アメリカ軍がファンタジー世界に召喚されますたNo.14 (1000レス)
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453: ヨークタウン◆.EC28/54Ag 2015/05/31(日)11:32 ID:nTL/qsO20(18/27) AAS
スレッドは腕を組みながら、マーチスに自らの心境を語る。
「やはり、長官はヤル気だ。シギアル港とウェルバンルにある目ぼしい物は、片端からぶち壊そうしているぞ。」
「ブル・ハルゼーの采配、ここに極まれり。という事ですな。」
「まぁ、そうなるな。」
スレッドは苦笑しながらそう返しつつ、改めて格納庫内の機体をじっくりと見回す。
翼を折り畳まれたベアキャットとスカイレイダーの周囲には、整備員が張り付いている。
寝る間を惜しんで整備する彼らも、恐らくは明日の攻撃成功を心から祈っているに違いない。
「気象班の報告では、天候も程良く晴れつつあると言うから、明日は絶好の攻撃日和となるだろう。マーチス……明日は頼んだぞ。」
スレッドはそう言ってから、再び彼の肩を叩いた。
それを受けたマーチスは、自信満々の笑みを浮かべながら返した。
「お任せ下さい。連中にこのスカイレイダーの威力と……ジョンブル魂の意地を見せてやります。」
「おう、その意気だ。」
マーチスの答えを聞いたスレッドは、密やかに作戦の成功を確信したのであった。
1485年(1945年)12月9日 午前3時30分 シホールアンル帝国首都ウェルバンル
帝国首都ウェルバンルは、深い眠りに付いていた。
町の灯は少なく、外の通りには人の往来もほぼ無い状況だ。
冬の寒い風だけが音たてて鳴るだけの寂しい時間帯。
そんな、ある意味では無機質とも言えるこの時間に、ウェルバンルに東地区の中にある1軒屋では、ここを住処にしている住民達が密かに動き始めていた。
雑貨屋フヴィスの支配人であるウィリ・ケヴェルシ……もとい、本名ハヴィス・クシンクは、地下室に繋がる部屋にポツンと置かれた椅子に座り、
読書をしながら待機していた。
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