アメリカ軍がファンタジー世界に召喚されますたNo.14 (1000レス)
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968: ヨークタウン◆.EC28/54Ag 2016/09/30(金)20:32 ID:EOmKTrqE0(40/63) AAS
「ええ。早速ですが、よろしくない報告が入っています」

ヴィルリエはリリスティの右横に並ぶと、持っていた紙を彼女に手渡した。

「帰還中だった竜母ランフックが、軍港へ入港する出入り口の前で、敵の放流した機雷に接触。ランフックは出入り口付近で着底しました」
「嘘でしょ……」

リリスティは、突然の凶報に右手で額を抑えた。

「申し訳ありませんが、嘘ではありません。幸い、乗員の戦死者はあまり多くは無く、海戦で生き残った乗員は艦を脱出し、大半が救助されました」
「船は沈んだけど、乗員が助かったのは不幸中の幸い……か」

リリスティは眉間に皴を寄せつつ、自らに言い聞かせるような口調でヴィルリエに言う。

「これで、帝国海軍が保有する高速正規竜母は、クリヴェライカ1隻のみ……あとは小型の高速竜母が3隻に、これに就役したばかりの竜母2隻のみか。
そして……肝心の中身は補充が見込めないという」
「まさに、どん詰まりですね」

平気な顔をしてヴィルリエはリリスティに言うが、リリスティとしてはこの状況下で、尚も平静さを装えるヴィルリエに感心していた。

「そうね……どん詰まりね」
「あと、他にも報告があります。中北部のパンスィヴィン海軍工廠より伝えられたものです」
「パンスィヴィンから?」

ヴィルリエは、意外なところから送られて来た報告に首をかしげながらも、ヴィルリエから渡されたもう1枚の紙に目を通した。

「……だから何なの、としか思えない私は国賊なのかな」
「いんや。至って普通の反応だと、小官は思います」

いつの間にか、3階に上がっていた2人は、作戦室に向かおうとしたが、ヴィルリエがその前にある人気のない休憩室に親指を指したため、
リリスティは彼女と共に休憩室に入った。
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