アメリカ軍がファンタジー世界に召喚されますたNo.14 (1000レス)
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(1): 2016/09/19(月)12:22 ID:IPfF9BAU0(1) AAS
おお ヨークタウンさんの再開していたんですね! うれしい。
919: ヨークタウン◆.EC28/54Ag 2016/09/21(水)18:16 ID:EOmKTrqE0(1/63) AAS
レスお返しいたします。

>>914氏 確かに、リボルバーでその名前の銃がありましたね。
ああいったカッコイイ名前の銃は結構好きだったりします。

>>915氏 そして、本編では十分その役割をこなしております。
コンカラーに関してはこれからですが、シホールアンル側はB-29襲来時みたいにおったまげるでしょうな。

>勝手に文章校正など
>>916氏も言われておりますが、このスレに関してはそのような事は一度もないですね。
というか、校正に関してはやってほしいと思う、情けない時分がいますw
あ、文章改変はアカンですね。やったらアラスカ送りですので(ヤメロ

>>917氏 フリンデルド帝国に関しては、シホールアンルと衝突した時期は国土を二分する内乱が終結した後で
省9
920: ヨークタウン◆.EC28/54Ag 2016/09/21(水)18:18 ID:EOmKTrqE0(2/63) AAS
第279話 雪原の光明

1485年(1945年)12月10日 午前10時 コネチカット州グロトン

ハズバンド・E・キンメル元海軍大将は、この日はいつもと違い、時計の針が午前10時を過ぎた所で目を覚ました。

「……ふむ、少し寝坊してしまったか」

キンメルはそう独語しつつ、まだ眠たい頭を振りながらベッドから起き、右隣のコートハンガーにかけてあったガウンを身に纏い、
寝室から家のリビングに向けて歩いていく。
省14
921: ヨークタウン◆.EC28/54Ag 2016/09/21(水)18:18 ID:EOmKTrqE0(3/63) AAS
唐突に聞いてくるキンメルに対し、フェイレはやや恥ずかしげに顔を赤らめながら、彼に聞き返す。

「前飲んだ時よりも、コーヒーの味わいが違うな。ふむ、飲みやすくていいぞ」
「ありがとう、お父さん」

満足気にコーヒーを啜るキンメルを見つつ、フェイレははにかみながら礼を言った。

「それにしても、前線の軍はよくやってくれているな。陸軍は敵の反撃を抑え込み、逆襲部隊を包囲したというし、
海軍もシェルフィクルの工場地帯を手酷く叩いたと報道されている。君の故郷であったヒーレリの完全解放も、
そう遠くない日に成し遂げられるかもしれないな」

キンメルは、新聞の一面を見据えながらフェイレに言う。
新聞の見出しには、大きな文字で
省11
922: ヨークタウン◆.EC28/54Ag 2016/09/21(水)18:19 ID:EOmKTrqE0(4/63) AAS
ラジオからは、最初は雑音混じりの音が響いてきたが、程なくして綺麗な声音が流れてきた。
フェイレがソファーに座った所で、唐突に番組が変わった。

「臨時ニュースを申し上げます。先ほど、合衆国海軍報道部より緊急発表がありました。合衆国海軍報道部発表によりますと、
合衆国海軍太平洋艦隊は、昨日未明より、同盟国軍諜報部隊と協力し、シホールアンル帝国首都ウェルバンル、並びに、
首都圏にある一大根拠地、シギアル軍港周辺に対して、決死の大空襲を敢行したとのことです」

キンメルは新聞の紙面から目を離すと、顔をラジオに振り向けた。

「ただ今、予定を変更して臨時ニュースを申し上げます。合衆国海軍報道部、午前10時発表。合衆国海軍太平洋艦隊は、
昨日未明より、シホールアンル帝国首都ウェルバンル、並びに、シギアル港に駐屯する敵艦隊、並びに、敵航空兵、軍事施設
に対し、決死の大空襲を敢行し、多大な損害を与えた模様です。また、太平洋艦隊は本10日未明、戦艦を主力とする
水上打撃部隊でもってシギアル港に肉薄し、同地の沿岸砲台、並びに港湾施設に艦砲射撃を敢行、潰滅的打撃を与えたとのことです」
省16
923: ヨークタウン◆.EC28/54Ag 2016/09/21(水)18:20 ID:EOmKTrqE0(5/63) AAS
同日 午前10時5分 ワシントンDCアメリカ海軍省

アメリカ海軍作戦部長を務めるアーネスト・キング元帥は、執務室の机で、ラジオから流れる海軍省報道部の発表を、
書類を持ってきた士官と共に聞き入っていた。

「報道は、終わったようだな」

キング元帥は、静まり返ったラジオ放送から意識を離し、士官に目を向ける。

「さて、他に何か報告事項はあるかね?」
「いえ、ありません。報告は以上になります」
「そうか。では、下がって良い」
省9
924: ヨークタウン◆.EC28/54Ag 2016/09/21(水)18:20 ID:EOmKTrqE0(6/63) AAS
その日、人払いを済ませた会議室で、2人の海軍士官と共に話し合いを始めようとしていた。

「忙しい中、遠いところから呼びつけて申し訳ないと思うが、早速本題に入りたいと思う」

キングは、改まった口調で一言発してから、視線をハルゼーに向けた。

「その前に……私は以前から、君の事は高く評価していなかった。無論、今もそうだ」
「それはまた、ご期待に沿えぬ事ばかりを行い、私としても失礼だとは思っております。ですが」

ハルゼーは平静さを装いつつも、キングはわざわざ自分を呼びつけて、説教を始めるのかと、心中不満気になっていた。
省15
925: ヨークタウン◆.EC28/54Ag 2016/09/21(水)18:21 ID:EOmKTrqE0(7/63) AAS
「ハルゼー……空母部隊で叩けないものかね?」
「と……言われますと……」

ハルゼーは、キングが何言わんとしているのか理解できなかった。

「敵の首都と、その近くにある敵の一大拠点を、機動部隊で叩けんものかな」

キングはさり気ない口ぶりで聞く。
それに対して、ハルゼーは無言のままであったが、自然と、キングの言わんとしていることを理解し始めていた。

「……向う見ずな君なら、これを成し遂げられると思うが……どうかね?」
「空母機動部隊の艦載機で……か」
省12
926: ヨークタウン◆.EC28/54Ag 2016/09/21(水)18:22 ID:EOmKTrqE0(8/63) AAS
「読みたまえ」
「……拝見いたします」

ハルゼーは一礼しながら封筒を開け、中に入っていた紙に目を通した。

「それが、第3艦隊の所属艦リストだ。どうだ……それでやれんものかね?」
「これは……!」
「集められるだけの戦力を用意したつもりだ。無論、搭乗員も、ベテランを多く引き抜き、各空母航空団に配属する予定だ。私としては、
君の持ち前の性格と、その判断力を買って、この話合いの場を設けたのだが……無理そうかね?」

キングがそう発した後、会議室が静寂に包まれる。
だが、それも束の間であった。

「いえ、やらせていただきます」
省12
927: ヨークタウン◆.EC28/54Ag 2016/09/21(水)18:22 ID:EOmKTrqE0(9/63) AAS
「望むところです。ウィルアム・ハルゼー。この一世一代の大作戦を完遂するべく、努力する所存です」
「……必ずや、敵を恐怖に陥れてくれる事を期待している。では……」

キングは、ニミッツに目配せする。

「作戦部長、やはり言われるおつもりですか?」
「無論だ。この作戦は、統合参謀本部の立案した大作戦の一部なのだからな」

キングはさも当然とばかりに言ってから、再びハルゼーに顔を向ける。

「それでは、もう少しだけ説明を行うとしよう」
省14
928: ヨークタウン◆.EC28/54Ag 2016/09/21(水)18:23 ID:EOmKTrqE0(10/63) AAS
キングは次に、帝国東部沿岸部……シホールアンル帝国首都ウェルバンルと、シギアル港を交互に指差す。

「第1段階終了後は、第2段階として、帝国首都ウェルバンル、並びに、シギアル港を叩く。先の第1段階は、
シェルフィクル工場地帯の壊滅と、敵主力艦隊の撃滅の2つの任務を与えているが、この第1段階は、君の行う
第2段階作戦のために行われる陽動でもある」
「陽動でありますか……第1段階作戦には恐らく、第5艦隊を投入するはずですが、陽動にしてはかなりの大規模ですな」
「第1段階作戦は陽動であると同時に、本命でもあるからな」

ニミッツが横から言葉を挟んだ。

「だから、太平洋艦隊も主力である第5艦隊を丸ごと投入する。空母20隻以上を主力とする大機動部隊がシェルフィクルに
向かうとなれば、敵も竜母機動部隊を迎撃に向かわせるだろう」
「なるほど……敵主力は第5艦隊に押し付けるという訳か。となると……私の率いる第3艦隊は隠密部隊となるのですな?」
省12
929: ヨークタウン◆.EC28/54Ag 2016/09/21(水)18:23 ID:EOmKTrqE0(11/63) AAS
「このダッチハーバーから、陸軍が配備したばかりの新型戦略爆撃機、B-36を敵の首都ウェルバンルに向けて発進させ、
首都にあると思われる中規模の工場地帯を、白昼堂々爆撃する。この爆撃で、敵の士気をさらに削ぐ予定だ」
「徹底的に追い詰めるんですな。こりゃ、決まれば相当にエグイ物だ」

ハルゼーは、作戦の立案者はかなり性格が悪いのであろうと確信していた。

「そうでもしなければ、帝国側の士気は下がらん。それに、まだ作戦は残っている」

キングは、次に南部領を手で撫でまわした。

「第3、第4段階が成功すれば、敵の士気低下は計り知れない物になると予測される。だが、ここに至ってもまだ戦意が
残っている場合は、第5段階として、首都ウェルバンルと、本土西部領を切断する攻勢作戦を発動する。この作戦には、
新たに、陸軍の新型戦闘機、P-80シューティングスターを投入し、敵の残存航空戦力の撃滅、並びに、掃討にあたる」
省21
930: ヨークタウン◆.EC28/54Ag 2016/09/21(水)18:24 ID:EOmKTrqE0(12/63) AAS
「9月1日の事だったが……ハルゼーは期待通りの戦果を挙げてくれたか」

キングは、感慨深げにそう呟いた。
正直、キングとしては未だに、ハルゼーの事は好きではない。
とはいえ、同盟国の強力な支援を受けつつ、任務を果たした事は大いに評価できると、キングは同時に思うようになった。

「シギアル港に対する艦砲射撃が余計だとも思ったが、シホールアンルに計り知れないショックを与えた事は明白ともいえる。
報告では、アイオワ級戦艦も砲撃に交じっていたとある」

キングは、アイオワ級戦艦の巨躯を思い出しながら、猛然と砲撃を行う姿を想像した。
他の戦艦と共に、9門の17インチ砲を振り立て、敵地にその姿を見せつけながら、堂々と砲撃する。
制空権、制海権を失った敵側は、それを黙って見るしかない。
そして、敵は首都すらも、安寧の地ではなくなったと痛感せざるを得なくなる。
省7
931: ヨークタウン◆.EC28/54Ag 2016/09/21(水)18:25 ID:EOmKTrqE0(13/63) AAS
1485年(1945年)12月12日 午前8時 ヒーレリ領クロートンカ

夜が明けても、上空の空模様は相変わらず、鉛色の雲に覆われており、上空からは依然として雪が降り続けていた。
起伏の多いクロートンカ周辺は、降り続ける雪によって辺り一面の銀世界と化していたが、そこは数日前から続く
シホールアンル軍と連合軍との戦闘が繰り広げられており、今日もまた、シホールアンル側の砲撃によって一日が明けた。
静まり返っていた地上に、砲弾が着弾して大音響とともに雪や、その下の土砂が上空に噴き上げられる。
守備位置に付く連合軍兵士は急造のタコツボに隠れて難を逃れようとするが、不運な兵士は直撃弾を受けて肉体を四散させられる。
戦友の仇討ちとばかりに、偽装された連合軍側の野砲が猛然と撃ち返し、シホールアンル側の野砲陣地を叩きにかかる。

彼我の砲兵隊が互いに砲弾を飛ばし合い、戦場音楽が付近に響く中、ある戦闘集団はこの日、定めていた目的地にようやく到達した。
軽やかなエンジン音と共に、道路の起伏に揺られていたそのハーフトラックは、目的地を指し示す道路標識を視認するや、
ゆっくりとスピードを落とし始めた。
省14
932: ヨークタウン◆.EC28/54Ag 2016/09/21(水)18:25 ID:EOmKTrqE0(14/63) AAS
従軍記者であるアーニー・パイルはカメラを下ろしながら、ニッコリと笑った。
アーニー・パイルは、パイパーの率いる戦闘団に従軍記者として同行し、数々の写真を撮影している。

「激戦を制した指揮官の顔と言う物は、どことなく安堵感が強いもんですな」
「そりゃ何度も死にそうになったからな。しかし、あんたもよく付いてこれたもんだ」
「銃砲弾を恐れてちゃ、いい記事が書けませんからね」

パイパーは呆れ半分、感心半分と言った口調でパイルに言い、パイルはにこやかな笑みを崩さないままパイパーに返した。

「さて、これで袋は完全に閉じた訳だが……あとは、外側からの攻撃を耐えつつ、中の連中がギブアップするのを待つだけだ」

パイパーは気の抜けた口調で言いながら、ひっきりなしに聞こえてくる戦場騒音に耳を傾けた。
省16
933: ヨークタウン◆.EC28/54Ag 2016/09/21(水)18:27 ID:EOmKTrqE0(15/63) AAS
昨日の未明から始まった敵の反撃は、包囲網の中のシホールアンル軍と、包囲外にいる敵部隊が連携して行っており、
これにグレンキア軍装甲軍団と米海兵軍団、そして、包囲網から救出された空挺軍団と第37機甲師団も部隊の再編制を
終えて戦列に加わり、敵の新たな反撃に対応していた。

「予報では、今日の昼辺りに一時、天候が回復するようだが……パイルさん、どう思うかね?」
「俺は記者だから天候の事を聞かれてもね」

パイパーに話を振られたパイルは、思わず苦笑しながら言葉を返す。

「その時にならんと分からんだろう。ここは、気象班の予測を信じるしかなさそうだ」
「違いない」

パイパーはやれやれと言った口ぶりでパイルに言いつつ、ハーフトラックのキャビンに乗った。
省15
934: ヨークタウン◆.EC28/54Ag 2016/09/21(水)18:28 ID:EOmKTrqE0(16/63) AAS
パイパー戦闘団が穴を完全に閉じた頃、グレンキア軍第19装甲軍団は、反撃作戦開始当初からアメリカ海兵軍団と共に敵反撃部隊の
退路を断ったが、その後、解囲を狙う包囲下のシホールアンル軍部隊の猛攻に耐え続けていた。

第19装甲軍団は、第12装甲擲弾兵師団、第17装甲擲弾兵師団、第34装甲師団の計3個師団で構成された機械化軍団である。
この3個師団に対して、包囲下のシホールアンル軍は、米第15、第29軍の猛攻を受けつつも、態勢を立て直した第1親衛石甲軍
所属の第3親衛軍団(第5、第6親衛石甲師団)と、第29石甲軍所属の第49軍団(第120、第204石甲師団、第108石甲化機動砲兵旅団)
を投入し、激戦を繰り広げた。
昨日の戦闘では、第19装甲軍団は敵に猛攻に対し、巧みな防戦を展開し、敵側の攻勢を頓挫させていた。
だが、第19装甲軍団の被害も思いのほか多く、第34装甲師団は基幹部隊である3個装甲連隊のうち、1個装甲連隊が激しい消耗の
末に解体され、残存する戦車と兵員が残りの2個連隊に吸収されたほか、師団全体の損耗率も32%に達している。
この他にも、第12装甲擲弾兵師団は損耗率が28%、第17装甲擲弾兵師団に至っては損耗率が34%に達するなど、非常に苦しい
省16
935: ヨークタウン◆.EC28/54Ag 2016/09/21(水)18:29 ID:EOmKTrqE0(17/63) AAS
その後、軍縮に伴って装甲擲弾兵隊は解体されているが、その名前が復活したのが、先にも話した1484年頃であり、アメリカ式の武器には
手榴弾と呼ばれる投擲装備や、装甲を施されたM3ハーフトラックがグレンキア軍に納入された事もあり、グレンキア軍上層部は、祖国独立の
ために奮起した装甲擲弾兵隊に因んで、機械化歩兵師団を装甲擲弾兵師団に改称している。
機械化歩兵もこれに応じて装甲擲弾兵と呼ばれる事になり、北大陸戦線では、アメリカ軍はもとより、かつては敵であったバルランド軍とも、
共に肩を並べてシホールアンル軍と戦い、成果を上げてきた。
第19装甲軍団は、今年の10月にグレンキア本土から送られてきた新参部隊ではあるが、指揮官クラスは既に前線を経験したベテランで
占められており、その訓練の成果は、反撃作戦開始の緒戦で遺憾なく発揮されている。
彼らは、ホーランド・スミス中将が期待した以上の働きを見せてくれたのである。

部下達は手慣れた動きで配置を終え、あとは敵の襲来を待つだけとなった。
事前砲撃を終えて前進中のシホールアンル軍石甲部隊を双眼鏡越しに見つめる。
省12
936: ヨークタウン◆.EC28/54Ag 2016/09/21(水)18:30 ID:EOmKTrqE0(18/63) AAS
「この怒りは、連中の血で贖ってもらう事にする……各隊、射撃準備!」

ポリースト中佐は、無線機のマイク越しに指示を下していく。
時折、別の部隊の情報も無線機から入って来るが、各連隊共に、敵と防戦中のようだ。

「こちら第1大隊、射撃準備よし!」
「こちら第2大隊、準備完了。いつでも行けます!」

指揮下にある3個大隊は、いずれもが射撃準備を完了していた。
敵の石甲部隊は、師団砲兵の弾幕射撃を浴びながらも、着実に前進を続けている。
見た所、6台ほどのキリラルブスが砲兵の射撃浴びて炎上している。
残りはそれを見捨てつつ、尚も前進している。
数は50台ほどで、その後ろに兵員輸送型と思われるキリラルブスも混じっている。
省12
937: ヨークタウン◆.EC28/54Ag 2016/09/21(水)18:31 ID:EOmKTrqE0(19/63) AAS
敵は尚も前進中であり、距離は徐々に詰まってきた。
最終的に、敵キリラルブスは45台までに撃ち減らされていたが、残りは部隊の展開する陣地まであと600メートルに迫った。

「戦車隊、撃ち方始め!」

ポリーストは戦車隊に命じた。
その次の瞬間、陣地の左右から発射炎が迸る。
真っ直ぐの形で突き進んでいたキリラルブス2台が側面を撃ち抜かれ、瞬時に爆砕された。

(あれは装甲強化型の最新型ではなく、砲身だけ強化した普通の奴だな)

ポリーストは、被弾炎上し、その場に擱座するキリラルブスを見てそう判断した。
キリラルブスは、正面装甲をかなり強化した最新型が前線に多数配備されているようだが、この敵部隊には、その最新型は配備されていないようだ。
だが、主砲はシャーマン戦車の正面を容易に撃ち抜く事が出来るため、油断は禁物だ。
省16
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