日系ブラジル人事件簿 (23レス)
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14: 2007/11/22(木)02:07 ID:1hKARWhg0(2/5) AAS
外国人指紋採取は安全のための必要悪なのか

 2003年、ドイツで拘束されたフランス人のアルカイダ幹部のリオネル・デュモンは、それまでに何度も日本に入国し、新潟県などに滞在していたことが分かっている。しかも、そのデュモンは、新幹線などの写真を所持し、日本でなんらかのテロの準備をしていた可能性をも疑われている。

 今回の法律改正には、そうしたテロリストの入国を水際で防ぐという大義がある。

「9・11」の米同時多発テロ以降、各国政府は、外国人の入国審査を強化している。対テロ戦争を掲げ、アフガニスタンおよびイラクの和平のため、海外で自衛隊を展開している日本もその例外ではない。いつ日本人がテロリズムの犠牲になっても不思議ではない状況下にあるのが、現在の世界の現実なのである。

 実際に、2001年の米同時多発テロでも、2002年のバリ島での爆破テロでも、邦人の犠牲者が出ている。つまり、対テロ戦争に参戦しようがしまいが、もはや世界中のどの国家も、この種のテロリズムとは無関係ではいられなくなったのだ。
鳩山発言記事は
政治宣伝に利用されたか

 さて、考えさせられると書いたのには理由がある。いま発売中の『週刊朝日』で、鳩山法相が指すテロリストの日本入国について、次のように書いたばかりだからだ。

〈アントンは、イスラム教の布教伝道活動の一環として来日している。時期は2004年3月ごろ。滞在先は、愛知県の新安城モスクだ。導師として、少なくとも1ヵ月滞在していたようだ。その間、公安当局(警察)は、〈行動確認対象者〉としてアントンの行動を完全に把握している。だが入管(法務)などがこの情報を得たのは彼の離日後だ(公安関係者)〉(週刊朝日/11月30日号)。

 鳩山邦夫法相が、バリ島のディスコ爆破事件に関与したとされるイスラム過激派のアントンの情報を示して、法務、警察、外務、防衛の4省庁に「警告」を発したのは、2003年のことである。

 ところが、それら官庁の一部は事実上、この国会議員による「警告」を無視した。該当者であるアントンが日本への入国を果たしていたのは、まさしくその直後である。
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