[過去ログ] 【◆IW7Wtsk.jU】遠月学園汐見ゼミ2【◆TPDFc9K83M 】 (238レス)
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206
(1): 汐見潤◆IW7Wtsk.jU 2014/10/25(土)22:45 AAS
>>205
……君が、悪いことなんて一つもないのよ。
土台わたしの方が、お姫様になる素質がなかっただけだと思うの。
それでも君にとって私がお姫様に見えてたなら、きっと取り繕うのだけ上手だったのよ。
(だから、君がなれなかったわけじゃなのよ、と。困ったように眉をさげて彼女は笑う)
君にとって素敵なパートナーじゃなかったよ。沢山いやな思いをさせて、ごめんね。
でも、君の今後が楽しいことを心から祈ってる。……ちゃんと、本音に聞こえてる?
(悪戯っぽく片目をつむって、くすぐるように鼻先触れあわせた。甘いじゃれつき方は深い親愛を向けるもので)

私にとっては、君は王子様でありお姫様でもあったかもしれない。時々すごく可愛いんだもの。
でも、どっちにしろ私には王子様もお姫様も向いてなかったみたい。
省6
207
(1): 葉山アキラ◆TPDFc9K83M 2014/10/25(土)23:04 AAS
>>206
俺達はふたりで一緒に進んで行くって決めたんだ。
もし何か悪い事があったらそれはどちらかひとりじゃない、ふたりの責任…そうだろ?
それに最後はこうやって幸せに別れる事ができたんだ。
今まで何度か、別れる機会はあったけどそのたびに別れを見送ってきてよかった。
先々週、無理矢理別れなくて本当に良かったぜ。こんな風に互いに笑いあって締めくくる事ができて…本当に。
物語の善し悪しはエンディングで決まる。俺にいい終わりをくれたお前は――最高のお姫様だったよ。
(じゃれついてくる潤をぐりぐり、と撫でるように頬擦りした。この温もりを明日から感じられないと思えば…少しだけ寂しかったけど)
――きちんと本音に聞こえてる。…心配すんなよ。

お姫様に向いてないなら、何に向いてるんだ?…わんこか?
省11
208
(1): 汐見潤◆IW7Wtsk.jU 2014/10/25(土)23:22 AAS
>>207
ふふん。そこはみっともなく縋りついて引き止めた私の手柄じゃないかな!
――っていうのは冗談にしても。でも、あんな風に誰かのこと引き止めたの初めてだったなあ。私も引き止めてよかった。
機会をくれてありがとう。……最後まで、我儘ばっかりね、わたし。
(そこにあるぬくもりを大事に大事にするように。忘れないために、覚えてしまおうかとするように頬を触れあわせる)
本当? 良かった。もう、正直届かないかしらって思ってたから。それは自業自得で仕方ないとは思うけど、届いてほしいって思いは別だもの。

うーん。何だろう。むしろ王子様とお姫様の邪魔をする森の魔女とか?薬草煎じるあたりがスパイスと通じると思うの。
(彼の手に撫でてもらうのが好きだ。あったかくて、おおきくて、ほっとするから)
大人は強いフリするのがお仕事だもの。君に心配されるようじゃ、教授としてやってけないよ!
……でも、未だにわからないことがあるの。それが分からないと約束できないから、私に教えてくれないかな。
省9
209
(1): 葉山アキラ◆TPDFc9K83M 2014/10/25(土)23:48 AAS
>>208
みっともなく引き止めたのは俺の方が多かったけどな。引き止めるのは俺の得意技だ。…あの程度でドヤ顔されたら困るぜ。
…お礼を言うのは俺の方だ。俺の方こそ、最後までわがままを言いっぱなしだった。
――沢山のわがままを聞いてくれてありがとう。
(触れ合わせていた潤の頬を、今度は胸板にぎゅーっと抱きしめる。しなやかな腕と大きな胸板、太陽みたいな温度と仄かに香るスパイスの香り…全部、忘れないでいて欲しいから)
俺は…お前の事を沢山疑って来た。他の点についてもそうだけど、その点については特に、いいパートナーじゃなかったと思う。
…唐突に聞くけど、潤はスティーブン・キングって好きか?

魔女…?おいおい、魔女ってのはもっと妖しいもんだぜ?潤みてえにドジばっかでわたわたしてる奴が魔女なんてつとまるわけないだろ。
やっぱ潤は…お前は、おてんばなお姫様が似合ってる。
じゃじゃ馬で、王子様を心配させてばかりで――それでも、最後は腕の中に飛び込んでくれる。そんなお姫様だ。
省16
210
(1): 汐見潤◆IW7Wtsk.jU 2014/10/26(日)00:07 AAS
>>209
そ、そうなの? そういえば記憶にあるだけでも二回くらい、引き止めてもらったかも――……うう、ありがとうございました。
わたしは、そんなに我儘きかせてもらった覚えなかったけどなあ。
それに、叶えられないと思ったことはごめんねって言っちゃう方だから。もしも、葉山くんが我儘いってても気づけなかったかも。
(鼻先をくっつける。この腕のなかにいればいつだってあったかくて、安心した。ふにゃりと教授は表情をゆるませて)
まあ、私の場合は疑われるに足ることしてると思うもの。それは、仕方ないと思う。してなくて疑われたら、ダメだけど違うでしょう?
スティーブン・キング? ……好きかと言われるとあんまり意識したことないかも。わたし、映画は監督さんで選ばない方だから。
でも、好きな作品もあるよ――っていうところかな。曖昧な答えで申し訳ないけど。君が好きだったの?それとも、思い出深いことでも?

まあ、最終的に甘えたがりだから、エンディングはそれで間違いないかもしれない、けど!
赤ずきんは、ちょっと意外。君が助けてくれないの?それとも、――君のお腹の中におさまる運命だったのかな。
省7
211
(1): 葉山アキラ◆TPDFc9K83M 2014/10/26(日)00:38 AAS
>>210
引き止めてお礼を言われるとは思わなかったな。じゃあ俺からも――引き止められてくれて、ありがとう(にっこり)
むしろ俺は、お前にもっともーっとわがままを言われたかったぜ。…お姫様のわがまま、もっと叶えたかった。
(くっつけてくる鼻先を受け止めながら、背中をよしよし…。ちゅ…とお姫様に対するような恭しいキスを髪に落として)
いや――実は俺もスティーブン・キングは全然好きじゃないんだ。…だったらなんでそんな話をしたんだ、って言うかもしれないが。
…ここからちょっと長くなるが、重要な話じゃないんで聞き飛ばしてくれ。

昔…中学生の頃、スティーブン・キングの短編小説を読んである一節が心に残ったんだよ。
確かその話の中では農夫の奥さんが病気で、精神がおかしくなって死んでしまう。そしてその時農夫が息子に告白する。
「俺は母さんの事を信じるのは辛かった、でも努力して最後まで信じる事ができた」
…細かい部分は間違ってるかもしれないし原語だとちょっと違うニュアンスなんだろうけど、まあそんな台詞だ。
省21
212
(1): 汐見潤◆IW7Wtsk.jU 2014/10/26(日)00:56 AAS
>>211
あれ、その人ってホラー映画の――…っ、原作者だった!恥ずかしい!たぶん半分ずつ混同してた。
うう、こんなところで変なドジ発揮したくなかったよう。もう、最後の最後で――!!
(顔を真っ赤にして、胸板に押し付ける。恥ずかしさに赤い顔を隠そうにも、耳まで赤くなってしまっていて)
君の言ってる作品は、私も知らないなあ。彼の作品で農夫で思いつくのは、「1922」くらいなんだけど少し違う気がして。

信じるには、二種類あると思うの。
盲目的に信じることと、全てを見て判断して考えた上で信じること。
わたしはどちらがいいとも思わないし、どちらも結果は信じてるんだから差がないと思う。ただ、信じやすいのは前者かなって。
……でも、君はきっとこういう場所であっても後者で信じようとするのね。それってすごく難しくて素敵なことだと思うの。
――君が弱かったんじゃないのよ。私の行動は、君に信じてもらえるにまったく足りなかったもの。それは譲らない。
省11
213
(1): 葉山アキラ◆TPDFc9K83M 2014/10/26(日)01:28 AAS
>>212
やっぱり勘違いしてたか。…潤らしいな。
(引き剥がして真っ赤になった潤の顔を空の星や月にも見てもらおうかと思ったが…意地悪はやめておく)
(ぎゅ、と胸に押し付け、腕で包み込み隠してやった。この表情は、俺だけのものだ。星にだって見せてやらない)
1922ってのは、軽く調べてみた限り違う…かな。多分俺は読んだ事ない。
農夫って言っても現代のアメリカの農夫って言うか農場の話なんだ、これからまた探してみるか。
しかし、やっぱりお前はキングも読んでみたいだな。俺は短編数冊しか読んだ事ないが…読書好きな女の子って、俺は好きだぜ。

盲目的と言ってしまえば聞こえが悪いが、根拠や確証がなくても相手を信じられる――俺にはその方が凄い事だと思う。
だけどお前に素敵だって言ってもらえるなら俺は俺の生き方を無理に帰る必要はないのかもな。
…お前の行動が足りなかった訳じゃない、俺の考え方が――。
省22
214
(1): 汐見 潤◆IW7Wtsk.jU 2014/10/26(日)02:07 AAS
>>213
私、雑多なの。――本当に浅く広くだから、知ってるものは知ってるし知らないものは有名でも知らなかったり。
文学的観点とかよりも、感覚で読書しちゃうから。自分の読みたいものだけって、本当は凄く我儘な読み方なんだろうけど。
(だから、作品の善し悪しとか批評とか、よくわからないのよね、と恥ずかしそうに苦笑して)
彼のは、心理の描写がすごく記憶に残ってるイメージがあるなあ。だいぶん前だから、曖昧だけど!

葉山くんが変えたほうがラクならそうしたらいいし、それじゃ違和感があるならそのままでいいんじゃないかしら。
……キミのしたいように、ラクなようにしていいのよ。正しいとか、無いと思うもの。
私にとって、ここでの場所は合うか合わないかだと思うよ。わ、私のしたことは棚上げできるレベルじゃないけどね!
(指を咥えられれば、びくんと震える。そうされることは想定外だったようで、もう、と恥ずかしそうに眉をさげて)
自分でも、――あの頃、なんでかよくわからないの。生活環境が大きく変わった時期だったのもあったかもしれないけど、
省21
215
(2): 葉山アキラ◆TPDFc9K83M 2014/10/26(日)02:44 AAS
>>214
好きなものを好きなように読む、それが一番なんじゃないか?俺も知った風な口を聞いてるけど結局は好みだしな。
最後のお願い、ってさっき言ったけど、もう一度最後のお願いさせてくれ。
…お前の好きな作品、おすすめの作品――思いつくだけ教えて欲しい。
お前に勧められた本は読み続けていたいんだ。

結局ここでの付き合い方も、読書と同じだよな。正解なんてない、大切なのは合うか合わないか――。
お前とは合わない部分もあったかもしれないけど、そのおかげで今まで知らなかった事を知った。
そして…合ってる部分も沢山あったんだと思う。
それは空気みたいに、当たり前で…気付かなかったかもしれない。合わない部分の方が、見えやすかったかもしれない。
でも――俺とお前で同じもの、同じ気持ちはあったんだよ。きっと。
省30
216
(1): 汐見潤◆IW7Wtsk.jU 2014/10/26(日)03:19 AAS
>>215
ううん。好きな作品――この頃だと、すごく可愛かったりすごくきゅうってなる作品が多いから、「有川浩」さんの作品は好きかな。
アニメ化や映画化もされた「図書館戦争」もそうだけど、自衛隊三部作って呼ばれてる「塩の街」「海の底」「空の中」とか、好き。
新作の本も好きだったなあ。「明日の子供たち」っていうの――…あと、いっちばん可愛いと思ってるのは「レインツリーの木」。
君は「キケン!」とか「シアター!」とかも面白いよ。うう、結局その人の作品すすめたら、全部になっちゃうかも――。
……ライトノベルだったら、「博多豚骨ラーメンズ」とかこの頃読んだかな。あっちの方に昔いたことあるから、懐かしくって。
好きな作品って、いっぱいあるんだけどなあ。こう、パッって出てこないからこまっちゃう。きっと、あとでまたいっぱい浮かびそう。

同じ気持ちは、たくさんあったと思うよ。ズレちゃったのかなあ、って思った。私が、ズラしちゃったのかなって。
――暴き立てて、確かめてくれてもいいのに。こう思ったんじゃないのかって、言ってくれてもいいのに。
他人を巻き込まないなら、私は何を言われても構わないけど――さっき告げたことに、嘘はないよ。
省23
217
(1): 葉山アキラ◆TPDFc9K83M 2014/10/26(日)04:15 AAS
>>216
有川浩か…書店で積まれてるのはよく目に入るが読んだ事はなかった。
手に取った事もあるんだが、どれから読んでいいか迷って結局買う事がなかったんだ。
一度気に入ったら読み漁る事が多いんだが、多作な作家であればある程切欠が難しい…どの作品から読み始めたらいいと思う?
「図書館戦争」か、自衛隊シリーズって奴か、「明日の子供たち」か…それとも他か、潤の勧めてくれた作品から読み始めるよ。
博多豚骨ラーメンズ、凄いタイトルだな。本当にそれはライトノベルなのか…?
俺もあっちの方にはほんの少しだけいたな…数ヶ月だけ。夜の太宰府が好きだった。
思いつく限り言って欲しい、けどどんなに言い尽くしたとしても後で「こう言っておけばよかった」って思うんだろうぜ。
俺も言いたい事を言い尽くしたつもりでも…きっと、また後で何か伝えたくなる。
もう二度と会わないって言ったけど、そうだな…食戟のソーマが連載終了した時、どこかのスレでお前に向けて何かメッセージを残すって約束する。
省33
218: 葉山アキラ◆TPDFc9K83M 2014/10/26(日)04:16 AAS
――そんな事はない。お前の王子様は俺以外にいる、絶対に。
…今でもお前の事を大好きなんだから、仕方がないだろ?別れを決めるのは…本当に、苦しかった。
できればお前にはひとりじゃなくて誰かといて欲しい。…寝落ちした時ベッドまで運ぶ相手がいないと心配だ。
(瞳は哀しそうに、それでも口元を綻ばせて…クスっと)
俺が楽しい時間を?当然だ。
今年の冬は「辺境とは何か」ってテーマでフィールドワークをするんだ。…つまらなそうで最高だろ?
読みたい本だって沢山ある。アニメも映画も見たい。そう言えばFateのアニメやってるよな、面白いのか?寄生獣はつまらなそうだよな。
この場所にも、これからは本当に気楽に話ができると思う。今毎日やってる事だって、結構楽しい。
見たいもの、やりたい事――沢山ある。

お前の隣にいなくても――俺は、絶対に楽しく過ごしてる。…約束する。
省1
219
(1): 汐見 潤◆IW7Wtsk.jU 2014/10/26(日)04:43 AAS
>>217
色々と考えさせられる内容だったりするけど、その中に可愛いお話が盛り込まれてて読みやすいのよ。
図書館戦争は長いから――まずは自衛隊三部作をおすすめします。ふふ、格好いい人いっぱいでてくるよ。おすすめ。
でも、あの人の作品は女の子も可愛いの。どっちも好き。
博多豚骨ラーメンズは私も――どんなのだろうって思ったけど、内容は以外とアクション。人口の3%を殺し屋が占める都市、福岡――ってお話。
リンちゃんと榎田さんをおすすめします。格好良いのは馬場さんと猿渡くんかな。可愛いのはミサキちゃん。
……ふふ、残してくれるの?じゃあ、終わったらきっと君のことを思い出すね。できればすごく長く続いてほしいけど!

この頃は、本当に私に合わせてもらってるなあ、って思ったよ。……無理、させてなかった?本当にありがとう。
きっと、今度はもっと素敵な人と、もっと楽しく深く遊べるとおもうよ――君はとっても魅力的だもの。これは本当に本音。
(唇から指を抜いて、絡んだ唾液を唇にひいた。濡れた唇はそれだけで強い色香を放つ。葉山くんって本当に艶っぽい)
省15
220
(1): 葉山アキラ◆TPDFc9K83M 2014/10/26(日)05:14 AAS
>>219
自衛隊三部作か――(意味ありげにしばらく黙って)
よし、とにかくまずは自衛隊三部作を読んで見る事にするか。やっぱり男は格好よく、女の子は可愛く――だよな。
例えプロットがよくても男として、女の子として魅力的なキャラクターがいないと読んでて楽しさに欠ける。…俺とお前みたいにな(にっこり)
博多豚骨ラーメンズ、アクションなのか…。てっきり食戟のソーマみたいな最高のラーメンを作る話だと思ったぜ。
どんなに格好よくても俺以上とは思えないが――ま、せいぜい楽しみにしててやるよ(自信たっぷりに)
ソーマが終わるのは1年後かもしれないし10年後かもしれない。…ひょっとしたら10週後かもしれないけどな。
決着のつかなかったリアクションに対する賭けの答え合わせ、その時にしておくから楽しみにしてろ。

俺も楽しかったさ。――好きな相手にとって魅力的でいる事ができる…これ以上に楽しい事なんてこの世に存在しないだろ?
もっと深く…は無理だろうが、気楽には遊べそうだ。本当に…今までとは違う、凄く気楽に――な。
省22
221
(1): 汐見 潤◆IW7Wtsk.jU 2014/10/26(日)05:35 AAS
>>220
(撫でる手に擦り寄られると、嬉しそうに笑う。もっとおいで、と誘うようにもう片方の腕を背中にまわした)
それでも、一緒にいてくれない人にそう言われて、私はなんて答えたらいいの。
大好きなのは――、私だって一緒なんだから。
……もう、ぎゅってしてもらえないし、頭も撫でてもらえないし、首筋に痕もつけてもらえないの、すごく寂しい。
他の誰かがしてくれるっていうけど、私だってそんなの違うの。葉山くんが、違うっていうのと同じなんだよ。
(縋りついてくる体温を手放すことができるはずもない。首筋に鼻先を埋めて、大好き、と呟いて)

別に心配してるわけじゃ、ないのよ。
(おいで、と隣に招いて――胸元にぎゅうっと甘えて顔をよせた。ちらり、と言われたとおりに空をみあげて)
きらきらしてる。――こんなにきれいなの見てたら、わたしこのまま眠っちゃうよ。
222
(1): 葉山アキラ◆TPDFc9K83M 2014/10/26(日)05:51 AAS
>>221
(背中に手を回されると、瞳を閉じる。今まで張りつめていたものを解くように、体の力を抜いて)
…嫌いって、言えればよかったな。お前の事なんてもう好きじゃない、だから終わりだ――って。
だけどそんな嘘はつけない。今の自分の気持ちに、今まで過ごした日々に嘘をつく事になるから。
(体をくっつけて、手を繋いで――互いに寄り添うように毛布の中にくるまった)
(幸せで、温かくて…。――もう泣きつくしたと思った、そんな感情は残ってないと思っていたのに…瞳から涙があふれて来る)
(だけどぎゅ、と堪えた――そのつもり、だったけど涙はぽろぽろと零れ落ちて)
大丈夫――俺は…もう、駄目だけど…お前には…素敵な王子様が待ってる。だから…大丈夫。

そうか?俺はきちんと別れられなかった前科があるからな…心配されても仕方ないと思う。
(今度こそ涙を堪えてぎゅ、と腕の中に愛しい彼女を抱いて…幸せそうな手つきで背中を撫でながら夜空を見上げた)
省6
223
(1): 汐見 潤◆IW7Wtsk.jU 2014/10/26(日)06:05 AAS
>>222
泣かないで、葉山くん。
(エメラルド色の瞳から溢れる涙を指先でぬぐう。なかないでほしいわけじゃないのに、そんな言葉しかでてこない)
(泣いていいよというには無責任すぎて――それに、泣かないでというのは移ってしまうからだ。ふにゃ、と表情を歪めた)
そんなの、もう必要ないよ。……でも、ありがとう。葉山くんがそういうなら、葉山くんも一緒よ。
だれかが待ってるなら、葉山くんにも待ってる――そう言われたくなかったら、わたしにもいわないでよ。
(だいじにだいじに、頬を撫でると涙の零れた瞳に唇をふれさせて。舌でぬぐえば、涙のはずなのにどことなく甘いから不思議だ)

君がいなくても、楽しいことばかりよ。
――でも、寂しいんだもの。寂しいから、眠るのが惜しいの……こんなにあったかいの、起きたらもうないんだもの。
……大好き。
省2
224
(1): 葉山アキラ◆TPDFc9K83M 2014/10/26(日)06:20 AAS
>>223
…ごめん。もう泣かないって、決めたんだけどな。
(涙で視界が霞んで、潤の表情をきちんと見る事ができない。最後なのに…そんなのは辛いから、拭ってもらった瞳を閉じて)
(今まで過ごした日々を思い出し――幸せな日々の記憶で苦しさを飲み込み、涙を堪える)
…そう…だな。今は…そんな気持ち、全然起きないけど…俺にも…きっと、誰かが待ってる。
その人はお前じゃないけど…お前にもらった気持ちを、お前と過ごして知った想いを…その人に乗せれば俺達が一緒に過ごした日々は無駄じゃなかった。
互いに手を取り合ってる相手は違っても――ずっとずっと、一緒だ。
でも、今はまだ――まだ、お前は俺の腕の中にいる。夜がが明けてしまえば終わるけど…今はまだ。
大好きだよ、潤。

もう、好きって気持ちも…会えなくなるのが哀しいって気持ちも…全部、消えたと思ってたのに、まだこんなに大好きだなんて――思わなかった。
省5
225
(1): 汐見 潤◆IW7Wtsk.jU 2014/10/26(日)06:31 AAS
>>224
でも、寂しいのとか辛いのって――涙と一緒にでてくるって聞いたことがあるなあ。
ストレスを発散させるためにあるのよ。だったら……、本当は気の済むまで、私のいるうちに泣いてほしいかもね。
(堪えるように結ばれた唇を指でなぞって、ちゅう、と口付けた。次に目尻、そして目頭、額へ唇を落として)
(大好きって笑ったはずなのに、少しだけ声が震えて。ぽたり、とシーツの上にしずくが落ちた)
うん、それでいいよ。
それでいいけれど――そうね、いまぎゅうってしてもらってるの葉山くんだもん。だから今は、葉山くんが大好き。

ふふ、お嫁さん冥利につきます。本当に――…わたしも、こんなに前のめりになってるなんて思わなかった。
やだ、なあ。起きたら葉山くんがいなくなるの、やだなあ。……わたし、君よりずっと大人だからしっかりしないといけないのに。
やだよ、葉山くん。君がいないと、駄目なのに――もすこしだけでいいから、そばに居てよ。……好きなの。
省4
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