アメリカ軍がファンタジー世界に召喚されますたNo.14 (1000レス)
アメリカ軍がファンタジー世界に召喚されますたNo.14 http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/movie/4152/1380813462/
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447: ヨークタウン ◆.EC28/54Ag [sage] 先程、命令を伝えに行ったヴィルリエが紙片を持ちながらレンス元帥の所まで歩み寄った。 紙を手渡されたレンス元帥は、一通り目を通すや否や、険しい表情のまま額を抑えた。 「諸君、ヒーレリ戦線の続報だが……」 レンスは咳払いをしてから言葉を続ける。 「たった今届けられた情報によると、本日午後2時50分、ロプトンヌ方面でアメリカ軍機械化師団の猛攻を受けていた陸軍部隊は決死の抵抗を 試みるも、先程、敵に戦線を突破されたようだ。」 「ロプトンヌが……突破されたですと!?」 作戦参謀が思わず声を裏返してしまった。 彼のみならず、作戦室に居る幕僚達は、誰もが驚きを現していた。 「ロプトンヌはクロートンカに通じる拠点で、防備も万全であった筈。それに、この地方の敵の急襲は何とか抑えられていたと、朝方に伝えられた 情報にありましたが。」 「その事だが……クロートンカ、ロプトンヌ共に、来襲した敵は非常に強力であり、特にロプトンヌを急襲した敵は、噂のパーシングと言われる 新型戦車を前面に押し出し、前線の突破を図ったようだ。」 「防戦支援の手筈は取れていないのですか?」 リリスティはすかさず質問するが、レンス元帥は頭を横に振った。 「陸軍は手を打とうとしたようだが、あまりにも急な攻撃であったため、ロプトンヌ、クロートンカ周辺の防戦支援は間に合わないようだ。」 「それじゃあ……陸軍の侵攻部隊は丸々、敵に包囲されてしまうではありませんか!」 作戦参謀は半ば悲鳴に近い声音で言う。 「侵攻軍本隊は、未明に戦力を分断されてから各々、必死の防戦に努めるだけで、攻勢発起地点であるロプトンヌやクロートンカへ向ける戦力を 抽出できない……閣下……もはや、南部地方は……」 他の幕僚が呻くような声でレンスに言う。 それに対して、彼は無言のまま、小さく頷いた。 (……滅びの時が来る。人は一様にして絶望に打ちひしがれ、やがてはあらゆる物が瓦解す……か) より、重い沈黙に包まれた会議室を眺め回しながら、リリスティはふと、過去に読んだ書物の一文を心中で呟く。 (昔、家の地下書庫で読んだ神話の一文だけど……まさか、あたしが生きている時に、この文を思い起こす光景を目の当たりにするとはね……) http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/movie/4152/1380813462/447
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