( ^ω^)はシークレットゲームに挑むようです (597レス)
上下前次1-新
256: 2011/06/07(火)12:47 ID:UkJEejag0(6/32) AAS
( ^ω^)「それにしても、やっぱり銃を相手にするのを見据えたほうがよさそうだおね」
(,,゚Д゚)「心配か? 仮にそいつが恨み晴らしにきても返り討ちにしてやるぞ。安心しろ」
( ゚∀゚)「いや、その必要はない」
そういいながらジョルジュはこちらにPDAを見せてくる。
( ゚∀゚)「そいつはもう死んでいる」
省4
257: 2011/06/07(火)12:50 ID:UkJEejag0(7/32) AAS
( ゚∀゚)「あーあ、標的増えちゃったよ。面倒だ」
そういいながらため息をつくジョルジュ。
僕としては参加者を狩ってもらえるのはちょっとうれしいが。
危険なやつがいるなら尚更だ。
(,,゚Д゚)「そういえばお前の今のターゲットは何人ぐらいいるんだ?」
( ゚∀゚)「んー……3人、だな」
ミセリとかいう女を殺したツン
デレを殺したクーという人物
そしてモナーを殺したオワタ、か。
省12
258: 2011/06/07(火)12:50 ID:UkJEejag0(8/32) AAS
作戦会議がひと段落ついたところで武器を分けることになった。
苦労して集めた武器と食料だが、殆どがこちらの手元に残っている。
ドクオとアニジャには申し訳ないが安心できる。
( ゚∀゚)「せっかくだから俺はこのショットガンを選ぶぜ!
あ、あとこの二つの手榴弾ももらっとく」
そういってASG-12と呼ばれるショットガンと手榴弾を手に取るジョルジュ。
何かこだわりでもあるのだろうか。
(,,゚Д゚)「俺はコンバットナイフと防弾チョッキを貰おう」
( ^ω^)「お? 他の武器はいらないのかお?」
省8
259: 2011/06/07(火)12:51 ID:UkJEejag0(9/32) AAS
――三日目 朝――
空がまだ薄暗い。
早朝に起床した僕らは早々に動き出していた。
目的はツン、クー、オワタの捕獲、もしくはジョルジュによる殺害。
この広いステージの中、標的を探し出さなくてはならない。
だからこそ、標的が眠っているか若しくは動き出す前のこの時間に行動を起こすのだ。
( ゚∀゚)「山間部からいくぞ。山間部には猟師用の小屋がいくつかある。そこをあたる」
( ^ω^)「把握だお」
早足で森の中を掛ける。
周囲にはギコが気を張っていてくれている。
省13
260: 2011/06/07(火)12:52 ID:UkJEejag0(10/32) AAS
(,,゚Д゚)「ブービートラップばかりだな」
( ゚∀゚)「一つ一つがよく作りこまれている」
なんとか罠をかわしつつ、小屋に近づく。
だがギコのいったとおり人の気配はない。
( ゚∀゚)「っシ!」
小屋の中に突入してみるも、すでにもぬけの殻。
やはり何者かが拠点にはしていたものの、すでに去った後らしい。
省9
261: 2011/06/07(火)12:53 ID:UkJEejag0(11/32) AAS
(;^ω^)「これはひどい」
ぐちゃぐちゃになった死体。
辛うじて性別は判断できる。
(,,゚Д゚)「何か持っていないか探るぞ」
(;゚∀゚)「頼もしいな」
(,,゚Д゚)「俺一人に任せる気か?」
省11
262: 2011/06/07(火)12:53 ID:UkJEejag0(12/32) AAS
( ゚∀゚)「おら! ぼさっとしてる暇はねえぞ! 次だ次!」
いつのまにか辺りが明るくなってきている。
この小屋にたどり着くまでに相当時間を使ってしまったのだ。
( ゚∀゚)「次は当たりを引けるといいな」
(,,゚Д゚)「ハズレにしてもこういうのはもう勘弁だな」
( ^ω^)「こんなのが続くと精神的にどうかなってしまうお……」
省2
263: 2011/06/07(火)12:54 ID:UkJEejag0(13/32) AAS
(,,゚Д゚)「いる、な」
あれから何個の小屋をまわっただろうか。
たぶんこれで5つ目か?
少し離れたところから草木に身を隠し、小屋のほうを見る。
小屋のまわりが開けているせいで20mほどは身を隠すものがない。
近づくのはここが限界か。
( ゚∀゚)「ようやっと当たりか」
(,,゚Д゚)「ああ、間違いない」
( ´ω`)「もう疲れたお」
省11
264: 2011/06/07(火)12:54 ID:UkJEejag0(14/32) AAS
( ゚∀゚)「まず、ターゲットは俺が殺さなくてはならない」
(,,゚Д゚)「ああ。とりあえず生かしておいて止めをお前に任せる。それでいいな」
ターゲットと直接相対するのはギコだ。
相手は相当な実力者。ならこちらも規格外をぶつけるまでだ。
( ゚∀゚)「俺とブーンはサポートだ」
( ^ω^)「把握した」
省9
265: 2011/06/07(火)12:55 ID:UkJEejag0(15/32) AAS
そうこうしているうちに標的に動きが見えた。
どうやら向こうも自分の条件を達成しに動き出すみたいだ。
辺りの空気が緊張で張りつめる。
( ゚∀゚)「森に入られると厄介だが……広い場所でもそれはそれで厄介だな」
いついくか、迷いどころだ。
決断の時。
だが焦っていたせいか、気配を悟られてしまったらしい。
標的は咄嗟にこちらを見、そして武器に手をかける。
(;゚∀゚)「くっ」
省8
266: 2011/06/07(火)12:56 ID:UkJEejag0(16/32) AAS
第12話「衝撃」
それぞれのPDAとクリア条件
A ξ゚⊿゚)ξ素数ナンバーのプレイヤー全員の殺害
2 ミセ*゚―゚)リゲーム開始から一番長く一緒にいたパートナーの殺害
3 川 ゚ -゚) JOKERのPDAの破壊
4 (´・ω・`) 自分以外のPDAを5台以上破壊する
5 ('A`)開始から累計48時間以上行動を共にした人間が存在し、且つその条件に含まれる人間すべてのクリア条件の達成か死亡
6 ( ゚∀゚) プレイヤーを殺害した他プレイヤー全員を殺害する
7 ( ^Д^) メモリーチップを10個以上所持し、他のプレイヤーには同数以上所持させない
8 ζ(゚―゚*ζ半径2m以内に入ったことがあるプレイヤー全員の殺害
省6
267: 2011/06/07(火)12:56 ID:UkJEejag0(17/32) AAS
特殊機能一覧
A 半径6m以内にあるPDAの特殊機能を使用できる
2 半径10m以内のPDAは特殊機能を使用することができない
3 半径50m以内にあるJOKERのPDAを初期化する
4 半径1m以内にいるプレイヤーが死亡した時、このPDAのプレイヤーを除く半径5m以内のプレイヤーの首輪を爆発させる
5 半径10m以内にいるプレイヤーのナンバー、クリア条件を表示する
6 死亡したプレイヤーを表示し、その死因、また他殺の場合誰に殺されたかも表示する
7 他プレイヤーのメモリーチップの所持数を表示する
8
9
省5
268: 2011/06/07(火)12:56 ID:UkJEejag0(18/32) AAS
――三日目 朝――
川 ゚ -゚)「んあ〜」
朝一番。ぐ〜っと体を伸ばすとそこら中がポキポキ音をたてる。
すがすがしい日だ。
殺し合いのゲームをさせられているということが嘘のように思える。
もともとの生活では朝から晩まで剣の稽古やら学校の勉強やらで休まるときがなかったからな。
こういう状況ではじめてのびのびとした生活が送れているというのも皮肉なものだ。
( ^Д^)「ふあ〜? あ〜……おふぁよう」
省6
269: 2011/06/07(火)12:56 ID:UkJEejag0(19/32) AAS
厨二病というものは何が面白いのだろうか。
現実は何も変わっていないではないか。心のなぐさめにすらならない。
むしろ現実とのギャップとの差でさらに絶望してしまうのではないか?
自分がヒーローだとか、実は他の人間とは違うだとか( ^Д^)「シカトか?」そんな妄想すればするほど心が廃れる。
……ま、自分としても現実から逃げたくなることはままある。
自分から厳しい人生に飛びこんでいって( ^Д^)「おーい……ぐえっ!」快感を得るなど一握りに人間だけだろう。
誰しも逃げ出してしまいたいものだ。
川 ゚ -゚)「しっかりしないとな」
(;^Д^)「とりあえず無表情で蹴るのはやめてもらえないか?」
川 ゚ -゚)「私は足を動かしただけだ。蹴られたのはお前に責任がある」
省3
270: 2011/06/07(火)12:57 ID:UkJEejag0(20/32) AAS
身支度を整え、とりあえず今日のことについて話し合う。
川 ゚ -゚)「本当に私の条件を優先してしまっていいのか?」
( ^Д^)「くどいぞ。文句たれる暇があるならささっとジョーカーを探そうぜ」
川 ゚ -゚)「そうか……すまんな」
本当にお人よしなやつだ。
こいつを相棒にできてよかったと思う。
……ちなみに恋愛フラグはたたんぞ?
省10
271: 2011/06/07(火)12:57 ID:UkJEejag0(21/32) AAS
( ^Д^)「総当りでしか方法がないってんなら早速探しに出るべきだな」
川 ゚ -゚)「そうだな。装備は大丈夫か?」
( ^Д^)「ああ、要らないものは全部捨てた。必要最低限で固めてバッグに入れてあるぜ」
川 ゚ -゚)「その『童貞』というアイテムは必要なのか?」
( ^Д^)「呪われててはずせないんだ。はずすの手伝ってくれるか?」
省17
272: 2011/06/07(火)12:59 ID:UkJEejag0(22/32) AAS
川 ゚ -゚)「!!」
咄嗟に剣を引き抜く。
……すこし離れたところにあるあの茂みの陰か?
神経を尖らせても殆ど感じない、しかしながら確かにほんの少し殺気を感じる。
余程の達者な者達か……。
一体誰だ。昨日の男か?
川 ゚ -゚)「……」
( ^Д^)「……」
プギャーもこちらの緊張を感じたらしく、ボウガンを構える。
さて、鬼がでるか蛇が出るか。
省14
273: 2011/06/07(火)13:00 ID:ZfoXq7mo0(1/2) AAS
来てたのか!
wktkwtk
274: 2011/06/07(火)13:03 ID:UkJEejag0(23/32) AAS
(,,゚Д゚)「ふんっ!」
川;゚ -゚)「なっ!」
木陰の影から飛び出てきた男がいきなりまわり蹴りを放ってきたのだ。
気配も殺気もまったく感じなかった。
だが運よく男の放ったまわし蹴りを避けることができた。
鍛え抜かれた反射神経のおかげだ。
川;゚ -゚)「あぶないあぶない」
(,,゚Д゚)「おらよっ!」
省14
275: 2011/06/07(火)13:04 ID:UkJEejag0(24/32) AAS
(,,゚Д゚)「へえ……珍しいことしてくるな」
川;゚ -゚)「どんな反射神経してるんだ」
完全に虚をついたはずなのに簡単にかわされてしまった。
だが間合いを保つことはできた。
こちらは刀。相手は見る限り素手だ。
剣道三倍段という言葉がある。
素手の者が剣を扱う者に挑む場合、剣を扱う者より3倍の段数を誇らなければ相手にならない。
ましてや真剣。完全にこちらが有利だ。
(,,゚Д゚)「……ククク」
省16
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