アメリカ軍がファンタジー世界に召喚されますたNo.14 (1000レス)
1-

このスレッドは1000を超えました。
次スレ検索 歴削→次スレ 栞削→次スレ
633: ヨークタウン◆.EC28/54Ag 2016/07/17(日)23:48 ID:263ZQ54w0(44/225) AAS
ハリファックスは、Gに体を押し付けられながらも、慣れた手つきで爆弾を投下し、直後に機首上げを行う。
速度がついて重い操縦桿を、渾身の力を入れて引いていく。

「ぐううぅ……いつもながら、この瞬間はキッツイな!」

ハリファックスは何度経験しても慣れぬ重圧に、唸り声を上げながらも機首上げを続ける。
やがて、高度50メートルを切りそうなところで機首が上がり、水平飛行に戻った。
ハリファックスは首を後ろに傾け、自らの成果を確かめた。

「よし!ドンピシャだ!!」

ハリファックスの投下した爆弾は、滑走路のど真ん中に3発そろって命中していた。
爆弾は命中と同時に爆炎を噴き上げ、大量の砂煙が着弾点を覆い隠した。
そこに、僚機から投下された爆弾が次々に落下してくる。
最初は、滑走路の真ん中に落下していた爆弾は、次第に滑走路の脇や上半分、そして下半分といった具合に落下位置が修正され、
ついには滑走路全体に爆弾が降り注いだ。
1800メートルはあろうかという滑走路は、今や全体を濃い煙に包まれてしまった。
活火山さながらの様相を呈した滑走路が、当分は使用に耐えぬことは明らかであり、シホールアンル軍はまた1つ、航空基地を失ったのであった。

午前8時15分 シギアル港

第1次攻撃隊の空襲は、約1時間に渡って続けられた。
午前8時15分には、最後のスカイレイダーが軍港施設に1000ポンド爆弾を叩き込んだ。
2階建ての白い施設は、瞬時に粉砕され、中に詰めていた兵員や職員もろとも瓦礫の山と化した。
その爆発音が収まった後、シギアル港の喧騒は鳴りを潜めていた。

第6艦隊情報参謀を務めるホイロ・ハヴァックロ中佐は、空襲前は港の司令部施設で港湾地区の指揮官と打ち合わせを行っていたが、旗艦である
戦艦クレングラに戻ろうとした矢先に、突然の空襲を受けた。
彼は防空壕に避難し、何とか難を逃れたが、防空壕から出た彼は、思わず言葉を失っていた。
1-
あと 367 レスあります
スレ情報 赤レス抽出 画像レス抽出 歴の未読スレ AAサムネイル

ぬこの手 ぬこTOP 0.010s