アメリカ軍がファンタジー世界に召喚されますたNo.14 (1000レス)
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22: ヨークタウン◆vpdKySpD2. 2013/10/09(水)23:14 ID:0WgIVZhA0(21/97) AAS
「輪形陣の外輪部上空からじゃ効果は薄い、もうちょい中まで進んでから落とすぞ!」
「了解です、あっ!!」
後部座席の相棒が思わず声を上げた。
その直後、機体の右斜め後ろからオレンジ色の光が差し込んで来た。
クローン大尉機の右斜め後方を飛んでいた4番機は、高射砲弾の炸裂を至近で受けた。
その直後、破片が右主翼を中ほどから吹き飛ばすと同時に、被弾箇所から火災が発生した。
4番機は右主翼部分を火に包まれながら、錐揉み状態で墜落して行った。
「4番機がやられた!畜生!」
「ク……ここまで来て!」
クローン大尉は眉間にしわを寄せるが、すぐに気持ちを切り替えた。
「アリーとトニーの弔いのためにも、てめえらの姿はしっかり曝け出してやるぜ。」
クローン大尉は失った部下達の名前を呼びながら、操縦に専念する。
輪形陣外輪部の上空に達したと見た彼は、爆弾倉を開いた。
それまで、280マイル(約450キロ)の速度で飛行していた愛機が、空気抵抗の増大で260マイルにまで下がる。
少し進むだけで、周囲で炸裂する高角砲弾は倍増したかのように感じる。機体の表面は、あちこちが傷だらけとなり、風防の防弾ガラスにも2つ3つと、ヒビが生じていた。
クローン大尉は、機首の下に比較的大型の艦艇が隠れたと見るや、部下達に向けて命令を発した。
「丁度いい頃合いだ!全機、照明弾を投下しろ!」
口元のマイクに向けてそう叫んだ後、クローン大尉は照明弾の投下レバーを押した。
爆弾倉に詰められていた6発の照明弾のうち、3発が投下された。
照明隊は、敵機動部隊の上空で2回に分けて照明弾を落とすように命令されている。
撃墜された4番機を除く5機のヘルダイバーは、5分後にもう1度照明弾を投下し、攻撃隊を支援する手はずになっていた。
「さて、最初の投下は完了だ。攻撃隊、後は頼んだぜ。」
クローン大尉はそう呟きながら、待機している攻撃隊主力の奮闘を心から祈った。
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