[過去ログ] 徳島市再開発 その13 (1002レス)
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170: 2023/11/21(火)12:37 ID:OyxINheW(1) AAS
 そこで札幌市は、事業者選定から施設整備までを迅速に行えるリース方式を選択。工法は、工期が短くコストを抑えた施工ができる鉄骨造でホールを建設することとした。公共ホールは鉄筋コンクリート造か鉄骨鉄筋コンクリート造で建てるのが通例であり、鉄骨造の採用は例外的ともいえる。しかし、鉄骨造を採用した結果、旧・市民会館の閉館からわずか1年9カ月(うち工期は約8カ月)という短期間で札幌市民ホールのオープンにこぎつけることができた。

 リース事業者は、公募型プロポ―ザルで大和リースが選定された。リース期間は2008年12月13日(ホールのオープン日)から2015年3月31日までの約6年3カ月。リース料(賃借料)は総額約20億6699万円。札幌市の市有地である市民会館の敷地に大和リースが市の意向に沿って整備した札幌市民ホールを、オープン日から市が賃借する形だ。リース期間終了後には、同社が施設の所有権を市に無償譲渡するという条件だ。また、リース期間中の市有地の貸し付け料については無償とした。市が土地の貸付料を徴収した場合、その金額は結局リース料に反映されることになるためだ。

 札幌市民ホールと同様の1500席規模の音楽ホールを鉄筋コンクリート造/鉄骨鉄筋コンクリート造で整備しようとすれば、一般的に整備費用は100億円以上かかるといわれている。一方、鉄骨造の札幌市民ホールは、前述のように20億円程度で整備できた。

当時と現在の状況を引き比べて「材料費の高騰や職人の人手不足もあり、今ではこの金額で建てることはできない。工期ももっとかかる」と解説する。とはいえ、整備費が2倍になっても40億円、3倍でも60億円。コストは大幅に抑えることができる。

 もちろん、1500席規模で本格的なクラシックやオペラの公演に対応できるような音響品質や格式の高い内外装の音楽ホールを求めるなら、20億円で建てることはできない。また、鉄骨造の場合、鉄骨を組みあげて建物をつくるため、「四角いハコ」のデザインでないと設計しにくいという制約もある。

 しかし、本格的なクラシックやオペラ公演レベルの品質は、本当にどの自治体のどのホールにおいても必要なのだろうか。実際、札幌市民ホールの音響への評価は決して低くない。また、生涯学習などで市民が活用する機会も多い公共ホールの建て替えの場合、施工期間はできるだけ短い方が良いという面もあるだろう。
外部リンク:project.nikkeibp.co.jp
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