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【◆IW7Wtsk.jU】遠月学園汐見ゼミ2【◆TPDFc9K83M 】 (238レス)
【◆IW7Wtsk.jU】遠月学園汐見ゼミ2【◆TPDFc9K83M 】 http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/5556/1412510893/
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212: 汐見潤 ◆IW7Wtsk.jU [sage] >>211 あれ、その人ってホラー映画の――…っ、原作者だった!恥ずかしい!たぶん半分ずつ混同してた。 うう、こんなところで変なドジ発揮したくなかったよう。もう、最後の最後で――!! (顔を真っ赤にして、胸板に押し付ける。恥ずかしさに赤い顔を隠そうにも、耳まで赤くなってしまっていて) 君の言ってる作品は、私も知らないなあ。彼の作品で農夫で思いつくのは、「1922」くらいなんだけど少し違う気がして。 信じるには、二種類あると思うの。 盲目的に信じることと、全てを見て判断して考えた上で信じること。 わたしはどちらがいいとも思わないし、どちらも結果は信じてるんだから差がないと思う。ただ、信じやすいのは前者かなって。 ……でも、君はきっとこういう場所であっても後者で信じようとするのね。それってすごく難しくて素敵なことだと思うの。 ――君が弱かったんじゃないのよ。私の行動は、君に信じてもらえるにまったく足りなかったもの。それは譲らない。 (葉山くんも譲らないなら、強制的にふさぎます。むかいあってじゃれていたはずなのに、教授面して唇に指を置く) まあ、私もここで遊ぶのは潮時だなあって思ってるから、次があるつもりはないの。君が最後だったら素敵だなって思ってる。 わざわざ口にすることじゃないかもしれないけど、こうやって口にすると戻りにくくなるかなって――きっかけが、ほしかったのかも、ずっと。 (手首に腕をまわして、ぎゅうっと。ありがとう、と告げて) っ・・…――ん。……一口でぺろり、じゃなくて、葉山くんいっぱい焦らすじゃない。 (漏れる声に艶がこもる。いやいやと身を捩ってはいても、それはちゃんとした抵抗じゃない。ただの予定調和) (こうして首筋に歯を立てられるのも、好きだ。彼のものだと言われている気がして、ぞくぞくするから) 背伸びなんて、してるように全然見えなかったよ。 わたしと君はスタンスが違うんだから、わたしはそれはそれでいいと思ったけれど。違いは違いで、受け止められれば。 (褐色の指先と手が絡むと、その指先に、ちゅ、と唇を落とす。視線だけで見上げるさまは、珍しく艶かに) 嘘でも本当でも、君に幸せっていってもらえたら、私だってそれ以上の幸せはないよ。今までありがとう、大好きよ。 http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/5556/1412510893/212
213: 葉山アキラ ◆TPDFc9K83M [sage] >>212 やっぱり勘違いしてたか。…潤らしいな。 (引き剥がして真っ赤になった潤の顔を空の星や月にも見てもらおうかと思ったが…意地悪はやめておく) (ぎゅ、と胸に押し付け、腕で包み込み隠してやった。この表情は、俺だけのものだ。星にだって見せてやらない) 1922ってのは、軽く調べてみた限り違う…かな。多分俺は読んだ事ない。 農夫って言っても現代のアメリカの農夫って言うか農場の話なんだ、これからまた探してみるか。 しかし、やっぱりお前はキングも読んでみたいだな。俺は短編数冊しか読んだ事ないが…読書好きな女の子って、俺は好きだぜ。 盲目的と言ってしまえば聞こえが悪いが、根拠や確証がなくても相手を信じられる――俺にはその方が凄い事だと思う。 だけどお前に素敵だって言ってもらえるなら俺は俺の生き方を無理に帰る必要はないのかもな。 …お前の行動が足りなかった訳じゃない、俺の考え方が――。 (…違っただけで、悪かったわけじゃない。そう告げようとした唇は指先で塞がれた) (譲りたくはなかったが…これが潤の出した答えなら、俺はそれを受け入れよう。その証として微笑んでみせて…指を、ぱくっ) お前にはこの場所を続けて欲しいと思ってる。…もっと言えば、きっと俺で最後じゃない、いい相手を見つける事ができるはずだって。 俺も――できれば、まだこの場所に戻って来たいと思ってる。 俺にとってお前は、本当に…本当に!…特別でかけがえがなくて。こんな付き合い方はもう二度とできない。 したくたって、絶対にできない。賭けたっていい。 だけどそれはお前のせいで熱が冷めた…とかじゃなくて、お前が本当に特別だったんだ。元々お前に出会わなければこんな付き合い方はできなかった。 だからもうこんな風に過ごすのは無理だとして…それでも、時々は顔を出して誰かと話ができたらいいな、と思ってる。 それはお前にここで過ごす楽しさを教えてもらったからだ。 これからかなり忙しくなるし、この願いが叶うかどうかは分からないけどな――。だから、お前も最後だなんて言わないでくれよ。 (ありがとう、は受け取る事ができない。だから代わりに、両手の指同士を絡めぎゅうっとだけはめいいっぱい返して) いつも…特にここ最近は俺の話ばっかり聞いてもらったけどお前からも何か言いたい事はないのか? 俺は、お前がここに来なかった気持ちも、完全には理解していないんだ。悩んでる事、打ち明けたい事…他の何でもいい。 スティーブン・キングなんてどうでもいい。…お前の話を聞きたい。 ――確かに、それは言えてるな。一口でぺろり、よりじわじわいたぶるタイプの狼だな、俺は。 (両手をそっと掴み、いやいやと捩らせる動きを封じる。首にキスを重ねながらじわじわと…だけど確実に、押し倒して) (毛布を被りながら、潤の体をシーツの上に寝転がしてその上に覆いかぶさる。重くないように――だけど気持ちいいように、腰の辺りをそっと抱いて) 俺が背伸びする必要ないくらい潤がガキだったって事…か? (もし、本当に同じ目線で過ごす事ができていたのなら――無理して背伸びした甲斐があった) (指先に受けたキスだけではもの足りず、唇にキスを――。しかし重ねられると思った刹那、動きを止めて) 潤――最後に、誓いのキスしようぜ。 お姫様と王子様なら…奥さんと旦那さんなら、最後は誓いの口づけで終わるべきだ。…そうだろ? http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/5556/1412510893/213
214: 汐見 潤 ◆IW7Wtsk.jU [sage] >>213 私、雑多なの。――本当に浅く広くだから、知ってるものは知ってるし知らないものは有名でも知らなかったり。 文学的観点とかよりも、感覚で読書しちゃうから。自分の読みたいものだけって、本当は凄く我儘な読み方なんだろうけど。 (だから、作品の善し悪しとか批評とか、よくわからないのよね、と恥ずかしそうに苦笑して) 彼のは、心理の描写がすごく記憶に残ってるイメージがあるなあ。だいぶん前だから、曖昧だけど! 葉山くんが変えたほうがラクならそうしたらいいし、それじゃ違和感があるならそのままでいいんじゃないかしら。 ……キミのしたいように、ラクなようにしていいのよ。正しいとか、無いと思うもの。 私にとって、ここでの場所は合うか合わないかだと思うよ。わ、私のしたことは棚上げできるレベルじゃないけどね! (指を咥えられれば、びくんと震える。そうされることは想定外だったようで、もう、と恥ずかしそうに眉をさげて) 自分でも、――あの頃、なんでかよくわからないの。生活環境が大きく変わった時期だったのもあったかもしれないけど、 いろいろとぐちゃぐちゃで、いろんな余裕がなかったのかなあ。すごく、自分勝手なことばかり、してたなあって思うのよ。 ……あとはやっぱり、前にも話した勘違いが大きかった、かな。――もう、このひとえっちしかない!みたいな、何かというか。 わたし、感情描写とかがわりと好きだから、そういう方面であんまり合わないんじゃないかなあ、って思っちゃったら 本当にレスが上手にでてこなくなって、合わないって思っちゃって――でも、キミがまっすぐで優しくしてくれるから。手放したくなくて。ズルくて。うん、ずるかったの。 それと、エリザベータさんに上手くなりきれなかったのが大きかったかも――根が甘えただから、ツンデレ上手にできないのね!きっと!短期ならいいけど! キミのギルベルトさんに、素直に甘えることができなかったの。でも、好きなキャラだから(私の中で)あんまり崩したくないのもあって。 この二人って、そうじゃないでしょ!みたいなよく分からない負のスパイラルに陥っちゃったりして。好きだと理想も高くなるの、かも。 だから、――来なくなったのは、本当に私が薄情で我儘だっただけなのよ。ずるっこくて、ごめんね。……すごい、未だに自己嫌悪する。 合わない、もう無理っていうか、相談するべきだったのに。そういうの嫌でずるずる逃げまわって、この体たらくだもの。 君がこんなに誠実じゃなくて、こんなに真摯じゃなかったら――、私、きっとあのまま逃げてた。最低ね。 私は君がまた、ここで遊んでくれたらすごく嬉しいよ。それに――、また誰かとこんな風に遊んでくれたら、もっと嬉しい。 でも、私がもう最期でっていうのは君のこと関係なしに、色々と――ああもう、無理だなって思うことがあったの。 だから――ううん、逆に君だったから、君が最後ならすごく素敵だって思ったの。一番たのしいときを最後にして、終わりたいなあって。 こんなに前のめりに遊んだの、初めてよ。――でももう、一回でいいなあ。十分、これで楽しかったもん。 ……でも、いつか戻ってくるかもしれないものね。それに君に対して最後っていうと凄く気負いそう――ふふ、大丈夫よ。私、薄情だもの。 (どうせ、いつか気づいたら戻ってるよ――と、笑っているうちにベッドに転がされた。結んでいた髪も解けて、散らばって) (優しく、こうして押し倒されるのも好き。全部好きだったなあ、と思うとなんだかおかしくなって笑いが溢れる) 好きだよ、葉山くんに甚振られるの。ぐちゃぐちゃにされるのも、好き。やさしくなでられるのも、全部すきよ。 (重なりそうなその刹那。――エメラルドの瞳をみつめたまま、彼女はくすぐったそうに笑った) わたし、俗だからそんな可愛いキスじゃきっと――もっとほしいってなって、満足できなくなっちゃうよ。 それで、――私は君に何を誓えばいいのかしら? http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/5556/1412510893/214
215: 葉山アキラ ◆TPDFc9K83M [sage] >>214 好きなものを好きなように読む、それが一番なんじゃないか?俺も知った風な口を聞いてるけど結局は好みだしな。 最後のお願い、ってさっき言ったけど、もう一度最後のお願いさせてくれ。 …お前の好きな作品、おすすめの作品――思いつくだけ教えて欲しい。 お前に勧められた本は読み続けていたいんだ。 結局ここでの付き合い方も、読書と同じだよな。正解なんてない、大切なのは合うか合わないか――。 お前とは合わない部分もあったかもしれないけど、そのおかげで今まで知らなかった事を知った。 そして…合ってる部分も沢山あったんだと思う。 それは空気みたいに、当たり前で…気付かなかったかもしれない。合わない部分の方が、見えやすかったかもしれない。 でも――俺とお前で同じもの、同じ気持ちはあったんだよ。きっと。 (指先を噛み噛み、最後に軽くちゅ、っと吸って離して。次は俺の番――と、潤の唇に指を乗せる) そう、か…。前々から断片的に聞いてた事でもあったけど、最後にきちんと話を聞かせてくれてよかった。 正直に言えば、お前の言葉を全て鵜呑みにする事は難しい。 色々と暴き立てたいような、何もかもを確かめたい、もっと言えば壊したい気が――する。 だけど――俺は農夫と同じように、歯を食いしばってお前の言葉を信じようと思う。 お前も…疑り深い俺の事を、信じて欲しい。…俺はお前の事を信じてる、その事実を。 そして、やっぱり俺はお前を苦しめていたんだと思う。 お前が悪かったと思ってる…自信の行いを悔やんでる、それなら俺はその後悔や罪悪感を否定はしない。 だけど俺にも沢山の落ち度があった。弱気になってすがりつくような事を言うべきじゃなかった、無理にしがみついてお前に苦しい思いをさせるべきじゃなかった。 後は単純に…セクハラ発言はやめておけば良かったな。 (苦笑しながら、なでなで) 上手く行かなかった事、その全てを自分の責任だと思わないでくれ。 それとも、俺は乙女ゲーの攻略キャラか?俺に意思なんてなくてただ単にお前が選択を間違えたから攻略をミスっただけなのか?違うだろ? 俺も沢山の失敗を、すれ違いを重ねた。それは、俺に意思があったからだ。いい付き合いができるようあがいて、それが上手くいかなかったからだ。 …その俺のあがきを、失敗を、なかった事にはしてくれるなよ。 ――もうこれ以上苦しむな。 俺はこの先――どうなんだろうな?はっきり言って何とも言えない。 ただ…俺みたいな奴が元気にしてたら、もしかしたら俺かもしれない…そう思ってくれ。 疑うみたいで嫌…そう思うかもしれないが、そうじゃないんだ。 ここじゃなくてもいい、いつかどこかで、俺みたいな奴がいたら――もしかしたらあの人かも、そう思ってくれ。 なんて言うかさ、昔の人は…星や花を見て、もう二度と会えない人を想ったわけだ。 それと同じように――時々、何かのはずみで俺を思い出してくれさえすれば…ここで別れても…この時間は、永遠だ。 (解けて散らばった髪をひとつひとつ、集めるように撫で整える。…お姫様は、綺麗じゃないとな) (噛み痕は沢山付けた、だから今度は目尻に…優しくキスを落として) 俺はもっとぐちゃぐちゃにしてやりたかったけどな。 ――でも、お前が俺を想っている以上に…誰にも負けないくらい、お前の事が大好きだよ。 俺とお前は、もう二度と会う事はない。やり直したいとも、今は想っていない。だけど、生きている限り…どこかで繋がってる。 だから――隣にいるのが俺じゃなくても…ずっと、元気で。それだけを約束して欲しい。 (可愛いキスじゃ満足できない――それは俺も同じだ) (でも、いつか彼女が心の底から満足するための相手は他にいる。だから優しく…今までで一番優しく、そのくせ想いだけは込めて――唇を重ねた) http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/5556/1412510893/215
216: 汐見潤 ◆IW7Wtsk.jU [sage] >>215 ううん。好きな作品――この頃だと、すごく可愛かったりすごくきゅうってなる作品が多いから、「有川浩」さんの作品は好きかな。 アニメ化や映画化もされた「図書館戦争」もそうだけど、自衛隊三部作って呼ばれてる「塩の街」「海の底」「空の中」とか、好き。 新作の本も好きだったなあ。「明日の子供たち」っていうの――…あと、いっちばん可愛いと思ってるのは「レインツリーの木」。 君は「キケン!」とか「シアター!」とかも面白いよ。うう、結局その人の作品すすめたら、全部になっちゃうかも――。 ……ライトノベルだったら、「博多豚骨ラーメンズ」とかこの頃読んだかな。あっちの方に昔いたことあるから、懐かしくって。 好きな作品って、いっぱいあるんだけどなあ。こう、パッって出てこないからこまっちゃう。きっと、あとでまたいっぱい浮かびそう。 同じ気持ちは、たくさんあったと思うよ。ズレちゃったのかなあ、って思った。私が、ズラしちゃったのかなって。 ――暴き立てて、確かめてくれてもいいのに。こう思ったんじゃないのかって、言ってくれてもいいのに。 他人を巻き込まないなら、私は何を言われても構わないけど――さっき告げたことに、嘘はないよ。 もしかすると言葉は足りてないかもしれないけど、思ったことに間違いないつもり。我儘で薄情だったもの。本当に。 ただ、他にあげるとしたら、ううん、そうね――したい作品が、噛み合わなかった、のは少しあるかな。なりきりたい、って思う人がいなかったの。 (でも、私自身すごく移り気なところあるから――こればかりは、本当に君がどうこうじゃなくて、私の責任なのよ、と苦笑して) それも含めてだし、そういうモチベーションがあげられない状況だけど、 えっちなことしなきゃって勝手にプレッシャーを感じたこともそう。それとさっき言ったことすべてで――合わないって勝手に思ったの。逃げたの。 (そのくせ、君はここにいてほしかったの。私を受け入れてくれる優しい人は、手放したくなかったの。――ほら、我儘で薄情だと、苦笑して) ……私は、君が信じてほしいっていうなら、ありがとうって笑うけれど。君に苦しんでまで、信じてほしいとは思わないのよ。 もしも事実と違っても、私が肯定することで君が楽になるなら――それでも、いいのかなって思ったけど、君はそれは望まないし、だれもいい思いしない、のかな。 (はむり、と差し出された指を咥えて。また、困ったように眉を下げる) しがみつかれたら、嬉しくなっちゃってずるずるしてた私も同罪でしょ。こんなに求められたの、本当に初めてよ、葉山くん。 私といっしょに、最後まであそんでくれて、ありがとう――でも、あえてなら、君が苦しかった分くらいは罪悪感もたせてください。……ダメ? ううん、私あまりそういうの気にしないんだけど―― もし似てる人を見る機会があったら、「あああの人に似てる。もしそうだったら幸せになってて良かった」ってそう思うだけだと思うよ。 その人がそうとか、そうじゃないとかはどうでもよくて。もしそうだったら、良かったなあ。ってきっと、そう思うだけだよ。疑うどうこうじゃなくてね。 (指先が髪を梳くと、うっとりと瞳をとじた。されるがままに無防備に、口元を緩ませる) ふふ、星のおうじさまみたい。小麦畑を見たら、おうじさまを思い出すみたいにってことかしら――うん、そんな感じだと思うよ。 (いやなことは、わたしはすぐに忘れちゃう。でも、不思議でたのしかったことって、何かのはずみに思い出すのよと、ふわふわ笑って) ――わたしを好いてくれる奇特なひとは、君くらいよ。 でも、それってフる側が言うセリフじゃないとおもうの。私の方が別れられてるのに、私より君の方が大好きってズルだよ。 (納得がいかない、と唇を尖らせて――から、ちいさく吹きだした。くすくす笑っているうちに、唇は近づいて、笑う声ごと塞がれて) ふふ、甘い。――うん、わたしは一人でも、一人じゃなくても、ちゃんと息災でいるようにするね。 わたしのお願いは、ここでに限らず、キミがまた楽しい時間をいっぱい過ごしてくれることなんだけど――、誓ってくれる? (触れた唇で弧を描いて、おねだりをひとつ) http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/5556/1412510893/216
217: 葉山アキラ ◆TPDFc9K83M [sage] >>216 有川浩か…書店で積まれてるのはよく目に入るが読んだ事はなかった。 手に取った事もあるんだが、どれから読んでいいか迷って結局買う事がなかったんだ。 一度気に入ったら読み漁る事が多いんだが、多作な作家であればある程切欠が難しい…どの作品から読み始めたらいいと思う? 「図書館戦争」か、自衛隊シリーズって奴か、「明日の子供たち」か…それとも他か、潤の勧めてくれた作品から読み始めるよ。 博多豚骨ラーメンズ、凄いタイトルだな。本当にそれはライトノベルなのか…? 俺もあっちの方にはほんの少しだけいたな…数ヶ月だけ。夜の太宰府が好きだった。 思いつく限り言って欲しい、けどどんなに言い尽くしたとしても後で「こう言っておけばよかった」って思うんだろうぜ。 俺も言いたい事を言い尽くしたつもりでも…きっと、また後で何か伝えたくなる。 もう二度と会わないって言ったけど、そうだな…食戟のソーマが連載終了した時、どこかのスレでお前に向けて何かメッセージを残すって約束する。 何年後になるか分からないけどな。未練を残す気はないけど、それくらいいだろ? ――今さら暴き立てても壊すだけだ。ここまで堪えてきたのに、壊すつもりはないさ。 それに、もうお前を信じるって決めたからな。…お前を信じてる、本当に。だから何も暴くものなんて…ない。 作品が噛み合なかったってのはあるかもな。 俺が好きな作品、キャラをやるのと同時に、お前の好きな作品キャラができるよう…模索して、努力もしたつもりだ。 でも今思い返せば空回りしてばかりだったな。 俺は――どうしてもお前と続けたい、やりたい組み合せがあったけどそれもお前にとってはあまり魅力的じゃなかったみたいだ。 ここ最近は結構お前の好みに適った作品、キャラをできていたと思うけど…どうだった? えっちな事をしないと、って思ってたのは俺も同じだったな。 えっちな事も含め、綺麗な流れにしよう、物語のようにちゃんとやり取りを組み立てよう、写真を撮ったのも、他の奴にはできない事をしたいから…。 だけどもっと普通に話をすれば…よかったんだよな。どうして遠回りしたんだろう、迷惑をかけた…そう思うけど。 頭を悩ませて、右往左往するのは…苦しかったけど…本当に、楽しかった。 もう二度とこんな付き合い方はしない、できない――そう思うけど、こんな体験をできて本当によかったと思ってる。 俺の事を今日まで手放さないでくれた、その事を…心から感謝してる。ありがとう。 (はむ、と咥えられた指で舌をちょんちょん、とつつく。…あまり激しく弄ると潤が発情するからな、あくまでほどほどに) 俺だってこんなに求めたのは初めてだし――今でも、大好で…まだ続けたい気持ちは変わらずにある。 矛盾してるかもしれないけど…これ以上は無理だと思いながらも…まだお前との物語を続けたいという気持ちは全く色あせてない。 だけど同時に、もう絶対に続けてはいけないとも思ってる。 俺のために――お前のために。だから…俺は最後までお前の事を大好きなまま――この物語は、おしまいだ。 背負っては欲しくないけど…もしどうしても罪悪感を背負ってくれると言うのなら、それは次にもっと楽しむためのエネルギーにして欲しい。 俺に申し訳ないと思うなら、これから楽しい人生を歩む事。 だって、俺が寂しい日々を過ごしたのにお前まで不幸せになったら馬鹿みたいだろ? あの日々がお前の幸せのためにあったのだとしたら…寂しかった時間も、報われるんだ。 そう、ただの勝手な思い込み――初詣でするお願いみたいなもの、何の根拠もないおまじないと同じだ。 それでも俺の幸せを信じて欲しい。俺も…お前の幸せを、信じてる。 (髪のひとつひとつを慈しむように、指の間で慈しむ。…こんな当たり前の事があと少ししたら永遠に手に入らなくなる…その事に気付いて愕然としてしまいそうになるけど) (今日を、今までを…忘れないように、小さな体をきゅっと抱いた) 星のおうじさまって言えば、スパイスの管理はしっかりしておけよ。…おうじさまの星のバオバブみたいに所構わず繁殖しても知らねえからな。 (俺はきっと、水やりのたびに潤を思い出すよ…笑って、語りかけて) …はぁ、もう言いたい事は言い切ったつもりだったんだが、話し出してみると止まらないな。 キリがなくなるからかなり切って返事してくれると助かる。 続けてく気がなくなったとか言いながらこのザマだ――やっぱり人の気持ちなんて分からないな。 (はあ、と溜息とともに苦笑。眠たくないか?と頬に手を添えて) http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/5556/1412510893/217
218: 葉山アキラ ◆TPDFc9K83M [sage] ――そんな事はない。お前の王子様は俺以外にいる、絶対に。 …今でもお前の事を大好きなんだから、仕方がないだろ?別れを決めるのは…本当に、苦しかった。 できればお前にはひとりじゃなくて誰かといて欲しい。…寝落ちした時ベッドまで運ぶ相手がいないと心配だ。 (瞳は哀しそうに、それでも口元を綻ばせて…クスっと) 俺が楽しい時間を?当然だ。 今年の冬は「辺境とは何か」ってテーマでフィールドワークをするんだ。…つまらなそうで最高だろ? 読みたい本だって沢山ある。アニメも映画も見たい。そう言えばFateのアニメやってるよな、面白いのか?寄生獣はつまらなそうだよな。 この場所にも、これからは本当に気楽に話ができると思う。今毎日やってる事だって、結構楽しい。 見たいもの、やりたい事――沢山ある。 お前の隣にいなくても――俺は、絶対に楽しく過ごしてる。…約束する。 (触れた唇を離し、優しく微笑んで――もう一度。伝えきれない愛と、恋と――決別を込めてキスを落とした) http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/5556/1412510893/218
219: 汐見 潤 ◆IW7Wtsk.jU [sage] >>217 色々と考えさせられる内容だったりするけど、その中に可愛いお話が盛り込まれてて読みやすいのよ。 図書館戦争は長いから――まずは自衛隊三部作をおすすめします。ふふ、格好いい人いっぱいでてくるよ。おすすめ。 でも、あの人の作品は女の子も可愛いの。どっちも好き。 博多豚骨ラーメンズは私も――どんなのだろうって思ったけど、内容は以外とアクション。人口の3%を殺し屋が占める都市、福岡――ってお話。 リンちゃんと榎田さんをおすすめします。格好良いのは馬場さんと猿渡くんかな。可愛いのはミサキちゃん。 ……ふふ、残してくれるの?じゃあ、終わったらきっと君のことを思い出すね。できればすごく長く続いてほしいけど! この頃は、本当に私に合わせてもらってるなあ、って思ったよ。……無理、させてなかった?本当にありがとう。 きっと、今度はもっと素敵な人と、もっと楽しく深く遊べるとおもうよ――君はとっても魅力的だもの。これは本当に本音。 (唇から指を抜いて、絡んだ唾液を唇にひいた。濡れた唇はそれだけで強い色香を放つ。葉山くんって本当に艶っぽい) わたしも、すごく続けたい一方で――、やっぱり無理なんだろうなあ、って思ってるの。君の判断が懸命だよ。私も、潮時だと思う。 ――君といるあいだくらい、罪悪感は背負わせて。ここから消えたら心機一転きれいさっぱり、だよ。だから、その先は薄情だけどきっと幸せ。 ……でも、罪悪感とかいいながら、今は十分に幸せ。君とこうやってちゃんと最後にだらだら遊べて、すごく楽しいの。 寂しくなんか、ないよ。大丈夫、葉山くん――こうやってきみが甘やかす相手が、いつかもっと素敵な誰かに変わるだけ。 (抱きしめてくる腕の力に、笑い混じりの吐息を吐き出す。大丈夫と指先で銀髪を撫でて、ちゅ、と額に唇を落として) わたしは、別に王子様を求めてないところが、困りどころかな。 むう……大好きなんだから、っていうのがズルいっていってるの!縋りついても、君は振り向かないのに。 (嫌いと言われたいわけじゃないけれど、そんな可愛いこと言われると後ろ髪をひかれてしまう。意地悪、と言いたいらしい) 「辺境とは何か」――!? それはそれで逆に興味をそそるよね。何なのかしら、辺境って。 もちろん、楽しいことばっかりっていうのは難しいけど、でも、――楽しく過ごそうって、思ってくれるのが大事で、嬉しい。 (隣にいないと、なんて思わない。ただ、私がもうその楽しい姿を知れないから、願うならそれだろう、と思ったの、と) (ふわりと笑って、唇を受け入れた――やっぱり、葉山くんのキスって甘いね、と少しだけ声が震えて) キリ、なくなっちゃうね。少し切ったつもりだけど、もちょっと切ってくれると――葉山くんこそ、眠くない? あんまり一緒にいると、もっといちゃいちゃしたくなっちゃう。本当に私スロースターターだなあ。今頃なんて。 ――そろそろねむる?駄目だよ、君がお別れ言ったんだから、私に見送りさせてくれなきゃ。 http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/5556/1412510893/219
220: 葉山アキラ ◆TPDFc9K83M [sage] >>219 自衛隊三部作か――(意味ありげにしばらく黙って) よし、とにかくまずは自衛隊三部作を読んで見る事にするか。やっぱり男は格好よく、女の子は可愛く――だよな。 例えプロットがよくても男として、女の子として魅力的なキャラクターがいないと読んでて楽しさに欠ける。…俺とお前みたいにな(にっこり) 博多豚骨ラーメンズ、アクションなのか…。てっきり食戟のソーマみたいな最高のラーメンを作る話だと思ったぜ。 どんなに格好よくても俺以上とは思えないが――ま、せいぜい楽しみにしててやるよ(自信たっぷりに) ソーマが終わるのは1年後かもしれないし10年後かもしれない。…ひょっとしたら10週後かもしれないけどな。 決着のつかなかったリアクションに対する賭けの答え合わせ、その時にしておくから楽しみにしてろ。 俺も楽しかったさ。――好きな相手にとって魅力的でいる事ができる…これ以上に楽しい事なんてこの世に存在しないだろ? もっと深く…は無理だろうが、気楽には遊べそうだ。本当に…今までとは違う、凄く気楽に――な。 (唇についた唾液をぺろ、と味見。…潤の味がする。どんな料理より、どんなスパイスより甘くて心を落ち着かせる味だ) 潮時って言い方、潤は何度か使ってるけどそれは俺にとってはちょっと違うんだ。 これは物語のおしまい。幸せなストーリーのエンディングだ。…それを潮時なんて言われたらちょっと哀しくなるだろ。 こうやって心から甘やかすのは、お前が最初で最後だ。…こんな風に付き合うのは…もう、無理なんだ。 (流れるような銀髪を指が撫でると心地良さそうに瞳を閉じた。あまり甘える事ができなかったから、その分まで…すり、と擦り寄って) 求めてなくても、いつか王子様は現れるさ。お姫様の前には、いつか白馬に乗った王子様が来てくれる…昔からそう決まってる。 …大好きだよ、本当に。 お前はズルいって言うけど――何度も言うけど…本当に本当に、かけがえがなかったんだ。 この後もこの場所に来るって言ったけど、その意味は…どうしようもないくらい…全然…違うんだ。 哀しい…苦しい…今まで…お前と会えなかった日々も…空虚さを埋めるのは「いつかまたやり直せる」それだけだった。 他のものじゃ…埋まる事はなかった。この先、どうやってこの苦しさを埋めればいいのか、見当もつかない。 だから――ズルいなんて言わないでくれ。心の底から…お前の事、大好きなんだ。 (この時間が終わるなんて、心の底ではまだ信じる事ができない。この後訪れる急遽な気持ちに耐えるように、ぎゅうっ…と縋り付く) 辺境ってのは、つまりある文化圏にとって文化が及ぶギリギリの限界なんだ。 つまり中国とヨーロッパだと「異文化」になるけど古代中国にとって日本はギリギリ辺境になる…とか、そんな感じだ。 だから冬はルーマニアに行こうと思ってたんだが、中華文化圏にとっての辺境であるベトナムに行こうかなと思って――駄目だ、自分の好きな事を語り出すと止まらない。 こういうのも、今後は止めにしないとな。でもこうやってだらだら語ってると…寂しさを忘れられる。 …あんまり切れなかったな。できれば、俺の方が見送りたい。 前は潤の方が見送ってくれただろ?だから潤にとっていいタイミングで眠ってくれれば…俺は見送って寝床につく。 心配しなくても…今日こそ、本当の最後だ。 (俺にとってみれば潤のキスの方がずっとずっと甘かった。唇を離し、夜空を見上げ仰向けになって) ――なあ、潤。夜空が明ける前に…眠りにつく前に…最後に、星を見よう。 http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/5556/1412510893/220
221: 汐見 潤 ◆IW7Wtsk.jU [sage] >>220 (撫でる手に擦り寄られると、嬉しそうに笑う。もっとおいで、と誘うようにもう片方の腕を背中にまわした) それでも、一緒にいてくれない人にそう言われて、私はなんて答えたらいいの。 大好きなのは――、私だって一緒なんだから。 ……もう、ぎゅってしてもらえないし、頭も撫でてもらえないし、首筋に痕もつけてもらえないの、すごく寂しい。 他の誰かがしてくれるっていうけど、私だってそんなの違うの。葉山くんが、違うっていうのと同じなんだよ。 (縋りついてくる体温を手放すことができるはずもない。首筋に鼻先を埋めて、大好き、と呟いて) 別に心配してるわけじゃ、ないのよ。 (おいで、と隣に招いて――胸元にぎゅうっと甘えて顔をよせた。ちらり、と言われたとおりに空をみあげて) きらきらしてる。――こんなにきれいなの見てたら、わたしこのまま眠っちゃうよ。 http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/5556/1412510893/221
222: 葉山アキラ ◆TPDFc9K83M [sage] >>221 (背中に手を回されると、瞳を閉じる。今まで張りつめていたものを解くように、体の力を抜いて) …嫌いって、言えればよかったな。お前の事なんてもう好きじゃない、だから終わりだ――って。 だけどそんな嘘はつけない。今の自分の気持ちに、今まで過ごした日々に嘘をつく事になるから。 (体をくっつけて、手を繋いで――互いに寄り添うように毛布の中にくるまった) (幸せで、温かくて…。――もう泣きつくしたと思った、そんな感情は残ってないと思っていたのに…瞳から涙があふれて来る) (だけどぎゅ、と堪えた――そのつもり、だったけど涙はぽろぽろと零れ落ちて) 大丈夫――俺は…もう、駄目だけど…お前には…素敵な王子様が待ってる。だから…大丈夫。 そうか?俺はきちんと別れられなかった前科があるからな…心配されても仕方ないと思う。 (今度こそ涙を堪えてぎゅ、と腕の中に愛しい彼女を抱いて…幸せそうな手つきで背中を撫でながら夜空を見上げた) ――俺は…ずっと、こうやって一緒に星空を見上げたかった。 ずっと…ずっと、そのためだけに――。 (ずっと抱いていた願いは叶った。だけど、そろそろ夜は明ける…これからは、新しい日々だ) このまま腕の中で、眠ればいいさ。 起きれば…今度こそ俺はいない。だけど――これから先、楽しい事ばかりだ。 だから――おやすみ、俺の大切なお姫様。 http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/5556/1412510893/222
223: 汐見 潤 ◆IW7Wtsk.jU [sage] >>222 泣かないで、葉山くん。 (エメラルド色の瞳から溢れる涙を指先でぬぐう。なかないでほしいわけじゃないのに、そんな言葉しかでてこない) (泣いていいよというには無責任すぎて――それに、泣かないでというのは移ってしまうからだ。ふにゃ、と表情を歪めた) そんなの、もう必要ないよ。……でも、ありがとう。葉山くんがそういうなら、葉山くんも一緒よ。 だれかが待ってるなら、葉山くんにも待ってる――そう言われたくなかったら、わたしにもいわないでよ。 (だいじにだいじに、頬を撫でると涙の零れた瞳に唇をふれさせて。舌でぬぐえば、涙のはずなのにどことなく甘いから不思議だ) 君がいなくても、楽しいことばかりよ。 ――でも、寂しいんだもの。寂しいから、眠るのが惜しいの……こんなにあったかいの、起きたらもうないんだもの。 ……大好き。 (鼻先をくっつける。瞳を閉じるには嫌だったけれど、ぎゅうっと怖い悪夢から逃げるようにつむって) だいすきよ、葉山くん。ずっと、素敵な助手でいてくれて、ありがとう。 http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/5556/1412510893/223
224: 葉山アキラ ◆TPDFc9K83M [sage] >>223 …ごめん。もう泣かないって、決めたんだけどな。 (涙で視界が霞んで、潤の表情をきちんと見る事ができない。最後なのに…そんなのは辛いから、拭ってもらった瞳を閉じて) (今まで過ごした日々を思い出し――幸せな日々の記憶で苦しさを飲み込み、涙を堪える) …そう…だな。今は…そんな気持ち、全然起きないけど…俺にも…きっと、誰かが待ってる。 その人はお前じゃないけど…お前にもらった気持ちを、お前と過ごして知った想いを…その人に乗せれば俺達が一緒に過ごした日々は無駄じゃなかった。 互いに手を取り合ってる相手は違っても――ずっとずっと、一緒だ。 でも、今はまだ――まだ、お前は俺の腕の中にいる。夜がが明けてしまえば終わるけど…今はまだ。 大好きだよ、潤。 もう、好きって気持ちも…会えなくなるのが哀しいって気持ちも…全部、消えたと思ってたのに、まだこんなに大好きだなんて――思わなかった。 今まで言った事、全部消してしまいたい。…これから先待ってる他の誰かなんて…そんなもの、どうだっていい。…お前がいい。 この先どうすればいいかなんて、見当もつかない。 でも――もう戻れない。これで…長かった俺達の物語は…――ハッピーエンドだ。 (悪夢なんて見ない。ずっと手を握っているから…そう伝えるためぎゅっと手を握り、小さな体を腕の中に抱いた) 俺も…大好きだよ。――ずっとずっと、俺のお姫様でいてくれて…ありがとう。 http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/5556/1412510893/224
225: 汐見 潤 ◆IW7Wtsk.jU [sage] >>224 でも、寂しいのとか辛いのって――涙と一緒にでてくるって聞いたことがあるなあ。 ストレスを発散させるためにあるのよ。だったら……、本当は気の済むまで、私のいるうちに泣いてほしいかもね。 (堪えるように結ばれた唇を指でなぞって、ちゅう、と口付けた。次に目尻、そして目頭、額へ唇を落として) (大好きって笑ったはずなのに、少しだけ声が震えて。ぽたり、とシーツの上にしずくが落ちた) うん、それでいいよ。 それでいいけれど――そうね、いまぎゅうってしてもらってるの葉山くんだもん。だから今は、葉山くんが大好き。 ふふ、お嫁さん冥利につきます。本当に――…わたしも、こんなに前のめりになってるなんて思わなかった。 やだ、なあ。起きたら葉山くんがいなくなるの、やだなあ。……わたし、君よりずっと大人だからしっかりしないといけないのに。 やだよ、葉山くん。君がいないと、駄目なのに――もすこしだけでいいから、そばに居てよ。……好きなの。 (やだ、と繰り返す様はまるで駄々をこねる子供のよう。腕のなかで体が震えて、ぐずる声も涙混じりになって) (好き、大好き、と何度も何度も嗚咽混じりに繰り返して。それが止めば、きっと泣きつかれて眠っているのだろう) 大好きよ。ちゃんと、いい夢みないと、だめなんだから、ね。あと、寒くなるからあったかくしてねてね。 だいすき、だよ。ずっと。……幸せなじかんを、ありがとう。……だい、すき。 http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/5556/1412510893/225
226: 葉山アキラ ◆TPDFc9K83M [sage] >>225 泣くと辛いのは出て行くかもしれないけど…寂しいのはなかなか出て行ってくれないな。 それでも泣きじゃくってもいいのかもしれない。…けど、やっぱり笑ってお別れしたいだろ。それに――俺が泣いてばかりだと潤をあやしてやれない。 (あやす、なんて余裕ぶって言ったけど…心の苦しさを少しでも引き受けるように、ぎゅうと抱きしめる事しかできない) (沢山キスを受ければ、もう泣かないよ…と笑顔を作って) (シーツの上にしずくが落ちた事を知れば、目元にちゅ…とキスして。大丈夫だから、怖くなんてないから…不安を和らげるように微笑みかけた) …好きって言えるうちに沢山言っておかないとな。 ――潤、大好きだよ。誰よりも…この先に出会う素敵な誰かよりも――ずっとずっと、大好きだよ。…愛してる。 …ああ。潤が眠るまで、ずっと傍にいるよ。 (涙声になる潤の小さな肩を抱きしめ…よしよし、とさする。とん、とん…気持ちを落ち着かせるようにゆっくりと背中を叩いて) (大好きだよ、大丈夫だよ…ぎゅうっと腕の中に包み込んで、何度も何度も囁く) ――なあ、潤…。やっぱり、お別れやめにしようか。 今の今まで…こんな事、言うつもりはなかった。だけど…この先別れて、他の誰かと一緒に時間を過ごすくらいなら…お前と…いたい。 本当に…今までのように付き合うのは無理で…週に一回会う程度だけど…それでも――。 大好きだ…離れたくない。 …ごめん。本当に、ごめん。こんな事言うつもり…本当になかった。 本当に――最後の最後になって…どうしようもなく好きだって気持ちに、改めて気付かされた。 だけど――なに言ってんの!って言って…弱い俺の心を…振りほどいて欲しい。 http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/5556/1412510893/226
227: 汐見 潤 ◆IW7Wtsk.jU [sage] >>226 (もともと眼鏡をかけていない先が、涙で掠めば何も見えなくなる) (目をつむればまっくらで、わかるのは彼の声とぬくもりだけだ。眠ってしまえばそれがもう、なくなってしまう) (それが嫌だと、子供のようにぐずった。傍にいてほしいって、喚いても仕方ないと知ってるのに) お別れなんて、やめにしよう、葉山くん。 だいすき、なの。そばに居て、……葉山くんじゃないと、だめなの。ずっと、縋りつきたかった。 もっともっと、いっぱい甘やかしたいし、甘やかしてほしい――もっと、いっぱい私のことぐちゃぐちゃにして。 週に一回でも、月に一回でもいいよ。……葉山くんから、離れたくない。大好きよ、葉山くん。 (ふわふわと、嬉しそうに笑う。涙を見られないように、手を伸ばして彼の目を覆うと額に唇を落として) (でも、分かっているのだ。それがままならないことくらい) 大好きよ。――だから、……おやすみなさい。 だいすきだから、これでちゃんとさよならしなきゃ。――それが、私が君に大人ぶってできる最後のことだもの。 ぎゅうってして寝てあげる。……ほんとうにもう、仕方ないなあ、葉山くんは。 (ぎゅうっと頭をだきしめた。名前を呼ぶ声はかすれていて、本当に威厳なんてなかったけど、言い切ったのは意地で) 起きるまでは、ずっと傍にいてね。――おやすみなさい、葉山くん。本当にいままで、楽しかったよ。 http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/5556/1412510893/227
228: 汐見 潤 ◆IW7Wtsk.jU [sage] 【ズルいんだから、そういうところも好きだけどね――今度こそ、本当におやすみなさい、葉山くん】 【限界がきちゃうまえに、ちゃんとお礼を、いっぱいのありがとうを】 【今までたくさん遊んでくれて本当にありがとう。とってもとっても、楽しかったよ】 【こんな時間まで、すっごく嬉しかった。本当は見送りたかったけど、見送らせてくれないんだもん、もう】 【君のお返事を見て、おやすみすることにするね。――明日から、また1週間、体壊さないように頑張ってね】 【楽しい時間をいっぱいありがとう。本当に素敵な遊び相手に出会えて、すっごく幸せよ】 【――じゃあ、あとを託して眠ります。葉山くんにも、どうかいい夢を……えへへ、愛してるよ】 http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/5556/1412510893/228
229: 葉山アキラ ◆TPDFc9K83M [sage] >>227 (大丈夫――見えなくても、会えなくても…俺はずっと、どこかで元気にしてる) (温もりがなくなっても…いつか、他の温もりが包んでくれる。…そんな日が、きっと来る) (その時はそう遠くないはず…だけど今はまだ、今だけは――温もりが必要な彼女のためにぎゅっと抱きしめたまま) 俺も――ずっと、言いたかった。だって無理して別れる必要なんて…ない。 この先別れてもさ、新しい出会いとか、正直…全然楽しみじゃないんだ。 お前と一緒じゃないと…意味がなくて…やり残した事も、いっぱいあって…。 別に、本当に時々言葉を交わすだけでいいんだ。お前が望むなら他の出会いを求めたっていい、その合間でいい。 まだもう少し関係が続くかもしれないし、そのうち、自然に気持ちが消えるかもしれない…その時まで、本当に時々でも――言葉を交わせれば…。 (思っていた事を、言葉に乗せる。…言うつもりがなかった言葉は…ひとたび溢れ出してしまえば止まる事はなくて) (…やっぱり、もう少し早く別れておけばよかった。最後の最後にこんな事を言うなんて――最後の最後に後悔してしまうなんて) ――でも…そうだな。 大好きだから…お別れにしないとな。 本当はここで終わるのが一番いいって分かってる。…分かってるんだ。それなのに…俺は――仕方のない奴なんだよ。 (ぎゅうと首筋に擦り寄って、甘えるようにじゃれついた。少しだけ肩が震えて…だけど、すぐ安らぐように力を抜いて) …起きるまで、ずっと傍にいるよ。ゆっくり…おやすみ。 辛い想いをさせて…ごめんなさい。そして――今まで、本当に今まで…ありがとう。 (首筋に埋めていた顔を持ち上げ、すり…と頬を触れ合わせた。甘えるように、甘えさせるように…好きだって気持ちをめいいっぱい乗せて) ――大好きだよ。 (ぎゅ…と抱きしめ、今までの想いを胸に――瞳を閉じた) http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/5556/1412510893/229
230: 葉山アキラ ◆TPDFc9K83M [sage] >>228 【だからズルくなんかないって言ってるだろ。…俺はいつだって、ぎりぎりのせいいっぱいなんだ】 【俺の方こそ――心からの、ありがとうを】 【最後だと思うと言いたい事が沢山あって…なかなか終われなくて、困るな。…本当に困る】 【だけど見送るのは俺の役目だ。従者がご主人様を見送るのは当然の事だろ?】 【潤も明日から一週間――いや、遠くに行くのは一週間以上になるんだったか?…頑張りすぎないように、頑張れよ】 【寝落ちしてもベッドまで運んでくれる奴はもういないんだ、無理はするな。…それか、早くベッドに運んでくれる相手を見つける事だな】 【言い残した事もやり残した事も沢山あって――哀しい気持ちも、喪失感も、未練も沢山ある】 【だけど同時に…吹っ切れて、清々しくもある】 【きっとまた、時々――寂しくなる事もあるけど、大丈夫だ。季節が変わるように…寂しさも薄らいで行く】 【じゃあな、潤。最後にひとこと、ふたこと…蛇足があるが今度こそ終わりだ】 【色々あったけど…今はこの気持ちでいっぱいだ】 【――ありがとう】 http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/5556/1412510893/230
231: エルバ・ナイトロンド ◆TPDFc9K83M [sage] おはよう――これを見る頃はこんにちは、かな。…俺が来るとは思わなかっただろ? (傷跡の残る瞼を閉じ、にっと笑いかけ) で――俺が来たって事は当然、「レンズと悪魔」全12巻、読了したぜ。 正直、最初は「面白いんだけど…」という気持ちで読み進めてた。 「だけど…」の部分としては「魅力的なのはキャラクターで、八眼争覇の顛末含めストーリー自体はそこまで興味がわかないな」そう感じてた。 つまりプロットよりもキャラにのみ魅力を感じてた…って、なんか俺、上から目線で偉そうだな。 まあ読者なんていつの時代でも上から目線になるもんだから許して欲しい。 (開き直り) でもストーリーが進むにつれて、前半のほのぼの…悪い言い方をすれば「殺しあいの割にはちょっと温いな」 と感じさせる雰囲気から殺伐とした展開になってきて――巻で言えば8、9巻あたりかな。そこから一気にラストまで読み終えた。 前半のほのぼのした日々があったからこそ後半の怒濤の展開で胸に迫るものがあったし 何よりサブキャラクターや名前のみ明かされていた奴らが物語に関わってくるのがたまらなく面白かった。 特にフィールディングとか地味すぎで「こいつこの物語にいらねえだろ…」なんて思ってたけどきっちり見せ場を作ったのは流石だな。 ポッと出のキャラを出す訳でも最初から全ての要素を開示するでもなくちりばめられていた要素がひとつひとつ収束していく感じ、後半は本当に読み進めていく手が止まらなかったぜ。 それと個人的な好みとして、SF要素が入ってたのが引き込まれる要素のひとつだった。 完全なファンタジーだと他所の世界のお話って感じだけど、SFってさ、今の世界と地続きって感じがして好きなんだよな。 例えファンタジーやライトノベルでもSF要素が入ると世界観にグッと魅力が出て来る…そうは思わないか? ただもう少しロマンスがあった方が良かったぜ。せっかく魅力的な奴が沢山いたんだ、もっと色恋沙汰があった方が…とは思うが。 「ルウウナアア好きよー!」「僕もだー!」ぶちゅー。 みたいなやり取りがあったらあったで物語がダレるような気がするから臭わせる程度でいいのかもな。…どうしてよりによってこのふたりなんだって突っ込みはするなよ? キャラクターは、ルナ・ルガやグレン・ダールみたいな、耽美…というか「現実にはいそうにないイケメン」が最初はお気に入りだった。 ま、俺は昔からそういうキャラを好きになりやすいんだが。 だけど読み進める内に主人公、つまりこの俺エルバ・ナイトロンドに感情移入するようになった。 俺は主人公に感情移入するってあんまないんだけどな。 その点この作品は俺にとって「主人公と共に歩めた」希有な作品だと思ってる。 あと…女性キャラでは…あー…う…。 テッキ、アルテキア・バベルハイズが…好き…だった、ぜ。 最初はそうでもなかったけど、壮絶な過去が明かされたあたりから…気になるように…。 やっぱ、ただ可愛いだけ、心底明るい奴より、心に脆さや傷を持ちながらそれに負けないよう生きてる奴の方が…好き…だ。 あー!「俺」でテッキを好きって言うとか…う…ー……うあー…(赤面) あ、で、でも、最初は頼れる味方で、途中ボスとして立ちはだかって、そして最後は助けられる…ってこの物語のヒロインはサクラだよな。 ヒロイン度高すぎる…逆に、ファルナはメインヒロインと見せかけて最初と最後以外出番がないという…不憫だ。 と言う訳で、レンズと悪魔、そしてお前が好きだと言ってたテッキ…も、俺は好きになる事ができた。 正直、こんなにも熱中できるとは思わなかった…舐めてたぜ。 隠れた名作ってのはこういう事を言うんだな――こんなにも面白い作品を俺に教えてくれてありがとう。 しかし、ギルベルトでエリザベータを呼んだあの日にはこんなお別れは予想してなかったぜ。 …まあいい、俺が許せないものはこの世にみっつある。 ロマンティックじゃない出会いと、波乱のない日々と、サプライズのないお別れだ。 ――と、最後に弱気を見せて、さらに蛇足まで付け加えたが…それも含め、もう思い残す事はなくなった。 弱い俺を最後に甘えさせてくれてありがとう。 当然、これに対する返事はいらない。 ――最後の最後にもうひと言、次で本当の最後だ。 http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/5556/1412510893/231
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