アメリカ軍がファンタジー世界に召喚されますたNo.14 (1000レス)
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608: ヨークタウン◆.EC28/54Ag 2016/07/17(日)23:22 ID:263ZQ54w0(19/225) AAS
「そうですねぇ」

レイリーは腕組したまま、変わらぬ呑気な口調で相手に言葉を返していく。

「ですが、僕はやるつもりですよ」

彼は右手をテーブルに置き、そこに置いていた数枚の紙を相手に寄せていく。

「敵首都に迫る同盟国……アメリカ海軍機動部隊の艦載機を、わが種族最強の魔法を使って援護する……これほど素晴らしい物は無い。
と、私は断言しますね」
「禁呪指定を受けた危険な魔法を使ってでもか?」
「そうです。それに……我々は過去に、シホールアンルに屈辱的とも言える方法で国に攻め込まれ、危うく亡国というところまで
追い詰められた。貴方も最前線に立って戦闘を指揮していたから覚えているはずです」
「無論さ。あの時の恨みは絶対に忘れん……」

相手は、平静さを装いながらも、その口調は明らかに怒気を孕んでいた。

「そしてこうも言いましたね。“もし、アメリカ軍に助太刀できるなら、どんな物を用いてでも必ずやり遂げて見せる……”と」

レイリーは、陽気さを感じさせる笑みを浮かべながら、相手が以前発言した言葉をそのまま言い放つ。

「それでハヴィエナの術を使いたいという訳か。」
「わがミスリアルの中で、上級妨害魔法であるハヴィエナを有しているのは、エスパレイヴァーン族だけです。私は、ハヴィエナが例え、
術者の命を吸い取る禁呪の魔法と言われても、この魔法を使えると自負していますよ」

相手は、ハヴィエナの術式を渡す事に不安を覚えると同時に、躊躇していたが、レイリーはそれと対照的であった。

「……ミスリアル最高の魔法使い、レイリー・グリンゲル。私は王国の至宝とも言える逸材を、禁呪指定された魔法に食わしたくはない。
はっきり言って無茶だ!」
「その無茶は、既に1度経験しましたよ」

レイリーは不敵な笑みを浮かべながら、相手に渡した紙を指差した。
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