☆魔法少女リリカルなのは総合エロ小説第100話 (1000レス)
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985: 続・しょうもない話7/8 2009/11/27(金)00:14 ID:Mh.fJMBg(9/11) AAS
「……はっ!?だ、騙されないぞ!そんな非現実的な年の差カップルなんて!」

視界がもとに戻ったときには、既にヴィータの瞳孔は元に戻っていた。
それを見越してか、スバルはにやりと笑い、さらにこう言った。

「でも、ちょっといいと思ったでしょ」
「……そりゃあ、そうだが……」
「ここで殴り合いをすると、その話は可能性すら潰えますよね。主に私とノーヴェと、あとみんなも反対するから」
「ぅ……」
「それでも、一発、殴りますか?"それ"で?」

ヴィータはスバルから指差されたグラーフアイゼンを見やる。確かに、いかにも恐ろしい外見をしたしろものだ。
なのはとは殴りあった後で友人になったが、それでも対戦成績は一勝一敗一分といったところ。
一方的に殴りました、とあれば、どうなるかわかったものではない。

「……しゃらくさくなったな」
「お褒めの言葉として受け取っておきます」

両者の間を、何かが猛烈な勢いで過ぎ去る。それが何であるのかを確認する前に、三人は動いていた。

「シグナムか!?」

ヴィータは急上昇し、スバルとノーヴェは部屋の中へ後退する。
なんらかは、その直後に爆発を巻き起こした。そういうわけで、スバルとノーヴェは吹き込む炎を回避するために窓から飛び出したのであった。
ガラス窓を突き破ってダイブする二人、その後ろから追いすがるように、すんでのところで吹き上がってくる炎。爆発。
一連の動きはB級アクション映画のそれに近く、端的にいえばスローモーションであった。
問題はここが地上7階だということである。

「うわあ落ちる落ちる落ちる!スバル、ウイングロード出してはやくおねがい死っ!!」

空中でそのようにわめくノーヴェであったが、飛んできたシグナムによってあやういところでキャッチされた。
助かった、そう安堵する間もなく、彼女は気づく。
スバルがすでに壁伝いに走って脱出したこと、それと、自分がもっとも捕まってはいけない相手に捕まったことに。



「スバルー、はやく出てこないと仲間の安全は保障しないよー」

教導官の声が廃棄都市にこだまする。
いや、本当に教導官の声なのか?それにしては内容があまりに物騒だ。

「具体的にはアルミホイルを噛ませたり、歯磨き粉を混ぜたみかんを食べさせたりするよー」

拷問ではないか。なんという非人道的な……いや、彼女は機人を人間とみなしていないのかもしれない。
スバルは身を隠している合成樹脂の青いゴミバケツのふたを開けて周囲を探り、すぐまた閉めた。
考えてみよう。彼女たちは実際にそれを実行するだろうか?
そこまで追い詰めたつもりはない。すくなくとも、スバルにはなかった。
だがそれはスバルの主観である。大人の都合で、こと男性については25歳までずーっとおあずけを食らっている彼女たちの怨念のすさまじさは尋常でないのであった。

「まずはノーヴェからだよ。アルミホイルかみかみの音を流すからね!!」
「やめろぉぉおお教導官んんんぁぁああ!ぶっとばすぞぉおお!!」
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