」
おっとりとした声が聞こえてくる。『朝日』だ。
「『自殺願望』なんて、ないつもりなんですけどねえ…。
『他人』を巻き込むような気持ちもないですし…」
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『超能力入門』の具体的にどういう箇所を読みたいのか、提示して欲しい。
741(2): 相良靖 2008/12/31(水)06:06 AAS
>>740
「『ハサミ』を持った小男が、次々に人を殺していくゲームなんてのもありましたね。
まあ『朝日』さんのことは、可能性の一つとして挙げただけなので……
他にもまだ『ハサミ』に関する経験などを話してない方もいるかも知れませんし、
『暴走』と言うくらいだから、普段意識に上らない真相心理が関係している可能性もあります」
言葉を濁しつつ、『超能力入門』から『ヴィジョン』に関する項を探し出す。
『ヴィジョン』がどのように現れるのか、具体的に『超能力』とどう関係するのか、など。
「皆さんが今まで見た、『ヴィジョン』について話してみませんか?
『朝日』さん、『財部』さん、『藤間』さんは過去の目撃談がありましたよね。
ついさっきの例だと、『ハサミを持った大きな虫のようなヴィジョン』……
省2
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