型月とジョジョの奇妙な冒険 第十二部 ファンタズムブラッド (935レス)
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イリヤの奇妙な冒険26
2016/10/19(水)21:11
ID:wUkee6kg0(4/10)
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914: イリヤの奇妙な冒険26 [sage] (……そのままルヴィアさんは逃走。朝まで二人はおいかけっこをしていたそーな。そして、今朝になったら突然この状況なんだよね……) あれから一度、疲れ切った体を休めるために家に戻り、朝になったら美遊が玄関まで迎えに来ていた。 それから一緒に学校に来たわけだが、通学路でもずっと引っ付きっぱなしなのだ。正直恥ずかしいが、振りほどくほど迷惑というわけではない。 ただわけがわからないだけだ。 (何がなんだか……や、別にいいんだけど) イリヤの葛藤に気づいているのかいないのか、美遊はベタベタと離れない。 「まーいいや! ミユキチも丸くなったってことで! 今後とも仲良くしていこーぜっ!!」 細かいことを考えるのをやめた龍子が、能天気な笑い声をあげて、美遊にベシベシと親愛を込めて、軽いチョップをベシベシと入れる。 が、 「は? どうして貴方と仲良くしなくちゃいけないの?」 美遊は、そんな気安い龍子の手をはじき、冷酷に言い放った。 氷の針のような眼差しが、龍子を、クラスメートたちを突き刺す。 「私の友達はイリヤだけ。貴方たちに関係ないでしょう? もうイリヤには近づかないで」 殺気さえ感じさせる冷たい声に、雀花たちは血の気が引いた。本気だとわかった。 「う……うおおアアアアアアッ!!」 「な……泣かせたぞーッ!!」 龍子がギャーギャー泣き出し、雀花が慌てる。しかし、誰より慌てたのはイリヤだ。 「ちょ、ちょっとミユ~~ッ!?」 「?」 ガッと美遊の肩を掴んで迫るイリヤに、美遊は自分の行動にまるで疑問を持っていない様子で小首を傾げる。 「何を怒ってるの……? 私の友達は生涯イリヤだけ。他の人なんてどうでもいいでしょ?」 「何それ重ッ!? ていうか友達の解釈ヘンじゃない!?」 困惑の色を浮かべ、イリヤの方こそおかしいと言わんばかりの美遊に、イリヤは頭を抱える。 (わっ、わからない……っ! イヤ、結構前からそうだったけど、この子が何考えているのかわからない……っ!! 誰か助けてっ! ルヴィアさんは……駄目だっ!! ア、アヴドゥルさんっ……戻ってきてぇっ!!) 胸の奥で、真剣に呼びかけるが、それは無理である。 唯一の常識人、モハメド・アヴドゥルは、もう日本を出てしまったのだから。 ◆ 凛とルヴィアが去ってしまった後、ポカーンとしていたイリヤたちに、アヴドゥルは声をかけた。 「あー……それでは、私もこの町を去るとしよう。君たちには世話になった」 決戦を終え、強敵を倒したハッピーエンドの空気とは思えぬ、コメディチックな空気の中で、少し言いづらそうであったが、アヴドゥルは真摯に感謝の言葉を述べる。 「セイバーにバーサーカーに、モンスター……私の炎が通用しない相手があれほどいるとは。補助程度の役割しかできなくてすまなかった」 申し訳ないと謝罪するアヴドゥルであったが、その3体はサーヴァントの中でも規格外の輩だ。むしろそれら以外のサーヴァントになら正面から戦えて、勝ち目もあるというのが恐ろしい。 補助にしても、彼の炎が注意を引き、時間を稼いでくれなければ詰んでいた局面は幾つもあった。 「い、いいえっ、私こそ、お世話になりましたっ!」 「ミスター・アヴドゥルには、助けられました」 イリヤが慌てて頭を下げる。美遊もまた、クールに礼をする。 「ふふ……いつまでも仲良くするんだぞ? また縁があったら会おう」 赤き炎を操る、褐色の戦士――モハメド・アヴドゥル。 最後まで、頼れる大人のイメージであった。 ◆ http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/995/1380084119/914
そのままルヴィアさんは逃走朝まで二人はおいかけっこをしていたそーなそして今朝になったら突然この状況なんだよね あれから一度疲れ切った体を休めるために家に戻り朝になったら美遊が玄関まで迎えに来ていた それから一緒に学校に来たわけだが通学路でもずっと引っ付きっぱなしなのだ正直恥ずかしいが振りほどくほど迷惑というわけではない ただわけがわからないだけだ 何がなんだかや別にいいんだけど イリヤの葛藤に気づいているのかいないのか美遊はベタベタと離れない まーいいや! ミユキチも丸くなったってことで! 今後とも仲良くしていこーぜっ!! 細かいことを考えるのをやめた龍子が能天気な笑い声をあげて美遊にベシベシと親愛を込めて軽いチョップをベシベシと入れる が は? どうして貴方と仲良くしなくちゃいけないの? 美遊はそんな気安い龍子の手をはじき冷酷に言い放った 氷の針のような眼差しが龍子をクラスメートたちを突き刺す 私の友達はイリヤだけ貴方たちに関係ないでしょう? もうイリヤには近づかないで 殺気さえ感じさせる冷たい声に雀花たちは血の気が引いた本気だとわかった ううおおアアアアアアッ!! な泣かせたぞーッ!! 龍子がギャーギャー泣き出し雀花が慌てるしかし誰より慌てたのはイリヤだ ちょちょっとミユッ!? ? ガッと美遊の肩を掴んで迫るイリヤに美遊は自分の行動にまるで疑問を持っていない様子で小首を傾げる 何を怒ってるの? 私の友達は生涯イリヤだけ他の人なんてどうでもいいでしょ? 何それ重ッ!? ていうか友達の解釈ヘンじゃない!? 困惑の色を浮かべイリヤの方こそおかしいと言わんばかりの美遊にイリヤは頭を抱える わっわからないっ! イヤ結構前からそうだったけどこの子が何考えているのかわからないっ!! 誰か助けてっ! ルヴィアさんは駄目だっ!! アアヴドゥルさんっ戻ってきてぇっ!! 胸の奥で真剣に呼びかけるがそれは無理である 唯一の常識人モハメドアヴドゥルはもう日本を出てしまったのだから とルヴィアが去ってしまった後ポカーンとしていたイリヤたちにアヴドゥルは声をかけた あーそれでは私もこの町を去るとしよう君たちには世話になった 決戦を終え強敵を倒したハッピーエンドの空気とは思えぬコメディチックな空気の中で少し言いづらそうであったがアヴドゥルは真に感謝の言葉を述べる セイバーにバーサーカーにモンスター私の炎が通用しない相手があれほどいるとは補助程度の役割しかできなくてすまなかった 申し訳ないと謝罪するアヴドゥルであったがその3体はサーヴァントの中でも規格外の輩だむしろそれら以外のサーヴァントになら正面から戦えて勝ち目もあるというのが恐ろしい 補助にしても彼の炎が注意を引き時間を稼いでくれなければ詰んでいた局面は幾つもあった いいいえっ私こそお世話になりましたっ! ミスターアヴドゥルには助けられました イリヤが慌てて頭を下げる美遊もまたクールに礼をする ふふいつまでも仲良くするんだぞ? また縁があったら会おう 赤き炎を操る褐色の戦士モハメドアヴドゥル 最後まで頼れる大人のイメージであった
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