アメリカ軍がファンタジー世界に召喚されますたNo.14 (1000レス)
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583: 2016/04/20(水)19:20 ID:xyELR9Ac0(3/4) AAS
ジェイコブ補佐官
「大統領はNATOに解決させることによって自分が主導権を握ると同時にソ連の介入を最小限に抑えられると考えていました。しかし私はソ連の介入する余地は十分にあると思っていました。
東ドイツには多くのソ連軍が駐留しており、そこに西側諸国の軍隊が多数駐留すれば情勢が不安定になると考えていました。
またソ連がベルリンへ向かう道をいつでも押さえられる立場にあることはドイツ統一後も変わりませんでした。しかしだからといってソ連に対し速やかに軍隊を撤収させることを求めるのは非現実的でした。
東ドイツを含め、東欧に展開するソ連軍の数は膨大なものであり、それを短期間で撤収させるのはたとえ我々が全面的に援助したとしても不可能で、
ましてや今から大規模な戦争を始めるであろう我々にはソ連に対する大規模な援助は難しいと考えていたからです。
そのため私は大統領にベルリンへの軍隊の移動と展開はソ連の情勢を踏まえたうえで慎重に行うべきだ、と助言しました。」

ルビノフ副外相
「国内体制の立て直しに集中するあまり、ソビエトの対外的な影響力について軽視しすぎているのではないかという批判が存在していましたが、それは守旧派の意見であり政治局では主流ではありませんでした。
当時のソビエトには他所の喧嘩に口出しするだけの余裕はありませんでしたし、ゴルバチョフ書記長もそれについて全く考えていませんでした。
しかし、ブランデンブルク門を含めた東ドイツ問題の彼の態度は政治局の改革派の面々にも疑念を抱かせるものでした。
疑念を抱いた彼らはゴルバチョフが東欧諸国をアメリカに売ろうとしていると考え、守旧派の意見に共感を覚えるようになっていきました。」

ジェイコブ補佐官
「CIAはゴルバチョフが東欧に介入する意思がないことを報告しており、それを元に軍部は東ドイツでの自由な行動を要求していました。
しかし国務省はそれが現地における偶発的な事態を招くことになると懸念し一定の歯止めを利かせるように進言しました。こういったホワイトハウス内でのいざこざはよくあることです。
最終的に大統領はソ連との交渉の結果を見て決定すると判断し、私に交渉するように命じました。
細かい内容は機密ですが、クレムリンで行われた交渉の結果、ソ連はベルリン内での軍隊の自由な活動を認めることとベルリン周辺のソ連軍を最優先で撤収させること、
それらの代わりに我々はそれ以外の東ドイツ地域では軍隊を駐留させないこと、地上からのベルリンへの移動ルートは東西分断前に西側が使っていたルートに制限し軍隊の移動をソ連側に事前に通告すること、
指定されたソ連軍部隊の撤収にかかる費用の半分をアメリカが負担することを約束しました。これらから分かるとおり、偶発的な事態を可能な限り避けるという点をソ連の指導者は非常に重視していました。」
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