アメリカ軍がファンタジー世界に召喚されますたNo.14 (1000レス)
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540: ヨークタウン◆.EC28/54Ag 2015/12/28(月)21:51 ID:ID1MKYvQ0(1) AAS
投稿お疲れ様です!
唐突な事態に、市民の犠牲もなかなかに多そうですな。
東側は西側よりも武装の質が良かったようですが、西側はそうでもない影響で、
被害も東ベルリンよりも多い感じなのかな。
541: 2015/12/28(月)21:58 ID:RdMeM99M0(9/21) AAS
投下乙でした
次回は東独軍の反撃が見られるかな?
その一方で防戦一方の西ベルリン駐留部隊…応援は果たして間に合うのだろうか
続きを楽しみにお待ちしております
542: 2016/01/02(土)02:04 ID:NIxThEz.0(10/29) AAS
あけましておめでとうございます。今年も自由と正義を確立しつつ異世界の蛮族を駆逐しながら過ごしましょうね。
前口上はこれぐらいにしてベルリンの話の続きを投稿します。
543(1): 2016/01/02(土)02:07 ID:NIxThEz.0(11/29) AAS
11月14日、戦車部隊の増援を得た東側で反撃が開始され、二日後には13日時点での東側における敵勢力圏の70%を奪還することに成功しつつあった。
しかし敵が境界を越えて西ベルリンへと撤退すると東ドイツ軍は手を出すことが出来なくなっていた。そしてそれは壁の反対側に対して予期せぬ状態を引き起こしていた。
スティルウェル中将
「16日、突如現れた敵の大部隊によってヴィルヘルム通りの橋が突破されたという知らせが入ると我々は危機に陥りました。
ヴィルヘルム通りの南にはテンペルホーフ空港がありました。クレムリンとワシントンの合意により陸空から増援部隊が少しずつ到着しつつありましたが、彼らが2kmも前進すれば、我々は増援部隊や物資と共に補給路を失う危険があったのです。
私はやむを得ず輸送機から降りた兵士たちをそのまま・・・ライフルの照準調整もしないうちにヴィルヘルム通りへと投入することにしました。我々はそこまで追い詰められていたのです。」
また最前線でも問題があったとアメリカ軍中尉だったパーカーは述べる。
「強固に隊列を組んだ敵兵や、敵の大型のモンスター相手に我々のM16は威力不足でした。西ベルリン警察の少数のG3のほうが頼もしく思えたほどです。
同じ弾薬を使うM60機関銃は十分な威力がありましたが、数が少ないために酷使されました。実際あの事件のあと部隊のM60の4分の1が、その銃身にいたっては半分が廃棄処分になっています。」
アメリカ軍の迅速な行動により、敵の前進は500m程度で止まることになった。そして増援部隊がある程度揃った17日、ようやく西側でも反撃が開始された。
省6
544: 2016/01/02(土)02:11 ID:NIxThEz.0(12/29) AAS
というわけでやや巻き気味に東西双方の反撃をお送りしました。
需要があれば本編とは違うタイミングでパーカーかディートリッヒ視点の小話を書くかも。
戦闘シーンはすっ飛ばしましたがこの事件はまだ終わってはいません。もう少しだけ続く予定です。
545: 2016/01/03(日)00:27 ID:s.DYOAA60(2/3) AAS
ゴチ新メンバーが二階堂ふみ
sug.pw/57EX
546: 2016/01/03(日)19:10 ID:RdMeM99M0(10/21) AAS
新年初投下お疲れ様です
多大な犠牲を払いつつ、ついに異世界からの侵略者を撃退に成功した東西ドイツ
しかし意図したものではないにせよ、壁の東側での反攻作戦の成功が西側に危機をもたらすとは…
最終的に侵略者を撃退できましたが、戦後西ドイツの一部で「俺たちを妬む東の奴らは
あの時侵略者共をわざと叩き潰さず、こっちに押し付けて寄越したんだ」という感じの噂が流れそうだ
続き、楽しみに待ってます
547: 2016/01/06(水)19:40 ID:s.DYOAA60(3/3) AAS
ベッキー
sug.pw/57EX
548: 2016/01/17(日)22:21 ID:NIxThEz.0(13/29) AAS
>>543の続き。 異世界の設定が未だにまとまらない今日この頃。
11月20日、ベルリンの安全が確認された後、東西「双方で」真相解明のための現地調査が行われた。
兵士の証言はもちろん、回収されたビデオテープ(最初の場面はその中の一部である)から写真、敵戦闘員などの死体を検査した結果、
異世界の武装勢力によるものであり、事件のあとから柱が無くなり向こう側が見えなくなっていたブランデンブルク門から出現したものであると断定された。そしてそのことがベルリンを大きく締め付けることになった。
スティルウェル中将
「ベルリンでの戦闘で市民や兵士が多数負傷していましたが、上層部は彼らを復路の輸送機や列車に乗せることを禁止するように命令しました。
私には反論する余地すら残されていませんでした。代わりとして大量の医薬品が輸送されてきましたが、増え続ける負傷者にたいして十分な量ではありませんでしたし、なにより処置をする人間が絶対的に不足していました。
輸送する予定だった大勢の負傷者は空港のロビーで横になっていましたが、私にはそれをどうすることも出来ませんでした。
しかも事件が収束したあとも、負傷者であるかを問わずベルリン市民やそこにいた兵士は長期間ベルリンから出ることを許されませんでした。上層部はベルリンを『封鎖』したのです。」
ディートリッヒ大尉
省12
549(1): 2016/01/17(日)22:22 ID:NIxThEz.0(14/29) AAS
事件のあと、東西両政府がまず行ったことは、東西ベルリンの『封鎖』と関係者への厳重な検疫であった。
異世界の生物、人間、物資から未知の病気が拡散することが予想されたため、人々はベルリンから出ることはおろか手紙を送ることさえ出来なかった。
幸い電話回線は自由に使えたが、安否を確認する電話が集中したため事件終結後から1週間はまともに繋がらなかったと言われている。
パーカー中尉
「戦闘が終結したあと、我々はそのまま戦場となった市街地を片付ける作業を命じられました。
味方の兵士や市民の遺体は写真を撮った上で身分が分かるものや貴重品を回収したのちトラックに載せ、敵の死体ならば一部をサンプルとしてビニールに包んだ上で後送したものの、それ以外は持ち物や装備している武器を回収した上で同様に扱いました。
私の部隊はティーアガルテンでトラックから降ろされた『積荷』をまとめて山にする作業を行っていました。
2,3台の積荷を山型に積み上げガソリンをかけると、ガスマスクをつけ火炎放射器を背負ったフランス兵がやってきて火炎放射器で焼いていくのです。
焼け跡にはイギリス兵が消石灰を振りかけていきました。ドラゴンの死体は燃えにくい鱗を銃剣や工具で剥がしたあと同様に焼却していきました。
あそこで公然と焼却処理が行われていたのは、ドラゴンのような化物の死体が少なからず混ざっていたのもありますが、なにより埋葬するにはあまりにも数が多かったからです。
省5
550: 2016/01/17(日)22:25 ID:NIxThEz.0(15/29) AAS
投下完了。大抵の作品ではワザワザ書かないだろう戦場掃除のお話でした。
ちなみに異世界にアメリカ軍が行くのはおそらく当分先だと思います。色々と越えなければならないハードルも多いので。
551(1): 2016/01/18(月)08:24 ID:Q3F7jKWc0(1) AAS
乙です。
アメリカどころかNATO諸国やワルシャワ条約諸国が連合軍を興して異世界に攻め入りそうな事件です。
巨大な出来事とは何か?
次回も楽しみです。
552(1): 2016/01/18(月)22:30 ID:zQq7lO9w0(1/3) AAS
投下お疲れ様です。
この場合だと、斜陽気味とはいえ未だ縦深攻撃を取り得るソ連等
東側勢力の方がまだ異世界への侵攻作戦へのフットワークが軽い
かもしれませんね。
この世界(仮に基準世界とするならば)の「人類」にとっての共通の
脅威が出現したわけですし、うまくすれば異世界の有用な「資源」
すら持ってこれるかもしれないのですから。
553(1): 2016/01/20(水)22:17 ID:NIxThEz.0(16/29) AAS
>>552 >>551
ワルシャワ条約機構軍については参加させない方向で進めています。
アメリカ軍の出番を食べてしまうのでスレの趣旨にそむくと判断しました。そのためゴルバチョフに少しへたれになってもらう予定。
ただ東側兵器にもロマンはあるので登場はさせたいですね。
554: 2016/01/23(土)09:58 ID:zQq7lO9w0(2/3) AAS
>>553
ワルシャワ条約機構軍が出ないとなると、東ドイツ単独での出兵もありうる
かも?ですかね。NATO軍(国境の核地雷は英国発案ですが)なんぞは東側が
攻めてきた時用に国境に核地雷(文字通りの戦術核)を埋めることも検討して
いましたし、実際に侵攻作戦が本当に行われていたなら戦術核兵器の使用を
念頭に置いて作戦を立てていました(西ドイツに駐留していたNATO軍の物)。
歴史的に見てもワルシャワ条約機構軍の中でも核兵器配備に積極的な国と
そーではない国ってのもあったので(チェコスロバキアとポーランド)、
ワルシャワ条約機構軍が出てこないよって設定には納得です。
異世界軍がどのような戦術を取ってくるのかは今だ不明な点が多いですが
省12
555: 2016/01/24(日)10:32 ID:zQq7lO9w0(3/3) AAS
×SPC財団世界
○SCP財団
よくある間違いをしてしまったぜ。
556: 2016/02/02(火)05:01 ID:NIxThEz.0(17/29) AAS
>>549 の続き。早く起きて目がさえてしまった。
欧米諸国の軍隊が異世界に行くまでかなり時間がかかりそうです。
匿名希望の東ドイツ人民警察機動隊隊員
「ポーランドの社会改革が始まった頃から大小のデモが頻発していましたが、11月からは『ベルリンの治安すら守れない政府はいらない』という掛け声の下、
それは急速に大規模化、過激化していきました。人民警察はデモに圧倒されつつありました。
市内各所や周辺村落からひっきりなしに出動要請がありましたが、我々機動隊はライプツィヒ中心部の治安維持で精一杯でした。
それでもあちこちで散発的に起こる大小のデモを鎮圧するために出動を繰り返した我々は時間とともに消耗していきました。
規定ならば、警察力で治安を維持できない場合、人民軍が投入されることになっていましたが、
我々の出動要請に対し近くの基地の司令は『命令がない限り我々は動けない』という返事しかしませんでした。
指示を出すべき政府が自分たちの居るベルリンを『完全に』封鎖したために、命令を出すことも出来なくなって指揮系統は混乱しつつありました。
省1
557(1): 2016/02/02(火)05:02 ID:NIxThEz.0(18/29) AAS
ジェイコブ大統領補佐官は当時のことをこう振り返る。
「東ドイツはその統治機構を全てベルリンに集約していました。
そのため、ベルリンが極度に混乱するような事態があった場合、政府が機能不全に陥る可能性があったことはホワイトハウスの我々も承知していました。
あの事件とその後の封鎖措置はその事態を引き起こすのに十分なものでした。あの頃の東ドイツは火がついた状態でしたが、それが原因で火を小さい段階で食い止めることに完全に失敗しました。
CIAは東ドイツ当局がすでにデモを統制しきれていないことを報告していましたが、その頃には情勢は日に日に悪化していく一方であったことを西ドイツの一般市民は知っていました。
東ドイツから流れているラジオやテレビといった各種放送が、1つまた1つと届かなくなっていたからです。東ドイツがすでに崩壊へと進んでいたのは明らかでした。」
ソ連副外相だったルビノフは回想する。
「隣の家が火事になった時、それを黙ってみている人はそういないでしょう。なぜならそれを放っておけばいずれ自分の家も燃えるからです。
東ドイツは外交機関も麻痺状態に陥っていたため、かの国の政情不安に対して、最初にわが国に対応を求めたのはポーランドでした。
それに応じる形で我々は対応策を協議していました。その中でいくつかのプランが出ました。
省7
558: 2016/02/02(火)05:05 ID:NIxThEz.0(19/29) AAS
投下終了。
先生助けて!東ドイツ君が息をしていないの!
先生が出した処方箋とは・・・?
559: 2016/02/04(木)19:46 ID:RdMeM99M0(11/21) AAS
乙でした
統治機構を首都に集中させてる国家が首都を封鎖…確かにあの状況下では必要な措置なのでしょうが
それが混乱する東独にとどめを刺してしまったようですね
そして西ドイツの提案とは……次の話が楽しみです
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