アメリカ軍がファンタジー世界に召喚されますたNo.14 (1000レス)
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698(1): 2016/07/27(水)23:32 ID:9/HsxjMw0(3/4) AAS
うおおおおおまた更新きてたぁぁぁぁあああああ
新兵器が逃げ切るのではないかと思いハラハラしてみていました
流石AD-1
しかし全てが上手く行く物でもないですね
次回も期待しております
699(1): 2016/07/28(木)01:15 ID:Pbx6.li60(1/6) AAS
更新お疲れ様です!
こっちの攻撃ターンばっかりでしたがとうとう相手のターンも来るのかな?
しかし秘密兵器もやられちゃったし帝都ももう安全圏ではないし皇帝はこっからどうするのだろうか
そういえば、P-80やB-36の出番が…!
700(1): 2016/07/29(金)19:42 ID:09HlkyNU0(2/2) AAS
青く澄んだ美しい色の魔法石を使った空中戦艦・・・見てみたいもんだ
701(1): 2016/07/31(日)08:03 ID:oJQZp5P60(1) AAS
仮に全隻無事に就航したとしても、アメリカ相手に如何運用するつもりだったんだ?
現状の戦力差じゃゲリラ的に出没して襲撃かける位しか使い様が思いつかんのだが
702: ヨークタウン◆.EC28/54Ag 2016/08/01(月)19:39 ID:263ZQ54w0(92/225) AAS
皆さまレスありがとうございます。
>>695氏 ありがとうございます。空中軍艦の戦闘シーンはどう展開しようか迷いましたが、このような感じになりました。
初飛行が1日早ければ、難を逃れたんですが……運はアメリカ側についてしまいましたね。
>次の投下
目下、準備中です。今週中には行けそうです
>>696氏 空中艦隊は、その真価を発揮する前にドッグごと爆砕されてしまいましたね……
一応、1000ポンド爆弾で爆撃していたら、確実に高かったんですが、まさかの2000ポンド爆弾でしたので、本当に不運
としか言いようがないです
>国民のパニックはむしろここから始まりそうな感じもあります
その通りですね。大空襲の結果、首都の人口流出は一気に加速するでしょう
省13
703: ヨークタウン◆.EC28/54Ag 2016/08/01(月)19:41 ID:263ZQ54w0(93/225) AAS
そういえば、ツイッターの方でも報告いたしましたが、自分のpixivに外国の方からファンアートが送られてきました。
それから、韓国のサイトでも、自分のSSがナムウィキという所で大々的に紹介されていたり、韓国のSSサイトでも転載されて
いたりと、海外の方にも読まれているようです
こちらがそのサイトですね。韓国語なので、グーグル翻訳を使った方が読みやすいです。
外部リンク:namu.wiki
(韓国語で、グーグル翻訳でそこそこ分かるようになっています)
無論、色々言われていたりしますが、それでも国内のみならず、外国の方にこのしがないSSが読まれている事に、自分は深く
感謝しております。
省3
704: ヨークタウン◆.EC28/54Ag 2016/08/01(月)22:34 ID:263ZQ54w0(94/225) AAS
それでは、SSを投下いたします。
705: ヨークタウン◆.EC28/54Ag 2016/08/01(月)22:39 ID:263ZQ54w0(95/225) AAS
第276話 シギアル沖の攻防
1485年(1945年)12月9日 午前10時 シギアル港沖北東250マイル地点
軽空母フェイトより発艦したTBFアベンジャーは、機動部隊より西方30マイル付近を高度1000メートル、巡航速度200マイルを
維持しながら、単機で哨戒飛行を行っていた。
「機長!交代まであと20分です!」
アベンジャーを操縦するケラーズ・パースランド大尉は、後ろから交代までの残り時間を知らせてくる部下の声を聞いた。
省16
706: ヨークタウン◆.EC28/54Ag 2016/08/01(月)22:40 ID:263ZQ54w0(96/225) AAS
ちなみに、通常なら艦隊の30マイル前方にレーダーピケット艦を置き、その更に前方を早期警戒機で紹介するのが常であるのだが、
今回は、レーダーピケット艦を置けば、早々に出撃しているであろう敵偵察機にピケット艦を発見され、そこから機動部隊の存在を察知される恐れが
多分にあった。、
このため、第3艦隊司令部はあえてレーダーピケット艦を置かぬ事を決め、その位置に早期警戒機を置いたのである。
時間は刻々と過ぎていく。
上空を通り過ぎる第2次攻撃隊も徐々に少なくなってきた。
「上空の運量は5、という所か。中高度で隠れながら飛ぶには最適の環境だ」
「機長、2次攻撃隊の連中も、そろそろ残り少なくなってきました」
「ああ。ここからが勝負所だな」
パースランドは淡々とした口調で言うが、本当は幾らか緊張していた。
省14
707: ヨークタウン◆.EC28/54Ag 2016/08/01(月)22:41 ID:263ZQ54w0(97/225) AAS
3人の場所は、見る所が同じように見えて、見えやすい所や、見えにくい所が意外と違っている場合が多々ある。
パイロットは前方や側面の視界は開けているが、後方はなかなか見る事が出来ない。
また、機外ばかりを見る訳にはいかず、機体の計器類も時折チェックしながら操縦を行わなければならない。
電信員は前方や後方が見辛いが、側面に関しては、前席のパイロットよりは集中して見る事が出来る。また、機上レーダーで監視も行える。
後部機銃首は位置的に、前方が見辛い物の、後方が見易いという利点もあるため、側面は勿論の事、後方も重点的に見る事が出来る。
また、アベンジャーの後部機銃手席は下にも開放ドアがあるため、その窓から海面を見る事も出来る。
このように、3人それぞれ、見える位置や索敵の仕方は微妙に異なって来る。
警戒機のクルーは、3人が互いに死角をカバーし合い、広範囲を見回せる1つの大きな目となる事を何よりも求められていた。
「……脱落機は今の所見えません。遭遇した攻撃隊は全機、機動部隊に帰還しています」
省12
708: ヨークタウン◆.EC28/54Ag 2016/08/01(月)22:41 ID:263ZQ54w0(98/225) AAS
「交代まであと2分」
「了解……?」
彼は機の姿勢を元に戻したが、その時……海面から100メートルほどの所に何か、蠢くものが見えた気がした。
「……すまんが、進路を変えるぞ」
パースランドはワントンの返事を待たずに、愛機を大きく左に傾け、旋回下降に入り始めた。
薄い雲が前方に見える。パースランド機は、その雲を突っ切る。
一瞬だけ、真っ白になった視界だが、再び青い海が見えた。
そして、眼前に、海の中に紛れ込むある物がはっきりと見えた。
「それで隠れたつもりか?」
省19
709: ヨークタウン◆.EC28/54Ag 2016/08/01(月)22:42 ID:263ZQ54w0(99/225) AAS
午前10時5分 シギアル沖北東280マイル地点
第38任務部隊第2任務群に属する正規空母イラストリアス艦上では、第2次攻撃隊に参加した艦載機の着艦作業が行われていた。
帰還機の中には、被弾で機体に穴の開いた機や、オイル漏れを起こしている機も見受けられるが、殆どの機体は危なげの無い動きで、
イラストリアスに着艦していく。
そんな中、イラストリアのCICでは、第38任務部隊司令官を務めるジョージ・マレー中将が幕僚達と共に、今しがた送られてきた
報告に耳を傾けていた。
「早期警戒機より緊急信!艦隊の西方、方位290度、距離32マイル付近にて単機飛行中の敵ワイバーンを発見せり。高度100前後、
速度280マイル。敵ワイバーンは尚も艦隊に向かいつつあり」
「司令、やはり送り狼が付いていましたな」
第38任務部隊参謀長を務めるジョセフ・バレンタイン大佐がマレー中将の顔を見据えながら発言する。
省9
710: ヨークタウン◆.EC28/54Ag 2016/08/01(月)22:43 ID:263ZQ54w0(100/225) AAS
「警戒機は、機動部隊から32マイル離れた海域で敵偵察騎を発見しましたが……もし、敵が索敵攻撃を仕掛けている場合、この偵察騎の後方、
100マイル前後の距離に敵の攻撃隊が続行していると思われます」
ケイン中佐は指示棒を傍に置き、近場に置いてあったペンで敵編隊の推定位置を書き込んでいく。
「ですが、この距離ならとっくに、レーダーで捕捉されております。となると、敵は後方に攻撃隊を帯同させず、単に索敵を行っているだけ、
と言う事も考えられます」
「情報を正確に把握してから、反撃を行うか……はたまた、どこかに攻撃隊を隠しているか、だな」
マレーは地図を見据えながらケインに言っていく。
「もし、君が敵の指揮官としたら……攻撃隊はどう動かすかね?」
「自分の場合なら……やはり、正確な位置を把握してから攻撃隊を飛ばし、確実に辿り着かせるようにします。50機であろうが、300機で
あろうが、まずは敵に辿り着かねば意味はありません」
省11
711: ヨークタウン◆.EC28/54Ag 2016/08/01(月)22:43 ID:263ZQ54w0(101/225) AAS
「撃墜はできなかったようだが、ひとまず、機動部隊を視認させずには済んだか」
「ですが、これで我が方の大まかな位置は掴まれた事かと」
「だろうな」
マレーは、地図上の敵偵察騎の駒を指先で突いた。
「今頃は、この位置に空母艦載機が現れたと魔法通信で報告しているだろう。不運な事に、首都周辺やシギアルに展開されていた妨害魔法は
突然消失してしまったと聞いている。これからは、敵さんもいつも通り、連携しながらこっちに向かって来るぞ」
「ある意味、ここが一番の勝負所と言えますな」
ケインの言葉を聞いたマレーは深く頷く。
「エンタープライズの親父(ブル・ハルゼーの事である)も、余力がある限りシギアル港やウェルバンル周辺の重要拠点を徹底的に叩きまくる
と言ってきている。それを可能にするためにも、ここからより気を引き締めて戦っていこう」
省11
712: ヨークタウン◆.EC28/54Ag 2016/08/01(月)22:44 ID:263ZQ54w0(102/225) AAS
通信参謀は命令を受けると、すぐさま各任務群旗艦に命令を伝達し始めた。
CICのレーダースコープには、対空レーダーに映し出された光点が見え始めている。
反応からして、100騎以上の大編隊であることは間違いない。
「さて、今までは俺達が好き放題してきたが……今度ばかりはそうでもない」
「現状で見れば、攻守所を変えておりますな」
「ああ……ここが踏ん張り所だぞ」
マレーはケインに頷きながら、言葉を続ける。
「首都や軍港を焼き討ちにされて顔を真っ赤にした敵の猛攻を、どれだけ受け流せるか……踏ん張り所でもあると同時に、
各艦の腕の見せ所でもあるな」
シホールアンル軍の攻撃隊はレーダーで探知されるや、各任務群より発艦したF8Fの迎撃を受けた。
省11
713: ヨークタウン◆.EC28/54Ag 2016/08/01(月)22:46 ID:263ZQ54w0(103/225) AAS
午前11時25分 首都ウェルバンル海軍総司令部
「攻撃隊より報告が届きました!」
総司令部にある作戦室で戦況報告を待っていたレンス元帥は、魔道参謀からの説明に聞き入っていた。
「敵艦隊視認。位置はシギアル港より北東130ゼルド。敵は空母4、ないし5隻を主力とした高速機動部隊。この他にも、
敵は同様の機動部隊を2隊伴う模様」
作戦室は、再び静寂に包まれてしまった。
省18
714: ヨークタウン◆.EC28/54Ag 2016/08/01(月)22:47 ID:263ZQ54w0(104/225) AAS
顔を青くしながら発言する魔道参謀に、ヴィルリエ・フレギル大佐が珍しく渋面を浮かべながらそう付け加えた。
(本当は、攻撃隊を編成して向かわせたくは無かった……でも、皇帝陛下直々の命令とあっては、動かざるを得ない……か)
リリスティは心中でそう思いつつ、余計な命令を出したオールフェスを憎んでいた。
帝国宮殿から直々に命令が届いたのは、青白い膜が消失した直後であった。
「首都近郊の全陸海軍部隊は、使用可能な航空戦力でもって、直ちに敵艦隊を捕捉、これを撃滅せよ!」
という命令文が、オールフェスの氏名入りで陸海軍の総司令部に届いたのだ。
リリスティとしては、連携が可能になった今、敵の攻撃隊をただひたすら迎撃して敵機動部隊の攻撃力を減殺するべきであると、
レンス元帥に提言していたのだが、この命令文が届けられると、彼女は、
省12
715: ヨークタウン◆.EC28/54Ag 2016/08/01(月)22:48 ID:263ZQ54w0(105/225) AAS
午前11時28分 シギアル沖北東250マイル地点
敵攻撃隊は、第38任務部隊第2任務群に襲い掛かろうとしていた。
「対空戦闘用意!」
TG38.2各艦では、高角砲や機銃座に対空要員が張り付き、砲弾や機銃弾を装填して迫り来るワイバーンにその筒先を向けつつあった。
戦艦プリンス・オブ・ウェールズは、陣形の左側寄りに位置しており、右舷2000メートル先には、空母イラストリアスが艦隊速度である
28ノットで航行を続けている。
プリンス・オブ・ウェールズの後方800メートルには、アトランタ級防空軽巡洋艦のツーソンが布陣し、ほぼ同じ速度で航行している。
目線を右舷前方に向けると、空母群の前方に占位する形で布陣した軽巡洋艦のクリーブランドが航行しており、指向できる4基8門の
5インチ連装両用砲や40ミリ、20ミリ機銃は、陣形左側外輪部より迫りつつある敵編隊に向けられていた。
その左舷側1000メートルには重巡洋艦のドーセットシャーが布陣し、こちらも指向できるだけの高角砲、機銃を敵編隊に向けている。
省14
716: ヨークタウン◆.EC28/54Ag 2016/08/01(月)22:48 ID:263ZQ54w0(106/225) AAS
輪形陣左側には、E級駆逐艦6隻が配備されていたが、この6隻が、ジョンブル戦隊所属艦艇としては初めて、シホールアンル軍航空部隊に
対して、砲撃を行った。
E級駆逐艦6隻に続いて、同じく、外輪部左側を航行するベンソン級駆逐艦5隻が対空射撃を開始する。
「両用砲、撃ち方始め!!」
プリンス・オブ・ウェールズでも砲術長の命令が下るや、左舷側に配置された4基5インチ連装砲が瞬時に火を噴く。
後方のツーソンも、右斜めを行くクリーブランドも、その隣を行くドーセットシャーも同じように高角砲を撃ち始めた。
敵ワイバーン群は高空と低空の二手に別れている。
定石通り、急降下爆撃を行いつつ、低空進入の雷撃隊でこちら側の主力艦を討ち取る考えのようだ。
その2つの編隊の前方に、多数の炸裂煙が沸き起こる。
敵ワイバーン隊は、無数の黒煙が咲く中を突破してくるが、高角砲弾の数は多く、周囲に次々と炸裂していく。
省19
717: ヨークタウン◆.EC28/54Ag 2016/08/01(月)22:49 ID:263ZQ54w0(107/225) AAS
「敵騎急降下!9騎がイラストリアスに向かいます!残り7騎、ハーミズに向かう模様!」
「ハーミズにだと!?」
リーチ大佐は敵の思いがけぬ行動にいささか驚かされた。
敵編隊はあまり数が多くないため、1隻の空母を集中して狙うであろうと考えていた。
ところが、敵は1隻だけではなく、同時に2隻の空母を狙ったのである。
そのうちの1隻は、防御力に難のある軽空母ハーミズである。
転移前、世界で2番目の空母として生まれたハーミズは、改装によって機関や対空火器を強化されたものの、防御力自体は並みの軽空母程度しかない。
リーチ艦長は迷わなかった。
「対空砲はハーミズを全力で支援しろ!イラストリアスは自力で何とかできる筈だ!」
「アイ・サー!」
省19
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