アメリカ軍がファンタジー世界に召喚されますたNo.14 (1000レス)
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9: ヨークタウン◆vpdKySpD2. 2013/10/09(水)23:01 ID:0WgIVZhA0(8/97) AAS
「ハッ!すぐに送ります!」

フリッカート中佐は、用紙に命令文を書き終えるや、作戦室から退出していった。

それから20分後、作戦室に続報が入った。

「長官!ピケット艦より続報です!敵偵察機の後方に敵大編隊を探知せり。数は100騎前後。位置は艦隊より南南東120マイル、方位175度。
高度2000メートル付近を飛行中。速度は約250マイル(400キロ)。」
「来たか……それにしても、敵編隊のスピードが思ったよりも早いな。」

フレッチャーは敵攻撃隊の速度が、夜間飛行時の大編隊の速度にしては異様に早いように思われた。
見通しの悪い夜間飛行では、巡航速度で編隊を組むのにも、昼間以上に危険が付き纏う。
だが、ピケット艦がレーダーで捉えた敵編隊は、夜間であるにもかかわらず、緊密な編隊を組んだまま巡航速度以上のスピードで飛行を続けていた。
アメリカ軍が得たこれまでの情報では、最新型の85年型ワイバーンは、爆弾や魚雷を積んだ時には、220マイル前後の巡航速度で飛行する事が判明している。
だが、TF58に向かっている敵編隊のスピードは明らかに早い。

「……もしかして、重い魚雷を積まずに、比較的軽量な対艦爆裂光弾だけを積んでいるのか?」
「その可能性は高そうですな。」

ヴォーリスがフレッチャーに言う。

「恐らく、明日中には、敵主力艦隊はTF58との決戦を行うでしょう。その戦いを少しでもやり易くするために、こちら側の戦力を削る必要があります。
ですが、空母を直接減らすにはかなり難しい。であるならば、敵が空母を守る護衛艦のみに的を絞って、攻撃を行う可能性もあるでしょう。」
「ふむ。つまり、この敵編隊は防空艦の漸減を目的とした夜間攻撃隊という訳か。」
「今の時点ではただの推測にすぎません。この敵編隊の主目標が、護衛艦だけとは限らないでしょう。」
「対空艦潰しを行うと同時に、主目標である空母も攻撃して来るかもしれんか……いつもの通りに。」
「長官。敵が艦隊に到達するまで30分もありません。直ちに、戦闘準備を命じましょう。」
「うむ。そうしよう。」

フレッチャーはデイビス少将の進言を受け入れた。
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