真夏の夜の淫夢★1734

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809: いやあ名無しってほんとにいいもんですね [sage] 2024/12/19(木) 20:54:19.69 ID:発信元:2001:268:9899:2e99:*

2024年　12月19日　はれ

小学生の頃のワタシは、パズルやクイズや迷路、漫画なんかが心底好きな子どもだった。ノート数冊分、まるごと何かを創作したりしていた。おそらくそれが高じて、中学生くらいからはミステリー、それも“推理モノ”が好きになっていったし、デザイナーの道に進んだんだろうなと思う。と言っても、古典的な名作たちはワタシにはとっつきづらくて、入り口はやっぱりマンガで読んだ『名探偵コナン』、『金田一少年の事件簿』など。『古畑任三郎』なんかも実に思い出深い。ちょっと敷居低めの推理モノのコンテンツ、けっこういっぱいあったんだなあ。考えてみればコナンも金田一も古畑も、はっきりと先に立つミステリー作品の存在ありきで作られてる点が共通してる。
ワタシは大人になった今もミステリーが好きだし、考えることがやっぱり好きだ。ただ、いつの間にかものすごく苦手になってしまっていたタイプのミステリーがある。それは「密室殺人」を扱う作品。
これには、はっきりとしたきっかけがある。おそらく10年くらい前、同居人が『名探偵コナン』を観ていた。何気なくワタシもチラ見したそのとき、聞こえてきた冒頭のコナン君のナレーションに耳を疑った。正確な書き起こしは出来ないケド、
「俺と服部は、Wデートの行き先を決めるために、オッチャンの巻き込まれた密室殺人事件をどちらが先に解決できるかで、推理対決をした」
…と、そんなことをこのガキんちょは言い放ったのである。びっくりした。そして「あ、ダメだこいつら」と、思った。その一言はあくまでイントロダクションで、事件の詳細は全く描かれず、Wデートしてるシーン（場所は忘れた）からのそのエピソードの本題はスタートする。
そのときは、あまりの倫理観の崩壊っぷりに笑ってしまったのだけれど、あの日の一言で、なんだかうんざりしてしまった。物語の中だけ見れば、コナンも服部も高校生なわけで、つまりは見た目は子ども、頭脳はまだ若造なわけで、このくらいチャラついてしまったのも仕方がないのかもしれない。だけど、このシナリオを書いた人や、それを通してなにも疑問を感じなかった関係者がいるのだと思うと、なんだかなあ～と思う。オッチャンや警部が「亡くなった方がいるんだぞ。ゲームじゃない。」と一喝入れてやるとか、そういう立場の人間がいてくれたらまだしもなのに。
はーやだやだ。

http://pug.5ch.net/test/read.cgi/siberia/1734172813/809

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