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アメリカ軍がファンタジー世界に召喚されますたNo.14
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午前4時50分 空母エンタープライズ艦内 搭乗員待機室
エンタープライズ戦闘機隊の中隊長を務めるリンゲ・レイノルズ大尉は、部下の戦闘機パイロットと共にブリーフィングルームに入室し、
席に座ってから5分ほど経った時、室内に飛行長が入室して来るのを確認した。
「おい、飛行長だ」
彼は、それまで雑談を交わしていた部下にそう言うと同時に、最前列で待っていたエンタープライズ攻撃機隊(VA-6)指揮官
ユージン・リンゼイ中佐が口を開く。
「起立!」
室内に居た搭乗員全員が立ち上がる。
飛行長のダニエル・スミス中佐が地図の掲げられた壁の前で足を止め、流れる動きで体の向きをパイロット達に向ける。
「諸君、楽にしていい」
「着席」
スミス中佐は両手で座る様に促し、リンゼイ中佐の指示でパイロット達は席に座った。
「諸君。朝一のヴィクトリーカレーは余程美味かったようだな。皆の顔色がこれまでにない程、良いように見えるぞ。
ならば、いいメシを食った後は、いい仕事をしてもらうとしよう」
軽いジョークが室内に響き渡ると、パイロット達は一様に小さく笑い声を上げた。
スミスもそれにつられて微笑むが、すぐに真顔になる。
「……レーフェイル大陸沿岸で行われた猛訓練の成果を、遂に発揮する時が来た」
スミスは指示棒を持つと、背後に掲げられている地図の一点を、先端で突いた。
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