[過去ログ] 【◆IW7Wtsk.jU】遠月学園汐見ゼミ2【◆TPDFc9K83M 】 (238レス)
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227(1): 汐見 潤◆IW7Wtsk.jU 2014/10/26(日)07:02 AAS
>>226
(もともと眼鏡をかけていない先が、涙で掠めば何も見えなくなる)
(目をつむればまっくらで、わかるのは彼の声とぬくもりだけだ。眠ってしまえばそれがもう、なくなってしまう)
(それが嫌だと、子供のようにぐずった。傍にいてほしいって、喚いても仕方ないと知ってるのに)
お別れなんて、やめにしよう、葉山くん。
だいすき、なの。そばに居て、……葉山くんじゃないと、だめなの。ずっと、縋りつきたかった。
もっともっと、いっぱい甘やかしたいし、甘やかしてほしい――もっと、いっぱい私のことぐちゃぐちゃにして。
週に一回でも、月に一回でもいいよ。……葉山くんから、離れたくない。大好きよ、葉山くん。
(ふわふわと、嬉しそうに笑う。涙を見られないように、手を伸ばして彼の目を覆うと額に唇を落として)
(でも、分かっているのだ。それがままならないことくらい)
大好きよ。――だから、……おやすみなさい。
だいすきだから、これでちゃんとさよならしなきゃ。――それが、私が君に大人ぶってできる最後のことだもの。
ぎゅうってして寝てあげる。……ほんとうにもう、仕方ないなあ、葉山くんは。
(ぎゅうっと頭をだきしめた。名前を呼ぶ声はかすれていて、本当に威厳なんてなかったけど、言い切ったのは意地で)
起きるまでは、ずっと傍にいてね。――おやすみなさい、葉山くん。本当にいままで、楽しかったよ。
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