アメリカ軍がファンタジー世界に召喚されますたNo.14 (1000レス)
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26: ヨークタウン◆vpdKySpD2. 2013/10/09(水)23:17 ID:0WgIVZhA0(25/97) AAS
エセックス級並に巨大な敵艦は、舷側から大量の光弾と高射砲弾を撃ち出しながら30ノット以上の速力で航行している。
また、竜母の前方を行く敵戦艦から放たれる対空砲火もかなり多い。
アベンジャー隊はこの2隻に加えて、後方から敵の巡洋艦や駆逐艦からも対空射撃を浴びせられているため、各機とも損傷を負っていた。

「距離1400……1200……1000」

ゲイ少佐は、敵艦との距離を目測で測りながら、対空砲火で揺れる機体を懸命に操りつつ、投下地点である距離500メートルに向けて突進を続ける。
VT37は、敵艦の撃沈を確実な物とするため、18機のアベンジャーを2群に分け、第1小隊から第2小隊を前列に置き、第3、第4、第5小隊
(2機編成)を後列に置いている。
敵の対空射撃から生き残った第1、第2小隊の計6機は、左斜めの単横陣を形成しながら敵竜母へと接近しつつあった。
距離900メートルに縮まった時、敵竜母に動きが見られた。

「畜生!こっちに向かって来るか!」

それまで、右舷の真横を見せる形で航行していた敵竜母が、唐突に右へ回頭をし始めたのだ。
このため、敵艦は第1、第2小隊に艦首から突っ込む形となり、雷撃の難易度は急激に上がってしまった。

「畜生!敵もやりやがる。こうなってはやり直しが必要となるが……燃料に余裕が無い今はそれすら難しい……ならば!」

ゲイ少佐は瞬時に判断した。

「第1、第2小隊は敵艦の真正面から雷撃!その間、第3小隊は目標艦の左舷。第4、第5小隊は右舷に回り込み、魚雷を叩き込め!」

部下達から応答の声が発せられた後、指示を受けた各機が所定の位置に向かい始めた。
第1、 第2小隊はそのまま、敵艦の真正面に向けて突進を続けた。
敵艦の艦首から光弾が放たれてくる。だが、光弾はアベンジャー隊の超低空に対応しきれないのか、真上を通り過ぎていくだけだ。
そして、敵艦までの距離が600メートルを切った時、ゲイ少佐は魚雷を投下する事に決めた。

「牽制がてらになるが、ここは仕方ない。投下!!」

彼はそう言いつつ、狙いは敵竜母の艦首に定めながら魚雷を投下した。
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