SSスレ(萌え)8 (188レス)
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137: 竜神様の中の人 2013/02/16(土)23:29 ID:xVyd9URs0(5/10) AAS
投稿終了。

ネタを拾っている身からすると、ネタの枯渇は本気で困るので萎縮せずみんなで仲良くお願いします。

では。
138: 2013/02/17(日)18:31 ID:b7ZCIkKE0(4/4) AAS
投下乙。
軽巡大井。一瞬重雷装艦も左遷かと思いました。
ロボットで乗り物酔いというとえっちなコスの某エロゲよりもパトレイバーを思い出したのはおっさんの証か?
139: 2013/02/19(火)05:28 ID:M0EL4QAI0(1) AAS
ディードのデザイナーなのでエルフ繋がりでは?
140: 2013/02/21(木)13:21 ID:f8cLGwg.0(1) AAS
投下乙です。

平地での運用を考えて足先に駆動輪とか付けたりしてたら、
いずれタ○コマの原型が生まれるかもですね。
141: 2013/03/18(月)01:00 ID:q9TBglB.0(1) AAS
殆ど胴体部を動かさずに歩行可能な2足歩行のが乗り心地よさそうだな。
142: 竜神様の中の人 2013/03/28(木)00:32 ID:xVyd9URs0(6/10) AAS
 ある時、メイドのリールと英独メイドが派手に揉めた。

「だから、何でも一人で片付けようとしないでください!」
「仮にも上の人間はちゃんと下に仕事を振るのも仕事なんです!」
「じゃあ何をしろと言うんですか!
 愛国丸一隻の掃除ぐらい、一人でできなくてどうするんですか!」

 不老も視野に入り長寿前提ゆえの固体万能主義を貫いているこの世界、すべて一人でできてはじめて一人前と言われる訳で。
 そのアイデンティティの危機に、尻尾をぴんと立てて抗議するリールに英独メイドはため息をつくばかり。

「リール様一人で、万の兵を相手にできますか?」
「できるとも!」

 たとえが悪かったと頭を抱える独逸メイドに対し、英国メイドは面積で攻めた。
省20
143: 2013/03/28(木)16:51 ID:YJw4hvmI0(1/2) AAS
・・・夜叉の眼ってこんな感じなんかな・・・(男キャラですが)
外部リンク[html]:blog.livedoor.jp
144: F世界逝き [F世界逝き] F世界逝き AAS
F世界逝き
145: taka 2013/04/05(金)14:58 ID:oSBGX77E0(1/3) AAS
馬鹿龍俺だー、この花粉をどうにかしてくれー。
人の限界以前の俺の鼻腔の限界が来ているー。
久しぶりに投下。黒ウサギの過去と厨二病発症。
146: 陸士長 2013/04/05(金)14:59 ID:oSBGX77E0(2/3) AAS
少女にとって始まりは唐突だった。
大恐慌の煽りで家族が離散し、孤児院へと放り込まれた。
自閉症で人との繋がりが作れず、やせ細った体は小さいままだった。
祖国で極右が台頭し、再び欧州をかき回す存在へと変貌を続ける間も同じだった。
隣国を次々と吸収し、忌まわしい東方の国を一ヶ月足らずで落とし、英仏を西欧から駆逐してもそうだった。

十代後半になった彼女が、文字通り『変貌』したのはあの日だった。
極東で龍が出現し暴れても、少女の居る田舎町にとっては関係の無いことでしかなかった。

彼女、以外にとってはだったが。

孤児院のシスター、そして神父は子供たちの泣き声に慌てふためいた。
省44
147: 陸士長 2013/04/05(金)15:00 ID:oSBGX77E0(3/3) AAS
投下完了。別の場所の名前で打っちゃった(・ω<) テヘペロ
148: 2013/04/12(金)22:30 ID:kFOVoUwU0(1) AAS
物語は唐突に氏、そろそろ・・・
149: パトラッシュ(旧41です) 2013/04/21(日)21:14 ID:t.N5V0vk0(1/4) AAS
「帝国の龍神様」サイドストーリー2(政治編)

 大日本帝国の中枢たる帝都の霞が関一帯は、うなりをあげて全力で回転していた。つい数箇月前までは陸海軍省のみ元気よく他の官庁はついていくだけの状態であったが、いまや神祇院を抱える内務省を筆頭に異世界貿易で得た金貨が積み上がる大蔵省、ダークエルフたちを使った国土再開発計画を推進する商工省、戦争が回避されたことで出番再びと張り切る外務省などが若手官僚を先頭に活況を呈している。米内光政元首相につながる懐疑派もいるにはいたが完全な少数派で、大多数は「やりたいことをやれるうちにやってしまえ」とイケイケドンドンで走りながら政策を考え、実行している有様だった。
 特に東京竜会議の開催に加えて英米首脳の来日という歴史始まって以来の事態が確定した外務省は、後に「陸軍省より戦争状態だ」と回想されるほどの多忙さにあった。ほとんどの官員が連日泊り込みで各国との連絡や大使館との協議、代表団の宿泊地設定まで途切れることのない仕事に取り組み、過労で倒れる者も続出していた。それでも外務官僚は、事務局長役を担う吉田茂竜担当大使の「いまや戦争から外交の時代だ」という激励を受けて頑張っていた――もっとも同じ時期、在外公館は竜州行きを求める現地人男性の勢いが一向に衰えず、仕事もできない状況が続いていた。インドとブラジルでは日本の外交官が拉致され、犯人側から「竜州行きを認めるなら解放する」という脅迫状が届く事件が発生し、現地警察が大慌てしていたが。

 ある夜、ようやく仕事に一段落ついて葉巻を吸っていた吉田は、首相官邸に行っている重光葵外相から至急の呼び出しを受けて駆けつけた。

「吉田さん、中国の汪兆銘政権および蒋介石の国民政府、それにイタリアからも東京竜会議に正式参加したいとの要請がありました。また、オーストラリアとニュージーランドも、マリアナに引き続いて今回も出席する権利があると言ってきたのだが、撫子様はどう思われるか意見を聞かせてください」
 官邸執務室で小磯国昭首相と重光に問われて、吉田は腕を組んだ。政治レベルの問題を実務担当者の自分に聞くとは異例だが、何しろ相手は竜である。現在、海軍を除けば日本政府内で最も竜と親しいとされている自分から判断材料が欲しいわけか。
「マリアナの会合に英米のほかオーストラリアとニュージーランドが参加を求めた際も、撫子様は拒みませんでした。今回、人間側の参加国が増えても同じでしょう。最終的に竜側が決めたことに人間が異議を唱えようとも無駄ですから」
「しかし、それでは帝国の国益も脅かされるのではないかね?」
 小磯が大きな目玉をぐるぐるさせながら尋ねる。ずっと朝鮮総督を務めて外地にあり、首相就任まで撫子や竜州について詳細を知らなかったので、まだピンとこないようだ。
「撫子様は海軍の真田博之少佐と事実上の夫婦関係にありますので、その点は心配ありません。また、帝国は撫子様の要請により、その眷属多数を竜州で奴隷状態から解放しており、彼女らは揃って帝国に忠誠を誓っています。従って各国の参加問題については、帝国の外交面で判断して問題はないかと。私見を申し上げるのならオーストラリアとニュージーランドはマリアナの前例もあるので正式参加を認める一方、イタリアと汪兆銘政権はオブザーバー扱いとし、国民政府の参加は認めないというあたりですか」
150: パトラッシュ(旧41です) 2013/04/21(日)21:16 ID:t.N5V0vk0(2/4) AAS
困惑したような視線を交わす小磯と重光に、吉田は新たな厄介ごとが起こったのを察した。やがて外交官としては吉田の後輩に当たる重光は、言いにくそうに言葉を探した。
「吉田さん、私もその意見に賛成なのだが、簡単にいかない事情が出てきたのです。実は汪兆銘だけでなく蒋介石までもが、来日してもかまわないと言ってきまして」
「それはまた……確かに蒋訪日が実現すれば、今後の中国情勢は日本の意向が大きく反映できてしまう。あっさり断るには惜しい話です。いきなり切り札を出してくるとは、国民政府も相当追い詰められていますね」
「撫子様が日本の味方をして三峡を塞ぐほどの力を示したため、新たな中国の竜を目指す蒋介石にすれば立場がありませんから。しかもベルリンからの情報によれば、ムッソリーニがヒトラーに泣きついてイタリアが正式参加できるよう外交工作しているとのことで、三国同盟絡みもあって断るのは難しい。どう線引きしても、不満が残るのは確実ですよ」
「なるほど、シチリアの竜を抱えるイタリアとしては、ここは何としても他国に先駆けて誼を結びたいところでしょう。というか、ドイツがフランスに続きイタリア参加も容認するのは、自国の影響下にある国が竜と友好関係を結べればとの思惑があるようです。そうなれば、自分たちにも竜州への道が開かれるのではと期待して」
「吉田さん、それはつまり……?」
「英米独仏も、また中国やその他の国々も、最も恐れているのは撫子様以外の地球にやってきた竜すべてが日本に味方する事態です。そうなればどの国も日本に膝を屈せざるを得なくなるし、今後も日本が竜州を独占する形で開発を進めればあらゆる利権から締め出される。しかし、満州と違って竜州への道は最初から日本が独占している。各国としては何とか竜に接触し、自分たちの味方となるか少なくとも中立を保つよう説得できないか、また竜州開拓に自国も参加するために撫子様以外の竜を使えないかと考えている。戦時中にもかかわらず最高首脳が訪日する理由は、まさにそれなのです」

 総理執務室は、痛いほどの沈黙に包まれた。存在それ自体が強大な兵器である竜は、これまでの軍事バランスを完全に崩したのみならず、広大な未開拓のフロンティアである竜州の存在は各国の領土占領欲を強烈に刺激した。もし欧州大戦が始まっていなかったら、全世界が日本に向けて戦争を仕掛けてくる事態もあり得たのだ。
(そうなっても撫子様や「歌妃」アニスの力で日本が勝つだろうが、数千万単位の死者が出ていたかもしれない。いくら戦争でも、そんな事態は避けたいしな)
151: パトラッシュ(旧41です) 2013/04/21(日)21:17 ID:t.N5V0vk0(3/4) AAS
 考え込んでいた重光は、やがて小磯を振り返った。
「総理、吉田大使の予測が正しいなら、各国は総力をあげて竜と接触し竜州での利権を得ようとするでしょう。英米独仏だけでも利害調整がややこしいのに、中小国まで面倒は見切れません。ここは会議を紛糾させないためにも、参加国を絞るべきだと思います」
「同感だな。各国に厳しい条件をつけて、参加を断念するよう仕向ければ……」
「そうですね。国民政府には汪兆銘政権と満州国の承認を、オーストラリアには白豪主義政策の撤回を要求すればいい。豪州が不参加ならニュージーランドも取りやめます。イタリアとフランスは参加を認めても傍聴者的な扱いにとどめておき、また、英米独仏の代表団にも厳重な行動制限をつけて――」

「お待ちください」吉田は重光を遮った。「それは非常にまずいと思います。公然たる内政干渉で日本だけが各国の恨みを買うことになり、今後の外交に影響が出るでしょう。会議が多少もめても、要は竜が日本側の希望を最大限に取り入れた決定を下せばよいのです。そうすれば最初に申し上げた通り、どの国も異議を唱えられませんから」
「つまり吉田さんは、参加希望国すべてを受け入れるべきだと?」
「その代わり日本も、満州国代表を参加させればいい。そうなれば英米首脳と蒋介石は竜と接触する機会を得るためにも、日本の傀儡政権と非難してきた満州国と同じ会議のテーブルにつかざるを得なくなる。これは事実上、三国による満州国承認となり、リットン調査団報告は無効化されてしまいます」
 小磯と重光も、ようやく吉田の言いたいことを理解した。リットン報告をきっかけに国際連盟を脱退した日本が、再び国際世界に復帰する最高の舞台として東京竜会議を使えと。
「英米が進んで満州国を事実上承認するとなれば、ハルノートも撤回されたに等しくなる。日米戦争の前提条件が消滅するというわけになります」
「な、なるほど……」
省7
152: パトラッシュ(旧41です) 2013/04/21(日)21:18 ID:t.N5V0vk0(4/4) AAS
「無論、英米独仏以外の各国にはすぐに参加を認める必要はありません。散々じらして、相手の忍耐の限界を超えない程度まで日本に有利な条件を引き出してからにすべきです。そのあたりの交渉は外相にお任せすればよいかと。私は撫子様側と協議して、日本側の考えを認めてもらいます。その線でいかがでしょうか、総理」
「わかった……あと吉田君、撫子様以外の竜を味方につけ、竜州への新たな道を開くのが各国の狙いだと言っておったが、阻止する方法はあるのかね?」
「ご懸念はもっともですが、撫子様とマリアナのセドナ殿以外の竜がどんな要求を出してくるか見当もつかないので、日本が他国に先んじて残る竜と接触できるよう撫子様に頼もうと思っています。特にアメリカに敵対しているハワイの竜は相当きつい性格のようで、本気で怒らせたら単独でアジア大陸ほどの面積を単独で焼き尽くすほどの力を持つとか」
「アジアを焼き尽くす力だと――」
小磯が蒼白になってあえぎ、重光も唇を震わせた。グルー米大使らと同様の反応だが、意味するところは逆だ。米英の大使は本国や植民地が焼かれてしまう可能性に恐怖しての震えであったが、首相らは今さらながら撫子が自分たちの味方であることのありがたさを思い知らされたようであった。

「しかし今回、すでにハワイの竜と軍事衝突している米国の大統領が竜会議で同席するのだろう。ルーズベルト大統領は祖国を焼く覚悟で竜と対決するかな?」
「この会議で最も苦しい決断を迫られるのはルーズベルトでしょう。ハワイの竜の機嫌をとるような真似をすれば全国民の激烈な非難を浴びるが、逆なら国家が消滅しかねない。最悪の場合、その決断から逃れるため非常手段を取る可能性もなしとは申せません」
「非常手段とは……」
「帝都に集まった竜を皆殺しにするのです。どんな卑怯なやり方を使ってでも」
「何だと? だ、だが最高度の警戒態勢を敷く予定の帝都で、そんな真似ができるのか。下手をすれば自らの命も失いかねないのに」
省7
153: 2013/04/24(水)11:43 ID:KsurmZCg0(1) AAS
これはまた、実にありそうな展開が。
政治家も役人も軍警察関係者もみながみな倒れてしまいそうですね(汗
154: 竜神様の中の人 2013/05/18(土)08:42 ID:xVyd9URs0(7/10) AAS
バイオの方投稿。

泥沼式に増援を送り込むの図。
155: 竜神様の中の人 2013/05/18(土)08:43 ID:xVyd9URs0(8/10) AAS
「九七式飛行艇が落ちたって?」

「はい。
 ナブレスに駐留している部隊より緊急伝です。
 どうも、事故ではなく撃墜された可能性があり、海軍の方も確認しています」

 来るべきものが来たといやでも思うと同時に、まさかの思いもあった。
 とはいえ、この異世界の魔法技術が飛行機を落とせるのはこちらに来た勇者が実証して見せたではないか。
 竜州軍石原参謀長はしばらく目をつぶって意を決すると、副官である瀬島少佐に声をかけた。

「上海でたしか似た様な事やっていただろ。
 あれで増援を送ろう。
 瀬島。お前が指揮をとれ。
省22
156: 竜神様の中の人 2013/05/18(土)08:44 ID:xVyd9URs0(9/10) AAS
 瀬島少佐が用意していた資料と写真を差し出す。
 それを大川内が確認するのを見て石原は言葉を重ねる。

「秘蔵で向こうでの貨物輸送にも使えないんで、こっちに送ってもらうつもりだった。
 海岸線近くの拠点作りに使うつもりだったが、こういう時に役に立つ。
 本土から呼んで、竜州で編成した独立大隊を積んで向こうに着くのはおよそ一週間後。
 後は、一週間の間持ちこたえる事ができるかという所か。
 九七式大艇の輸送は継続できるのか?」

「一週間?
 ここからイッソスまで四日かかるはず。
 それを考えたらナブレスに着くのは下手したら十日はかかるはず」
省34
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